・お悩み
定年後も多少のお金を稼ぎたい。でも、どこかで雇われて働くのはもうこりごりだ。そんなにお金が欲しいわけでもないので、自宅で自由な時間に働きたい。
フリーランスという働き方があると聞いた。自由にどこででも働けるらしいが、自分でもできるのだろうか?
ご安心ください。
定年後にフリーランスという働き方はできます。好きな仕事を選んで、自宅はおろか好きなところで、いつでも働くことができます。
ただ、フリーランスで働くためには稼げるスキルが必要です。逆に、スキルさえあれば年齢関係なく働けます。
フリーランスでノマド生活!まさに自由な働き方ですね。
フリーランスとは
フリーランスとは、会社や団体などに所属せず、仕事の案件に応じて自由に契約する個人事業主のことです。 おもにライターやカメラマン、デザイナー、プログラマーなどの職種において、個人で仕事をしている人のことを指すことが多く、プロとして自分の技量を提供する働き方をすます。
フリーランスの明確な定義は無いのですが、一般的には、「特定の組織に属さず、常時従業員の雇用をしていない、消費者向けの店舗などを構えていない、業者本人が技術や技能を提供することで成り立つ事業を営んでいる者」をフリーランスと定義しているようです。
医師、弁護士、作家、大工などもある意味フリーランス的ではありますが、今どきのカタカナ職業をフリーランスと呼ぶのが一般的です。
フリーランスの典型的な職業としては以下のものが挙げられます。他にもたくさんあるようです。
・ライター(Webライター)
・カメラマン
・デザイナー(Webデザイナー)
・プログラマー
・コンサルタント
・トレーダー(投資家)
・YouTuber
定年後、なぜフリーランスなのか?
なぜ定年後フリーランスを選ぶのか?
まずは、なぜフリーランスになろうと考えたのか明確にしておきましょう。例えば以下のようなものがあるでしょう。
・多少のお金が欲しい
・「やりがい」を感じたい
・社会とと繋がりたい
・多少のお金が欲しい
ガッツリお金を稼きたいのであれば、フリーランスではない方が無難です。フリーランスで稼げるかは未知数だからです。アルバイトや業務委託で働けば、必ず収入が得られますので。
でも、既に副業で実績がある、人脈があって仕事が必ず入る予定だ、というのなら別です。
・「やりがい」を感じたい
「やりがい」を感じたいのであればNPO/NGOに参加するとかもあります。その「やりがい」はフリーランスでないとえられないでしょうか?どのような「やりがい」を感じたいのかきちんと考えたいですね。
・社会とと繋がりたい
社会とつながりたいのであれば、地域のコミュニティに参加するのがいちばん手っ取り早くありませんか?地域の人達と仲良くなれるので、その地域での住み心地がずっと良くなりますよね。
本心はいかに?
本当は「フリーランス」といっておけばカッコがつくから、ということではありませんか?
私も全く同感です。別にお金を稼ぐ必要がなければ、清掃や軽作業のアルバイトをする必要もないし、NPOや地域デビューする必要もありません。今更、そんな面倒なことはしたくないですよね?
かといって、「無職」というのもカッコがつかない。そこで、フリーランス。アリです。
メンツを保つというのは大事ですよね。
定年後フリーランスのメリット・デメリット
定年後にフリーランスになるというのは、見た目はカッコ良さそうですけど、なかなか大変な面もあります。
メリットとデメリットは以下の通りです。
定年後フリーランスのメリット
・仕事・案件が選べる
・勤務時間・場所が自由(契約による)
・定年がない
・いくら稼いでも年金カットにならない
・業務に必要なものは経費として控除対象
・妻の国民健康保険料が控除対象となる
メリットを見ると、やっぱりフリーランスはいいなあ、と思えますよね。仕事が選べて作業の場所も自由、夢にまで見たノマド生活が待ってます。
定年後フリーランスのデメリット
・営業力が必要(仕事獲得のため)
・仕事が不安定(仕事の保証がない)
・スキルによっては思ったほど稼げない
・低単価になりがち(競争激化)
デメリットを見ると、フリーランスも気楽な稼業ではありません。フリーランスの戦う場所は既にレッドオーシャン。ここで生き残るための唯一の武器は、他と差別化できる「スキル」です。
フリーランスで何をやるか?
フリーランスで何をやるか、どのような仕事で稼ぐか?ということはなかなか難しい選択です。
業界でも有名な専門家なら、その専門分野で仕事をしていくことは難しくないでしょう。しかし、特に専門分野がない、または稼げる分野でない場合は、これから新たなスキルを身に着ける必要があり、時間も労力もかかります。
これから長ーく稼ぐための投資です、頑張っていきましょう。
1.専門分野のコンサルタント
稼げる分野の専門家であればラッキーですね。人脈も当然あるわけで、退職前に話をつけておけば、左うちわで稼げます。羨ましい限りです。
また、在職中に資格を取得して新たに士業を始めるということも検討できます。ただ、この分野は経験が問われるので、定年後の新規参入はなかなか厳しいようです。
ご健闘をお祈りいたします。
2.ガイド・インストラクター
山岳ガイドやダイビング・インストラクターなどの資格を既に取得していれば、定年後は自分の好きなことをしながら悠々自適に過ごせます。まあ、あまり多くの収入は期待できませんけど。
趣味で長年やっている分野であれば、在職中に資格を取ることもありかもしれません。
自分の趣味で少しでも収入を得られたら楽しいですね。
3.トレーダー(資産運用)
自宅の書斎をトレーディング・ルームに改造したらカッコいいですね。毎日大金を動かしていたら、ボケる暇もありませんね。でも、くれぐれも老後資金は溶かさないでくださいね。
ちなみに、私は農耕的投資家で、ほったらかしにしてます。
4.写真販売(カメラマン)
写真が趣味と言う人にはピッタリですね。
今は「写真素材」を販売するサイトがあります。そこに出典して売れればお金が入ります。
おこずかいくらい儲かればラッキーですね。
5.Webライター
Webライターは本気でやればある程度稼げます。
クラウドソーシングのサイトに登録すれば、たくさんの案件があなたを待っています。
でも、仕事の相場は1文字1円程度から。指定された内容で5,000文字を書き上げるのはかなり大変です。文才があれば単価も上がって稼げるかも。
6.プログラマー
今、若者の間で人気のフリーランス業種です。
ちまたには、プログラミング・スクールが百花繚乱。人気はPHP,Ruby,JavaScriptなどのWeb系とAI系のPythonか。新しいプログラミング言語に挑戦してみますか?
もし昔取った杵柄、COBOL,ASSEMBLERが得意なら、根強い需要で意外に稼げます。
7.ユーチューバー
子供のあこがれの職業No1.言わずと知れたユーチューバー。実はスマホ、マイク、自撮り棒、照明があれば簡単にできるんです。問題はコンテンツと長い編集時間、そして継続的にアップできるか。
8.ブロガー
既に、オワコン(終わったコンテンツ)といわれているブログ。毎日記事をアップしても、1万円稼げるようになるのに最低でも半年から1年といわれています。そのため、始めても途中で挫折する人が続出。。。
あなたは踏ん張って継続できますか?
定年前の準備が重要
本当にフリーランスで稼ごうとしたら、定年前の準備が重要です。また、フリーランスになったら、まずはなりふり構わず、最初の案件がとれるまで営業することが求められます。フリーランスも楽じゃないですね。
なんちゃってフリーランスの人は特に気にしないでくださいね。
定年前にやっておきたいこと
・フリーランス分野の選定
- どの分野で仕事をしていくか決める
- 自分の専門分野、得意な分野で選ぶ
・履歴書・業務経歴書の作成
- 詳細に、説得力があるように作成する
- 具体的に何ができるかを明確にする
- 専門家にレビューしてもらったほうが良い
※転職サイトに登録して、助言を受ける、など
・提案書の雛形
- フリーランス後に提案する雛形の作成
- 現役の本番提案書等を参考に作成する
・仕事分野の勉強・復習
※業務終了後や休日に計画的に行う
- 選定した仕事分野の勉強・復習を行う
- 未経験分野の場合、動画学習やスクールを検討する
- プロとして成果が出せるレベルまで持っていく
・仕事のコネ作り
- 退職前までに、仕事の内諾をもらっておく
- 関係団体、知り合いのつてを頼って顔を売る
退職時・フリーランスになったら
・退職の挨拶状(営業開始)
- 営業活動の第一歩です
・営業回り & プレゼン
- 案件がとれるまでしつこく粘る
・提案書を送りまくる
- 案件がとれるまでしつこく頑張る
- 受注は時の運!
まとめ
さて皆さん、いかがでしたか?
「定年後はフリーランスという働き方はいかが?」を検討してきました。これから皆さんが定年後フリーランスになることを検討する場合の、少しは参考になりましたでしょうか。
会社組織で働くことと、フリーランスとして働くことはかなり違います。会社組織の中で仕事をしている場合、ある意味会社の看板で仕事をしています。フリーランスは完全に一匹狼、お客様はあなたのことは知りません。唯一「成果」でしか勝負できないのです。
こう考えると、自由だけど厳しい世界ですね。
さあ、自分の進むべき方向性が見えてきたら、フリーランスとして稼げる自分を目指して突き進むだけです。
では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。
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