【厳選!】シニアにおすすめ海外移住先5か国

海 旅行・移住

・お悩み
もうすぐ65歳の完全定年を迎える。これを機にリタイヤし、コロナが落ち着いたら妻と海外の暖かいところでゆっくり暮らして みたい。年金や貯金は人並みにある積もりなのでお金の面は大丈夫とは思っている。でも、海外といっても、物価や安全面、ことばの問題とか国によってさまざまだろう。どのあたりがおすすめなんだろうか。。。

誰もが初めて経験する定年。これを機に暖かくて花粉症のない南の島で暮らすというのもアリですよね。40年以上も酷使してきた心と体をいたわるのは大事なことだと思います。ただ、海外移住となると単なる旅行とは違っていろいろな心配事もつきません。特に安全面や病院とかも気になるところです。
今回はセブ島に単身移住(隠遁)中の”明るい隠遁生活”がこれらの疑問に渾身を込めてお答えしていきたいと思います。

・結論
シニアにおすすめ海外移住先は以下のアジア5か国。
1.タイ(バンコク、チェンマイ、など)
2.マレーシア(クアラルンプール、など)
3.インドネシア(バリ、ロンボク、など)
4.フィリピン(セブ、など)
5.カンボジア(プノンペン、など)

アジア5か国が何故おすすめなのか?

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海外移住とは(おさらい)

海外移住のパターン

海外移住にはいくつかのタイプがあります。どのような移住を目指すのか、あらかじめ検討しましょう。タイプにより取得すべきVISAや滞在費、準備項目も異なってきます。

永住型:移住先に骨を埋める覚悟、もしくは数年~数十年生活する積りで移住します。通常長期滞在ビザを取得して居住するのが一般的です。

滞在型:数か月から1年程度まで、期間を決めて移住することです。目的が語学習得だったり、海外のいろいろな街に住んでみたい、というとこのタイプになります。

季節滞在型:日本の冬や花粉症の時期だけ、お気に入りの場所に毎年長期滞在するタイプです。裕福な人は現地にリゾート・マンションを保有する人もいます。特定の場所にリピートするため現地事情にも明るくなって継続的な滞在がしやすくなります。

海外移住のメリット

なんといっても、日本と全く違う新しい環境での生活や、出会う人や出来事が新鮮です。今までの日常と全く異なり、とても興味深いものになります。南の島での生活は40年以上の激務で疲弊しきった体をきっと癒してくれることでしょう。ゴルフやダイビングなどを格安でできるのも嬉しいですね。

海外移住のデメリット

まず日本語が通じない、ということです。多少の英語は使えるようにしたいものです。また、日本との文化・考え方・習慣の違いにとまどいます。他国に滞在していることを認識し現地の方々を尊重することが必要でしょう。また、生活用品や食材が違う、品質が低い、街が日本ほどきれいでない、など。医療体制が貧弱が場合があり、持病などのある方は気を付ける必要があります。

【内部リンク】定年後に移住という選択は?

なぜおすすめはアジア5か国なのか?

いろいろな本やサイトを見ると、ヨーロッパやオーストラリア、ニュージーランドなど先進国を推す場合が見受けられます。確かにきれいな街並みや先進医療があるなどメリットは大きいですが、移住となるとVISAの問題や高い滞在費などハードルが大変高いのが実情です。それに比べてアジア5か国は、以下に述べるとおり移住に関してとても現実的な選択といえます。

気候・生活環境が良好

どこも平均気温は25℃以上で一年中暖かい気候です。また、首都を始めとする大都市や主要リゾートには、日本人が住める上質なコンドミニアムや住環境が提供されています。また大規模な商業施設多く、日本と遜色のない生活ができます。

生活費が安い

日本に比べて居住費や食料品などの生活費は一般的に安くなります。安い賃金で掃除・洗濯などの家事などをしてもらうことも可能です。ただし、日本と同等の品質を求めたり、日本食にこだわると日本より高くつくこともあります。

退職者VISAがある

各国とも退職向けの長期滞在VISAを用意して、外国の退職者を積極的に受け入れています。そのため、VISAは比較的簡単に安く取得できるようになっています。預託金が必要な国もありますが、2~4百万円程度ですし、VISAが不要になれば返却されます。
※現在コロナの影響で各国ともVISA発行状況が流動的です。

日本との距離が近い

日本との距離が近い、日本からの直行便があるというのも大きいです。やはり移住したとはいえ、年に何回かは帰国したいものです。また、何か急用があればすぐに帰国できるというのは大きなメリットです。

その他

ほとんどの国が親日的で、日本人に対しおおむね親切です。各国ともホテルや主要商業施設では英語が通じますし、英語の場合片言のでも案外よく通じます。どこの国の人ものんびりしていますので、ゆったり過ごすことができます。

各国移住の詳細

※ビザについては各国とも細かい規定等もありますが、ここでは退職者が該当する主なビザの条件を記載しました。

タイ

Tailand

概要

東南アジア諸国の中でも非常に便利で住みやすい国です。バンコクなら鉄道もあり、大規模ショッピングモールや日系のデパート、日本料理店もたくさんあり、日本と変わらない生活ができます。また、コンドミニアム(マンション)にはプールとジムが併設されていますので優雅な南国ライフが満喫できます。
ただ、物価は高くなってきているので、日本の生活費でワンランク上の優雅な生活を送るためにタイへ移住すると考えたほうがよさそうです。相応の収入があれば、数年単位のレベルで移住のできる国と言えます。
なお、ビザなし滞在は最大30日なので、ビザなしで滞在型移住は難しいですね。

Visa

ビザ名称:ノンイミグラントO-Aビザ
有効期間:1年間(更新可能)
年齢制限:50歳以上
就業可否:不可
配偶者 :2人分の申請で可能
主な条件:80万バーツの預託金(約280万円)
or 月6.5万バーツ以上の年金(約23万円)

メリット

タイ、特にバンコクは日本人が多く暮らす街なので、日本料理店はじめ日本食材のスーパー、日系デーパート、映画館、日本語の通じる大病院もあり、この界隈であれば日本語だけで生活することも可能です(高くはつきます)。
また、医療水準も高く日本と遜色ないレベルの治療が受けられます(医療保険は必須です)。
寺院などの観光資源や飲食系の娯楽施設が多い国ということもメリットの一つです。

デメリット

国自体が発展しているため、その分物価が高くなっています。日本と比べてやや安く生活できますが、すごく安く生活できる、ということは無くなりました。
少ない年金で移住生活を満喫できるというのは厳しくなりました。ただ地方へ行けばその分安く生活はできます(不便になりますが)。

マレーシア

Malaysia

概要

マレーシアはロングステイ財団の調査で、日本人の住みたい国第一位になっている、人気の移住先です。
タイに負けず劣らず発展している国で、アジア諸国の中ではインフラが十分整っており、首都クアラルンプールであれば、日本と遜色のない生活が可能です。
国はマレー半島部分とボルネオ島に分かれていますが、移住先は主にマレー半島側となります。
ビザなし滞在が90日可能なので、90日以内の滞在型移住や季節型移住に向いています。資産の余裕があれば、MM2Hビザを取得して、タイと同じようにワンランク上の長期移住生活も満喫できます。

Visa

ビザ名称:マレーシア・マイ・セカンドホーム
(MM2H)
有効期間:10年間(更新可能)
年齢制限:なし(50歳以上/未満で条件異なる)
就業可否:50歳以上の専門職のみ月20時間可
配偶者 :配偶者・21歳以下の子供の同行可。
主な条件:50歳以上の場合(以下の全て)
・35万リンギット以上の財産証明(約950万円)
・月1万リンギット以上の収入証明(27万円)
・15万リンギット以上の現地定期(400万円)

メリット

鉄道・バスや大型モールなどの生活インフラが整っていて、かつ物価もほどほど安いのが魅力です。ただ、日本と同じ生活をしようとすると高くつきます(タイと同じ)。医療も先進国並みで日本語通訳のいる病院もあるので安心です。ゴルフ場も多くゴルフ好きには嬉しい限りです。

国自体はイスラム系ですがそこは東南アジア、お酒も飲めるのが嬉しいです。また、ビザなしで90日間滞在可能なのでロングステイなら面倒なビザ取得が不要です。

デメリット

リタイヤメント・ビザの取得条件他国に比べ厳しいため、資金的な余裕が必要です。飲酒は可能ですが、タイなどに比べてかなり高額になります。飲酒できるところも限られるのでバリエーションが少ないです。日本に比べて娯楽施設が少ないので、現地在住者はホームパーティーやBBQなどで他の住むことが多いです。現地での過ごし方を考えておかないと退屈するかもしれません。

そういう意味で少しは遊びたいという、単身者の移住には向かないかもしれません。

インドネシア

Indonesia

概要

移住先としてはまだメジャーではありませんが、有名なバリ島を始め移住先としての人気が高まってきています。
タイやマレーシアに比べるとインフラ面や商業施設などが不十分でやや不便な面は否めませんが、逆に他では味わえない素朴な生活が楽しめます。バリ島やロンボク島などでは、静かな風情や綺麗な海など自然の中で暮らすことができるのが魅力です。

Visa

ビザ名称:リタイヤメントビザ(KITAS)
有効期間:1年間(5回更新可能、再申請も可)
年齢制限:55歳以上
就業可否:不可
配偶者 :配偶者の同時申請可能
主な条件:以下の3つの条件全てを満たすこと
①1,500US$以上の年金 or 定期収入
②月500US$以上の物件の賃貸
(or 3.5万US$以上の不動産取得)
③現地使用人の雇用

メリット

まずは物価が安いということでしょう。タイやマレーシアに比べ住居が安く借りられます。外食も街の食堂で、日本でも有名なナシゴレン(焼き飯)、ミーゴレン(焼きそば)、サテ(串焼き)、ナシレマ(定食)など安く食べられ、日本人の口にも合います。
また、メイドも安く雇えるので料理・掃除・洗濯から解放されます。国民性として親日なのもありがたいです。

デメリット

治安面で不安があります。夜間の一人歩き(特に女性は厳禁)は気を付けるべきです。また、医療レベルは先進国に比べて落ちるため、病気や大きなけがには気を付けたいです。
また、日本の食材は輸入のため3倍程度と高いです。お酒もイスラム教が大半の為、飲めるところは限られ、ビール以外はかなり高くなっています。

フィリピン

Philippine

概要

フィリピンはマニラを筆頭に犯罪が多くて危険というイメージがありました。日本の犯罪者の海外逃亡の多くがフィリピンに逃亡しているのも事実です。でもドゥテルテ大統領になってからは、劇的に治安も改善しており、最近は英語留学や老後の移住先としてセブなどが選ばれることも多くなっています。
もともとフィリピンは綺麗な海と自然に恵まれ、移住先としてのポテンシャルは大きいので、セブを始めマニラ近郊も移住先の候補として脚光を浴びつつあります。また、リタイヤメント・ビザの取得がし易いこともメリットです。また、ビザ無し入国してVISA延長が可能なので、数ヶ月の滞在型移住も容易に可能です。

Visa

ビザ名称:リタイヤメント・ビザ(SRRV)
有効期間:無期限更新可(年会費360US$)
年齢制限:35歳以上
就業可否:可能(別途労働許可証は必要)
配偶者 :同じ預託金で追加可能
主な条件:50歳以上の場合(① or ②)
①預託金:2万US$
②預託金:1万US$ + 年金800US$/月

メリット(英語、海)

まずは美しい海と眩しい限りの陽光でしょうか。コバルトブルーの海に囲まれた小島のリゾートはまさに”絵にかいたリゾート”です。浅瀬の海には熱帯魚が無数に泳ぎ回りまさに竜宮城状態です。長期滞在するコンドミニアムから海を眺めて一日過ごすのも贅沢な時間ですね。

また、街に出れば大型ショッピングセンターもあり、またビールなどのお酒は安く遊ぶところも豊富で、特に単身者には嬉しい限りです。英語がどこでも通じるのもありがたいです。

デメリット

まずセキュリティの不安があります。凶悪犯罪は減ってきたものの、泥棒や置き引きなどの軽犯罪は相変わらず多く発生しています。住居はガードマンが24時間警備していますが、外出時は自分で気を付ける必要があります。また、医療はまあまあのレベルで日本語の通訳がいる病院もありますが、外人向けは高額ですが先進国水準ではないので持病のあるかたは注意が必要です。

カンボジア

Canbodia

概要

カンボジアはあまりなじみのない国だと思います。たぶん思いつくのはアンコールワットの遺跡群でしょう。確かにアンコールワットのあるシェムリアップは、観光地としてある意味西洋化された良い街になりつつあります。でも、カンボジアはそれだけではないんです。首都のプノンペンも一時期の混沌状態を脱してモダンな街にかわりつつあります。また、南部の海岸沿いにあるシアヌークビルは人ぞ知る有名リゾートなんです(西洋人御用達)。

超穴場のカンボジアに移住して、リゾートライフを満喫してみませんか?

Visa

ビザ名称:リタイヤメントビザ(ERビザ)
有効期間:1年(更新不可)
年齢制限:55歳以上
就業可否:不可
配偶者 :配偶者の不可(別途申請要)
主な条件:入国時にEタイプの観光ビザ取得し、
後日、ERビザに延長更新をする
※更新には年齢以外の条件はなし

メリット

カンボジアにはぶっちゃけコレというメリットは見当たりません。物価はそこそこ安いですが、大きな商業施設や日本料理店がたくさんあるわけではありません。リゾートもありますが、他国に比べ貧弱。でも逆にこれが他のアジア移住先との差別化になると思います。これから自分がフロンティアとして移住先としての開拓を行う、くらいの気概が持てるというものです。カンボジア政府も2017年にERビザを新設し、退職者移住誘致に積極的になっています。

デメリット

デメリットはたくさんあります。まずは治安の問題。昔よりはだいぶ改善されましたが、安全面には配慮が必要です。医療分野も改善されてはきているものの貧弱さは否めず、持病をお持ちの方は注意が必要。日本料理店や食材店も少なく、いつも美味しい日本料理を食べたい人には不向きです。

結局のところ、単身で物珍しもの好きなアクティブ・ガイ向けということでしょうか。

まとめ

まとめ

さて皆さん、いかがでしたか?
「シニアにおすすめ海外移住先5か国」をご紹介しました。これから移住を検討するうえでの参考になったでしょうか。

もし移住に関心をお持ちであれば、まずは具体的に移住先をいくつか検討してはいかがでしょうか。移住先をあれこれと比較検討するだけでも非常に楽しい作業ですよね。南の島はいつでもなたをお待ちしています。

最後に、移住に関するサイトをいくつかご紹介して終わりにしたいと思います。ご参考になれば幸いです。

【内部リンク】【必見!】定年後に移住という選択はいかが?
【内部リンク】【徹底比較】シニアにおススメ海外移住先5か国 リタイヤメントビザ徹底比較

では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください

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