・はじめに
私の住んでいるセブは英語留学のメッカと言われています。(今はコロナで休業中)
なぜフィリピンで英語なの?と思われる方も多いかと思いますが、フィリピンでは英語が公用語になっていて、小学校から英語の授業があり、みんな普通に英語をしゃべります。
ファストフード買うにも、仕事をするにも英語で事足りるので、私は現地語が全く覚えられません。私の英語はたいしたことはないのですが、とりあえず生活のための英語はできてますという感じでしょうか。
ところで、ふと日本のシニアの人達にいまさら英語もないだろう、とは思ったのですが、勉強したいという奇特な方もいらっしゃるかと思い、ちょと考えてみました。
これから英語でも勉強してみるか、とか、英語を使わないといけない状況になっている方、とかの参考になれば幸いです。
シニアに英語は必要か?
そもそもシニアにいまさら英語は必要なのでしょうか?
日本にいたら英語を使う必要がないので、英語を勉強する必要性は感じません。
・外国のからの観光客、ビジネス客
コロナ以前の日本は外国からの観光客がすごく多くなり、英語の必要性が改めて認識されました。
また、仕事ではグローバル化も進み、英語は当然のように使われています。
これは、定年後のアルバイトやボランティアなどで、外国人客への対応で英語が必要になる可能性が高い、ということではないでしょうか。
コロナが終息し、オリンピックの開催されれば、英語が必要になる場面もでてくることも考えられます。
・海外旅行で使える
あとは定番ですが、海外旅行のときに英語が使えたら、ということでしょうか。さすがにこの歳で海外の団体行動はちょっと避けたいですよね。
・趣味として
英語を趣味として人と交流する機会が増えるかも知れません。
英語の情報は無限大です。小説などの文学、サッカーやクリケットなどのスポーツ、その他いろいろなテーマがあります。
自分で英語の小説を読んだり、英語の情報を検索したりというだけでなく、このような趣味を通して国内がの人達とSNSで繋がる、とかも今どきは可能です。
いまさら英語が身につくのか
勉強してみましょうと言っても、問題は「いまさら英語が身につくのか?」とツッコミが入りそうです。
まさに仰る通りで、ボケ防止のために英語の勉強をさせるのかと、皮肉を言われそうです。
・英語学校や英語商材サイトの言い分
『英語学習を始める年齢には特に制限はありません。最近は60才を超えたシニア以降で英語を勉強し始める人もたくさんいます。
あくまで「英語でコミュニケーションを取ること」を目標とするならば、何才からでも間に合います。 』
そりゃぁ年齢制限なんてものはないでしょう。やる気さえあれば何歳からでも勉強はできるとは思いますが。。。 問題はコミュニケーションのレベルですよね。
・ぶっちゃけどうなの?
個人の資質と努力でもちろん違ってきますが、海外に住んで日常生活で困らないくらいにはすぐになると思います。
海外で生活する(お金を使う側)のであれば、使う英語は限られます。実際は英語能力自体より、相手の意図を推定したり、自分の言いたいことを何とか伝える意思、みたいなことが重要かと。それに慣れもありますね。
最近は会話のできるスマホアプリもできたので、最低限はどうにかなるかと。
もちろん、英語でビジネスをやろうなんて考えちゃいけません。
どうなりたいのか?(目的)
英語を勉強するにしても、どのように英語を使いたいかということで、英語の勉強は大きく違ってくると思います。
英語が趣味なら良いのですが、目的がふわっとしていて、ただ英語が勉強したいです、というのは英語学校の良いお客様になりそうですね。
決して、英会話学校などのおだてに乗らないほうが良いかと思います。英会話学校などは必要に応じて使い分けたいですね。
まずはどうなりたいかの目的があるはずです。
ネイティブと全て同じくらいまでというのは、実際ほとんど無理だと思いますが、特定の目的のための英語であれば、その目的を達成できるレベルまで使えるようになることは可能だと思います。
もう若くないので英語でしたい事は1つに絞りましょう。
例えば以下のようなことです。
・英語小説を原文で読みたい
・個人で海外旅行をしたい
・海外で暮らしたい
・外人の恋人を作りたい(今更?)
・洋画やCNNを字幕なしで見れるようになりたい
→これは実際難しいと思いますが
・趣味としての英語
→ありはありと思いますが。英語を勉強すること自体が楽しいということであれば
ほかにも目的はいろいろあるかと思いますが、目的を明確にすればするだけ効果的な対応(勉強)ができるというものです。
何をすればよいのか?
英語を勉強するということになると、いろいろなやり方があります。私も今までいろいろなやりかたをしましたし、何百万円も使いました。
・独学(TV,ラジオ、本、スマホ)
・英語学校(国内で通い)
・オンライン英会話
・英語留学
・・・
でも結局あまり効果がなかったのかなぁと思います。
唯一、TOEICの専門学校だけ成果がでました。これは目的がはっきりしていたからだと思ってます。
効果的な勉強とは?
なぜ英語の勉強で効果が出ないのでしょうか?
目的に合った勉強をしていないから、だと思います。英語の基礎は学校の時に勉強しているので、必要なのは目的にあった勉強です。今からネイティブなんかになる必要はないのですから。
そして、英語の勉強は英語だけを勉強すると思ったら大間違いだと思います。
英語を使う目的を達成するためには、英語以外のこともたくさん知らないと目的が達成できない場合が多いということです。
例えば、個人で海外旅行をするのに、日常英会話だけを勉強しても役立つ部分は少ないでしょう。それより、旅行先の国の事情や移動手段、ホテルとかの情報を詳しく調べたほうがずっと役に立ちます。
How are you doing? (やあ元気?)
Actually, I’m hangover. (実は二日酔いでさ)
日常会話でよく使われるこのフレーズも、旅行ではまず使いません。なんせ、親しい友人なんていないのですから。
旅行のシーンに合った会話、それも典型例を1つだけ覚えたらいいと思います。
Check-in please. / Check-out please.
ホテルならこれだけで十分でしょう。あとはパスポートを出せばOK。
どうも、学校などでは別の言い回しがどうのこうの言いますが、たくさんあって何も覚えられないので無駄です。実践すればそのうち覚えますから。
無駄な英会話を勉強するより、現地のSIMカードの買い方を予習しておくほうが重要かも。
スマホさえ使えれば、翻訳もバッチリですから。
魔法のことば
もし、何か言われて分からなかったら、『魔法の言葉』を返せばいいだけです。
Sorry?
たったこれだけ。
意味は「すみません、何とおっしゃいました?」です。
相手は同じ言葉を繰り返すか、別のやさしい言い回しで言ってくれます。物理的に聞き取れなかった場合や全く意味不明の場合などオールマイティに使ってます。
ガイジンさんもバンバン使ってます。
(※丁寧に言う場合は以下。覚える必要なし)
Sorry, could you say that again?
なぜこの言葉を、学校教育や英会話学校で習わなかったのか不思議でなりません。
現実の会話でどれだけ多用されていることか。。。
ちなみに、今まで何百人・何千人、そして何十カ国のガイジンと言われる人と会話する機会がありまたが、
I beg your pardon?
と言われたことは1度もありません。
さすがに学校教育ではもう教えていないと思いますけど。
いったい何だったんですかね。。。
英語が趣味なら何でもござれ
英語が趣味であればそれはそれで結構だと思います。
英語サークルやその他の集まりに参加されて、楽しく英語の勉強にいそしんでいただければ結構かと。
まとめ
さて皆さん、いかがでしたか?
「シニアがいまさら英語を勉強するってどうなの?」をご紹介しました。これから日々の生活を送る上での参考になったでしょうか。
いまさら英語を勉強するということは大変なことです。 英語が大好きならいざ知らず、普通の人は英語を勉強する目的があいまいだと途中で挫折すること請け合いです。私もいまさら勉強なんかしたくないです。
でも、何かの目的さえあれば、英語の勉強は続けられるし、効果は出てくると思います。
要は何のためにやるかでしょうか。
最後に、英語に関する書籍でとても役に立った本をご紹介して終わりにしたいと思います。
私はこの本で、どうにかフィリピンで仕事をすることができました。今でもこのフレーズだけは密かに練習してます・・・。
ご参考になれば幸いです・
では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。
(ご参考の本)
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