・お悩み
完全定年後、家でのんびりしているが退屈だ。
40年近く会社一筋だったため、趣味らしい趣味などない。この前GoToトラベルで高級旅館へ家族でいったが、特に面白くもなかった(料理は美味かったが)。
せっかく時間ができたのだから、今までと全く違う世界を見てみたい。もっと何かグッとくる、面白いことはないのか・・・。
お待たせしました。グッときて、ハッとするものがあるんです。
バックパックを背負って、世界を旅してみませんか?若いころやり残した放浪の旅、今からでもできるんです。
今まで見たことも無いような世界があなたを待っています。
なぜ男はバックパッカーなのか
バックパックカーとは?
バックパッカーとは、低予算で主に国外を個人旅行する旅行者のことです。
一般的な旅行者との違いとして、世間的な休暇よりも長い期間に亘ること、バックパックを使うこと、移動に公共交通機関を利用すること、高級なホテルではなく、ユースホステルや安宿を利用すること、観光地を見るだけでなく、地元の住人と出会うことにも興味があることなどが挙げられるます。(Wikipediaより)
要するに、安旅のことですが、旅のスタイルは人それぞれです。
・普通の旅行と同じく、ガツガツと観光地を巡る旅
・気に入った場所に長期間留まる(沈没)
・出会った人と一緒に予定外のところに赴くふらふら旅、などなど。
計画はあって無いようなもの。旅の終わりはいつも、「お金が尽きること」です。
なぜ定年後にバックパック旅か?
なぜ定年後にバックパック旅なのか?
理由はたくさんあります。
・時間はたくさんある
・お金はあまりかけたくない
・体力はまだまだある
・のたれ死ぬ覚悟がある(冗談です!)
要するに、バックパック旅をしない理由がないのです。
もちろん、若作りしていても歳です。無理や危険なことは禁物です。
無理をせず、楽しく旅をしたいものですね。
旅のスタイルは?
基本的に荷物はバックパック1つ。シニアなので出来るだけ荷物は少なくしましょう。基本的には以下で十分足ります。
・デイパック(約25リットル)
・ウエストバック(腰、またはたすき掛け)
この2つで来上がり。重さは8キロ以内が目標。もちろん荷物を減らした分、毎日の洗濯は欠かせません。昔と違ってPCが不要(スマホで十分)になったので助かります。
また、海外の場合は、基本的に宿の予約はしません。目的地には明るいうちに着いて宿を探します。ただ、飛行機の関係があるため、到着初日と最終日は予約することが多いです。この宿探しがバックパック旅の醍醐味の一つでもあります。
別の機会に、8キロの荷物がどのようなものか解説したいと思います。
この荷物だけで、半年でも、1年でも過ごすことは可能です。
誰といくか?
もちろん、「ひとり」です。
旅の仲間は、旅の途中で出会うものです。安宿で一緒だったとか、バスや電車で隣だった、とかいろいろです。また、以前どこかで会った人と、何年か後にばったり会う、なーんてこともよくあることです。
旅の仲間は外国人であったり日本人であったり、また地元の人ということもあります。
本当に「一期一会」なので、思い出は深く刻まれます。
【外部リンク】最新版 バックパッカーズ読本「旅行情報研究会」
何処へ行くか?
何処へ行くかというのは大きな問題です。バックパック旅行の醍醐味はやはり海外ですが、国内の小旅行も素敵です。
国内、海外を組み合わせて楽しむのもアリだと思います。
目的のある旅
一般には目的を持って旅はするものです。できれば、今までできなかったチャレンジ系の旅に挑戦してみたいですね。残された時間はあとわずかですから。
私のおすすめはまず、東南アジア。黄金の「タイ~マレーシア~シンガポール」縦断ルート。
ここは見所も豊富で、陸路国境越えも2箇所あり楽しめます、また、安全度が高いのもありがたいです。
また、チャレンジ系でのおすすめは以下ですね。
・インドのリシュケシュでヨガ修行
・巡礼の旅・お遍路さん(四国八十八か所巡礼)
・巡礼の旅・カミーノ巡礼(サンチャゴ・デ・コンポスデーラ)
どうぞ、バックパック旅を満喫してください。
【内部リンク】定年後、自分だけの趣味を見つける【旅行系 厳選5種】
目的のない旅
目的のない旅も素敵です。
とりあえずある国への片道切符買う。どこに行くかは行ってから決める。
例えば、バンコク。
バックパッカーの聖地・カオサンへ投宿。昔と比べて観光地化したけれど、裏通りにはまだ安宿が健在です。または、交通の便の良いBTSナショナル・スタジアム付近の安宿も捨てがたい。ここに1週間くらい逗留し、毎日タイマッサージを受け、タイ料理を満喫しながら、今後の計画を練ります。必要なビザも手配し、いざ次の国や街へ。
というような具合でしょうか。
どこかで「沈没」するのも素敵です。沈没地として有名な場所はいくつもありますが、インドのプリ―やゴア、などが有名ですね。ネパールのポカラやラオスのルアンパパン、エジプトのダハブなんかも魅力的です。
沈没は旅行、というよりも「暮らす」という感覚でしょうか。観光地を巡る「旅行」とは一味違った経験ができるでしょう。
気を付けたいこと(海外の場合)
旅行、特に海外に旅行するときは気を付けることがたくさんあります。これが体力の落ちたシニアであれば、尚更気を付けるに越したことはありません。
ただ、きちんと準備すれば多くの危険を回避するこはできます。もちろん、全部の危険を回避できるわけではないので、そういう状況に陥っても慌てない覚悟は持っておきましょう。
危険を回避する上での主なことは以下のとおり。
事前の下調べを綿密に行う
事前の下調べはとても重要です。調べることで疑似体験ができ、現地に行ってから戸惑うことが少なくなります。おろおろしていると、現地の泥棒さんたちの恰好なカモになります。でも、調べたからと言って過信は禁物。情報は常に陳腐化しています。ガイドブックと違っていたからと言って慌てないことが肝心です。ポイントは以下。
・訪問予定ルートに従って調べる(結構楽しい)
・訪問予定国の「地球の歩き方」は持っていく(電子版でもOK)
※買う、または図書館で借りる(短期の場合)
※紙版は重い、電子版は使い勝手が悪い。とても悩む!
・ネットで最新情報を確認する
※バスターミナルなど場所が変更になっていたりする
無理な行動・危険な行動はしない。
無理なことや危険な行動はしないことが重要です。
もう若くはないので、時間には十分余裕を持ちましょう。ただでさえ時間にルーズな外国のことですから。
あとは、ダメなら最後はお金で解決することも考えましょう。到着が夜になって適当な宿がなかなか見つからないのであれば、いっそ高級ホテルにしましょう。高級ホテルなら必ず部屋はあります(なければ紹介してくれる)。無理は禁物です。
注意事項は以下。
・朝早く出発、午後の早いいうちに宿に着く。
・危険なところには行かない、近寄らない。
・食べ物は五感を働かせて危険回避(腐ったものを回避)
海外傷害保険に加入しておく
海外傷害保険には必ず加入しておきましょう。まさかのときの準備は万全に。
・カード付帯は使い勝手が悪い(英語のできるベテランはOK)
→無料なのでわざと使いにくくしている。緊急時には困る。
SIMフリーの携帯を持っていく
バックパッカーにSIMフリー携帯は必須です。
・現地でのネット環境を確保のため。緊急連絡もできる。
【外部リンク】安いSIMフリースマホ(価格.com SIMフリースマホ)
キャッシング可能なクレジット・カードを持つ
最近、海外では両替できるところが少なくなってきたように思います。それは、キャッシングできるATMがどんな辺鄙な場所にもせっちされてきているからです。24時間キャッシングで現地通貨が入手できるATMがあれば、旅行者はみんなそちらに流れます。手数料も明瞭ですし。持つカードは以下です。
・VISA or MASTER カードが必須(できれば両方のカード)
・JCBは外国の辺鄙なところでは使えない場合が多い。
【外部リンク】クレジットカード作成(価格.com クレカ比較)
まとめ
さて皆さん、いかがでしたか?
「定年後、男は黙ってバックパック旅」をご紹介しました。定年を迎えたあとグッとくる体験をするうえでの参考になったでしょうか。
つまるところ、体力のあるうちに、何ができるか?ということです。
ぐだぐだ自宅に籠っていても、楽しいことは向こうからやっては来ません。マンネリを打破して、外に出ていくことが必要なんです。
今までできなかったことを、最後のこの時期に実現しませんか?
では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。
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