【タイ好き必見!】最も安く・簡単にタイの長期ビザを取得する方法(EDビザの取得)

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・この記事がお役に立つ人

・タイにロングステイをしてみたいのだが、VISAの問題で躊躇しているひと

・最も安く、簡単にタイの長期ビザを取得したいひと

 タイは日本人にとても人気のある国です。

 かつては観光ビザの延長を繰り返して長期滞在する人が後を絶ちませんでしたが、タイ政府から問題視され最近では厳しく制限されるようになりました。

 そのため、就業以外でタイに長期滞在するためには高額な費用がかかるタイランド・エリートビザかリタイヤメント・ビザなどを取得する必要があります。
(※リタイヤメントビザは預託金が高額です)

 しかしこれらのビザは、お試しでタイに半年や1年住んでみたい人には高額で敷居が高すぎます。もっと簡単にロングステイできる方法はないのか?

 それがあるんですね!その名も「EDビザ」
 私も現在EDビザでタイに滞在している一人です(2023年現在)

 では具体的にその中身を見てみましょう。

 

EDビザはお試しロングステイに最適

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タイでの長期滞在は難しくなっている

・ノービザ入国での最大滞在可能期間は30日

 2023年5月現在、日本人はノービザで30日間の滞在が可能です。
 滞在を延長したい場合は、イミグレーションにて最大30日の延長が可能(合計60日)。

 60日以下の滞在で満足できる人は長期滞在ビザを取得する必要はありません。

・長期滞在ビザの種類

 以前は近隣諸国でビザラン(ビザの延長手続き)を繰り返すことで長期滞在する、いわゆる「外こもり」がたくさんいましたが、政府の方針でビザランができなくなり「外こもり」も最近では一掃されました。

 本格的に家を借りてタイに住みたい場合は長期ビザを取得する必要があります。
 タイにおいて、普通の日本人が取得できる長期滞在可能なビザ(非永住ビザ)は以下の3種類に絞られるでしょう(労働関係のビザは除く)。

①タイランド・エリートビザ
 年齢制限はなし。高額の手数料が必要。
 
②リタイヤメントビザ(Oビザ,OAビザ)
 50歳以上の制限あり。預託金は高額。
 
③教育ビザ(EDビザ)
 学校に入学することで長期滞在が可能となる。

 
 結局今のタイ政府は、タイに長期滞在して欲しいのは金持ちだけなのです。貧乏人はタイに長期滞在するな!と言っているわけです。まあ、タイ政府としたら当然でしょう。

EDビザ取得に大金は不要

 つまり、タイに長期滞在できるビザを取得するためには大金を用意する必要があるということです。ただ、大金を注ぎ込んでいざ住んでみたら、タイの水に合わなかったということでは目も当てられません。

 その点、EDビザは半年から最長1年タイに住めるので、タイが自分に合うかじっくり判断できます。

 また、タイは英語があまり通じず、長期間の居住にはタイ語を習得することは必須です。なので、タイ語を勉強することは一石二鳥になり、決して無駄なことではないのです。
 

EDビザの特徴と他の長期滞在ビザの詳細比較

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 そのようなわけで、現時点ではEDビザはお金をあまりかけずにタイにロングステイする最善の選択肢といえるでしょう。

 それでは、EDビザとその他の長期滞在ビザの特徴を見てみましょう。

・EDビザ

 教育ビザと言われる通り、学校に通うために取得するビザです。

1.ビザ名称:ノンイミグラントEDビザ(教育ビザ)
2.有効期間:11ヶ月(注1)
3.更新可否:不可(再取得となる)
4.年齢制限:なし(学校の規則に従う)
5.就業制限:就業不可
6.取得条件:タイの学校への入学
7.取得費用:イミグレーション手数料:10,900バーツ
(初回:B2,000+更新:B3,500×2回+最後 B1,900)
   ※その他、学校費用がかかる
(タイ語学校AAAの場合、学費はB34,600)
8.必要書類:写真、パスポート(タイ入国後取得時)
      その他、携帯電話番号、住所は必要
9.その他 :
 (注1)1年間のビザではなく、90日有効なのビザを数回延長して最大11ヵ月の滞在が可能。正確には、90日x3回、60日x1回、入国時のビザなし30日でほぼ1年滞在可能となる。

【コメント】
・取得費用は純粋にイミグレーションの手数料のみ
・必要書類は全て学校が用意してくれるので、写真とパスポートを用意するだけ(超簡単)
・個人の銀行口座も開設可能(開設体験済)

 

・タイランド・エリートビザ

 金持ちはウェルカム!という分かりやすいビザです。お金持ちであれば安い買い物かもしれません。

1.ビザ名称:タイランド・エリートビザ
2.有効期間:5年〜20年
3.更新可否:不可(再取得となる)
4.年齢制限:なし
5.就業制限:就業不可
6.取得費用:最低60万バーツ(約240万円)多種ある
7.必要書類:代理店に確認が必要
8.その他 :
 様々な会員ならではの特典が享受できる。例えば、出入国時、ファーストトラックを利用でき、入国管理での手続きが素早く完了する。リムジンもあり、自宅から空港まで無料送迎サービスなどがある。(取得グレードにより異なる)
【コメント】
・それにしても、取得費用が高すぎ!
・お金持ちならいざ知らず、普通の人にはコスパ合わない

グレードの詳細はこちらを参照ください

タイエリートビザ (Updated 2023) | Siam Legal International
タイエリートビザは、タイの観光スポーツ省の子会社「Thailand Privilege Card Company Limited」で運営して、タイでの外国人にとって長期滞在プログラムです。

 

・リタイヤメントビザ

 東南アジアの国々ではリタイヤした小金持ちを優遇して滞在させてくれます。タイも同様に預託金を積むことで安価にビザを取得できます。

【Oビザ】
1.ビザ名称:ノンイミグラントOビザ
2.有効期間:1年間(2,000バーツ)
3.更新可否:更新可(1,900バーツ)
4.年齢制限:50歳以上
5.就業可否:不可
6.取得費用:①80万バーツの預託金(約320万円)
    ※日本またはタイ国内の残高証明要
  または、②月6.5万バーツ以上の年金(約26万円)
   ※年金証明は公証人役場にて英文の認証が必要
7.必要書類:外貨持込照明(送金証明、持込証明)
8.その他 :タイ国内で申請する

【コメント】
・50歳以上の人でタイ好き、という人におすすめ
・手数料は安い。自力取得はやや複雑だが十分可能だ!
  ※ボッタクリの仲介業者が横行しているとの噂
・銀行口座の開設、大金の持込みor送金が必要
  ※個人での銀行口座の新規開設がやや難しい
    →エージェント経由で手数料高いが開設可能
・預託金口座は滞在中40万バーツ以上をキープ要

※日本国内でも取得できる、O-Aビザもあるが、手続きが複雑なため、タイ入国後Oビザを取得するのが一般的

 東南アジア各国におけるリタイヤメントビザについてご興味のある方は以下の記事も参考にしてください。

シニアにおすすめ海外移住先5か国 リタイヤメントビザ徹底比較
移住やロングステイについていろいろな記事を書いてきましたが、避けて通れないのがビザの問題です。今回はおすすめの海外移住先5か国のリタイヤメントビザについて徹底比較・検討します。ビザの面からも海外移住・ロングステイをご検討いただければ幸いです。

EDビザのメリット、デメリット

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 EDビザのの特徴(メリット)は以下の通り。

1.ビザの取得費用が安い
   ※高額な手数料、高額な預託金が不要
2.ビザの取得が簡単(学校が全て準備してくれる)
3.滞在期間の一部の期間だけ学校に行けばよい
4.タイ語が習得できて一石二鳥
5.個人の銀行口座が開設できる
6.学校で知り合いができる

 

EDビザのメリット

・ビザの取得費用が安い

 EDビザの取得に必要な費用は、イミグレーションの手数料だけです。
 具体的には以下のとおり。

1.最初の90日間のビザ費用:2,000バーツ
2.90日の再延長にかかる費用:3,500 x2バーツ
3.最後の2ヵ月延長にかかる費用:1,900バーツ
 ※11ヶ月滞在するためには、10,900バーツかかる

・手続きが簡単

 書類は全て学校側で用意してくれます。タイ入国時に用意するものは以下で全てです。

・写真12枚(3x4cm)ビザサイズ
・パスポート
・学費(学校や学習期間により異なる)
 【タイ語学校AAAの例:34,600バーツ(2023年現在)】
 注)4ヵ月間のタイ語学習費用、および11ヵ月の滞在ビザ書類を用意してくれる

・滞在期間の一部の期間だけ学校に行けばよい

 滞在期間の一部の期間だけ学校に行けばよいので、行かない期間は自由に行動ができます。

 私の通う、AAAスクールの場合、半年間の滞在のためには2か月間学校に通えばOK(学費も2カ月分。上記金額の半分)。1年間(正確には11ヵ月)の滞在のためには、4ヵ月だけ通えばOKなのです。
 だから、後の期間は旅行に行っても良いし、外こもりをしても良いし、過ごし方は自由です。

・タイ語も勉強できて一石二鳥

 EDビザを取得するためには学校に行くことが必要ですが、通常はタイ語学校に通うことになります。(英語学校でも良いのだが。。。)

 旅行でなくタイに居住するためには、タイ語は必須です。ローカルは英語は全く通じないと思ったほうが良いです。そのため、タイでの長期滞在の準備としてタイ語を勉強するのは理にかなっています。

 本当に一石二鳥といえるでしょう。

・個人の銀行口座が開設できる

 エージェント経由で銀行口座を開設すると高い手数料が必要らしいですが、学校経由だとタダです!(ただし、自分自身で銀行窓口に行って開設手続きする必要がある)

 学校側で銀行口座開設に必要な書類を全て用意してくれます。これを持って銀行に行くと自分の銀行口座を開設することができます。

 タイでは銀行口座がないと非常に不便です。電気・水道料金や家賃などは全てスマホアプリで振り込むのが普通。スーパーや喫茶店などでもバーコートをスキャンして銀行口座でダイレクト決済が主流です(店によっては現金不可のところもある!)。

【注意点】
 口座開設手続きは、指定銀行の指定支店において自分で開設手続きを行う必要があります。多少の英語力が必要でしょう。(私はバンコク銀行・パヤタイ支店で開設しました)

・学校で知り合いができる

 既にタイにたくさんの知人がいる場合は別ですが、学校で色々な国の学生と知り合いになれるというのは大きいです。
 年代が合えば一緒に食事や飲みに行くのも楽しいでしょう。また、日本人がクラスにいれば情報交換などもできます。

EDビザのデメリット

・90日ごとの延長手続きが必要

 EDビザは1回で半年や1年のビザが貰えるわけではありません。3ヵ月有効のビザを更新していくタイプとなります。ただし、4回目は2ヵ月間有効となります。

 そのため、更新のたびにイミグレーションに行く必要がありますし、更新費用がかかります。

 まあ、他のビザでも90日レポートというものがあって、90日毎にイミグレーションに赴いて住所を報告しなければなりません(最近ではオンラインでも報告できるようになったようですが)。

・学校の費用がかかる

 EDビザを取得するためにはビザ費用だけでなく、学校の費用がかかります(当然ですが)。

 とはいうものの、半年で2カ月分、1年で4ヵ月分の学費なので大金というほどではありません。

 ちなみに、私の4ヵ月分の学費(1年EDビザ取得のための費用)は

  34,600 バーツ(約14万円)

 これでタイ語がある程度習得できればそれほど高くはないのでは?と思ってます。

・携帯電話、住居確保が必須

 これは長期滞在者には必須のことなので、デメリットということではないのですが、一応列記しておきます。

 本当に長期の滞在をするのであれば、タイでのいろいろな手続きに慣れることが必要です。タイの携帯電話の仕組みは複雑です。また、住居を自力で探すのは大変ですが結構楽しいです。(住みたい物件に直接問い合せる)

 最近はネット情報が充実しているので助かります。ただ、日本語では情報が無いとか、古いとかよくありますので、英語でも検索できることが望ましいです。
 ※英語の情報が最も信頼できます

 なお、バンコクで普通に家を借りようとしたら、最低契約期間は通常1年です。1年未満は物件が限られたり、割高になるようです。
 

EDビザを簡単に取得できる語学学校の紹介

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 タイ語学校はバンコク市内にはたくさんあります。チェンマイやパタヤなどにもあると聞いています。どちらの学校でも良いのですが、EDビザの取り扱いがあるかどうかは事前に確認したいですね。
 日本人が多い学校がよいのであれば、スクンビット付近の学校であればたくさんの日本人が通っているとおもいます。ちなみに、私の通っている学校は以下となります。
 

AAAタイ語学校

 BTSパヤータイ駅の近くにある、タイ語専門の学校です。欧米人の割合が多く、日本人は何名か見かけますが割合は少ないようです(2023年現在)。

 人気のある学校のようで、午前のほとんどのグループレッスンのクラスは上限に近い人数になっています(午後のクラスは結構空きがあるようですが)

 年配者の私でも2か月以上継続できているので問題の無い学校だと思います。ただし、授業はタイ語のほかに補足で英語が使用されますので、英語が多少はできないと厳しいかもしれません。日本語は一切使われません。また、クラスメートとの会話も英語になります。

 日本語のホームページもあり、学校の詳細が分かります。また、メール(英語)で問い合わせると丁寧な返答がありますので安心できます。

(ご参考)AAAタイ語学校 日本語ホームページ

タイ語学校 ǀ バンコクのタイ語学校 ǀ タイのタイ語学校
AAAタイ語学校は2004年にタイ教育省の認可を受けた認可校です。 講師は30年以上におよび外国人にタイ語を教えてきた高い技術や深い経験値をもっています。

まとめ

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さて皆さん、いかがでしたか?
「【タイ好き必見!】最も安く・簡単にタイの長期ビザを取得する方法(EDビザの取得)」をご紹介しました。タイで長期滞在をされようと考えている方々の参考になったでしょうか。

 海外に長期滞在しようとした場合、まず問題になるのがビザです。どこの国も短期滞在であればウェルカムなのですが、半年、一年の滞在となると俄然厳しくなります。

 タイの場合、なるべくビザ費用を抑えてお試しの長期滞在するには、EDビザというのは検討に値すると思います。安易に高額なエリートビザに飛びつくというのは、最初は避けたほうが良いかもしれませんね。

 いずれにしろ、自分自ら能動的に取り組んでいけば、結果はついてくるものと思います。

 グッドラック!

 では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。

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