・お悩み
定年を迎えられているみなさんは、仕事から解放され自由を満喫されているかと思います。
でも「定年してしばらくの間はのんびりできてよかったが、そのうちやることが無くて苦痛になった」、とか「家族に邪魔者扱いされ、家に居場所がない」、などといったお悩みを周りからよく聞きます。
そこで、隠遁ライフをどうにか満喫(?)している私こと”明るい隠遁ライフ”が、これならというものピックアップしてみました。ありきたりの趣味は他のサイトでたくさん紹介もされていますのでそちらを見ていただくとして、ここでは他の検索サイトでは決して紹介されないような、一風変わった、そして自分だけの趣味を見つけられるヒントをご紹介したいと思います。
ご参考になれば幸いです。
「趣味」を考えるうえでの5つのポイント
興味が持てることか?(流行りとかではなく)
まず最初に、自分が本当に好きなことは何か、興味が持てることは何かを考えてみましょう。子供の頃に興味があったことなどを考えると意外とみつかるかもしれません。また、自分が得意なことは他人からの承認を得られやすく、自分自身も好きになる可能性が高いと思われます。
一人でもできる趣味か?
一人でできることが長続きするコツです。もちろん、一人でも複数でもできるともっとよいと思います。私もそうですが、歳をとってくるるとわがままで自分勝手になり、相手に合わせずらくなります。一人でできるかは要チェックです。
お金はあまりかからないか?(多少はかかる覚悟)
お金がたくさん必要では長続きしません。仲間がたくさんお金を使うのに自分だけ使えないとみじめです。お金はあまりかからないに越したことはありません。ただ、道楽ですからある程度のお金は覚悟しましょう。どうせ、墓場にお金は持って行けませんから。
人に自慢できるか?(ダサくない、Coolか?)
人に自慢できることはとっても重要だと思います。同窓会とかで久しぶりに会った旧友とかに、「いま、xxxxに凝ってるんだ!」と言ったら、「あ、そう」とスルーされたり、ましてや「ジジくさい」とか言われたらショックでやる気が無くなりますよね。
長く続けられるか?(深く追求できるか)
→いわゆる「おたく」になれるか?
流行りすたりがなく、長く続けられるものかもポイントだと思います。長く続けられるということは、奥が深いということになりますね。やればやるほど、調べれば調べるほど深みにハマる、というのが最高ですね。
”明るい隠遁ライフ”がおすすめする「趣味」、5つの分野(26種)はこれ!
運動系
・ウォーキング(w/ポケモン、歩け大会)
ウォーキングは今はやりの「インターバル・ウォーキング」で!
これにポケモンを合わせれば毎日のはげみになります。ポケモン仲間もふえることでしょう。また、ウォーキング仲間とともに日本各地で毎週のように開催される、「ウォーキング大会」へ参加すれば、モチベーションも維持も期待できます。何より、全身の血行が良くなるのでいいことずくめです。
・トレッキング(国内・海外)
登山は今や中高年の趣味として定番中の定番になりました(驚き)。
でも、ここではあえてトレッキング!
何故かといえば、いまさら苦行の本格登山を始めなくてもいいのでは?国内の山小屋は中高年で溢れかえり、ピークシーズンはぎゅうぎゅうの雑魚寝、もちろんサービスはそれなりになります。もちろん山が好きな人は良いのですが、あえて大勢の中の一人になることもないでしょう。
そこで、国内では低山帯で四季ののトレッキングを楽しみ、いつかはヒマラヤ、アンナプルナのトレッキング。”明るい隠遁生活”(筆者)は、アンナプルナ・ベースキャンプ(通称ABC)を目指しています。
・ビリヤード
昔懐かしい「ビリヤード」、いかにも大人の雰囲気です。
外国映画で「プールバー」が出てくるシーンを覚えている方も多いことでしょう。私の住むフィリピンでは西洋人の集まる酒場には必ずと言っていいほどビリヤード台があり、とても一般的な遊びです。
密かにビリヤードの腕を上げ、友人を驚かすのは楽しいことではありませんか?フィリピンでその腕を披露すれば、フィリピーナにモテること請け合いです。
・ダンス(最初はジムのダンスから)
ただの「スポーツジム」通いでは面白くありません。
ここでのおすすめは「ダンス」です。年相応のストレッチやヨガ講座を受けている場合ではありません。「ダンス」こそ中高年への一押しのチャレンジ講座だと思います。
なぜか?やってみるとわかりますが、最初は全く踊れない、「ダンス」にならないんです。美人インストラクターのもとに何度も通ううち、少しずつ踊れるようになり、あなたの体も驚くほど変わっていくことでしょう。美人インストラクターとの距離も。。。(妄想です)
・スキューバ・ダイビング
ダイビングこそ中高年向けのスポーツだと思います。
ダイビング・インストラクターの私が申し上げるのですから間違いありません。なぜなら、水中では基本的に体力は関係ないのです。また、還暦過ぎてライセンスを取るのも難しくありません(”明るい隠遁ライフ”はアラ還でライセンスを取って、その2年後にインストラクターになりました)。
水中の世界は今まで見たこともないような、全くの別世界です。ライセンス(Cカード)を取ったら、友人に自慢しましょう。
※ダイビングショップを利用する場合、60歳以上は医師の診断書が必要です。
また、85歳以上の方は申込みできません(インストラクター保険での年齢制限のため)
・ボクシング/キックボクシング(おまけ)
必殺・真空飛び膝蹴り!
往年の沢村忠選手を覚えている方もたくさんいらっしゃるでしょう。
「あしたのジョー」にも憧れました。
今は、井上尚弥で日本中が盛り上がっていますね。
ボクシング/キックボクシングは男のロマン。いくつになっても体を鍛えることはできます。そして夢は、キックボクシングなら本場タイのジムでひとり合宿。ボクシングならパッキャオを生んだフィリピンのジムで合宿を張ることでしょう。
※「運動」系の趣味6選の詳細については以下の記事を参考にしてください。
旅行系
・エアー旅行
エアー旅行とは机上で旅行することです。
「そんなアホな!何が楽しいんだ?」と仰るかもしれませんが、これが本当の旅行より楽しいこともあるんです。
まず行きたい場所を決めてガイドブック類を購入(図書館で借りてもOKです)。訪れる場所をどこにするのか、見たい物は何か、有名な食べ物は何か?どこで食べるか? そして交通手段やホテルを決めていきます。ネットで調べればたくさんの情報が得られます。
面白くて病みつきになります。
・巡礼の旅(国内、海外)
定年過ぎまで生きてくると、褒められないこともたくさんしてきました。お迎えがくるまでに懺悔しましょう。
そこで巡礼の旅です。日本で言えば、お遍路さんが有名ですね。四国八十八箇所巡り、そのほかにも、関東八十八箇所巡り、秩父三十三箇所巡り、などいろんな巡礼コースがあります。とても魅力的です。熊野古道も定番です。
そして忘れてならないのが、「カミーノ巡礼(サンチャゴ・デ・コンポスデーラ)」。キリスト教徒ではありあませんが、心に残る巡礼になること請け合いです。
・バックパック旅(国内・アジア)
青春を思い出すバックパック旅。年齢を重ねてもできるんです。
国内も新しいタイプの安宿が出来てきており、昔と違った体験・発見があるかも。
国内も良いですが、やはり「男なら目指すはアジア旅」。タイ~マレーシア~シンガポールの「黄金のインドシナ半島ルート」。そして濃すぎる国インドが呼んでいます。
バックパック旅は新しい出会いと、いかに倹約できるかがポイントです。
・鈍行列車/路線バス+温泉/神社仏閣、など
昔懐かしい鈍行列車の旅、「青春18きっぷ」は今も健在です。
ハイソ向けにアレンジされた高級旅も良いですが、たまには鈍行列車に路線バスを組み合わせたゆっくり旅も楽しみたいものです。これら電車・バスに温泉や神社仏閣をアレンジすれば、自分だけのゆっくり旅の完成です。
アレンジの仕方でお財布にも優しくできるのが魅力です。
・日本の歴史旅(城跡、仏像、美術館/博物館、ほか)
まずは日本史の復習から始めましょう。
いまは日本の歴史を勉強し直すことが空前のブームになっています。(漫画が多いけど)
※参考書:まんが「日本の歴史」、日本国紀(百田尚樹)、天皇の国史(天皇の国史)、など
日本の歴史を本で勉強したら、本物の歴史を見に出かけませんか?
日本の歴史遺産が眠る各地の美術館/博物館巡りから、定番のお寺・仏像、そしてマニアックな戦国城址や戦場跡巡り、考えれば幾らでも出てきます。
自分のルーツを探す旅も素敵です。
※「旅行」系の趣味5選の詳細については以下の記事を参考にしてください。
ギャンブル系
・公営ギャンブル(競馬、競輪、競艇、オートレース)
武蔵野線はギャンブル鉄道。時間帯によっては車内は競馬新聞などに見入るオッサンで込み合う。いつか、何もかも忘れてあの集団の中の一人になれたら。。。
中央競馬は別として、どうも公営ギャンブルは日陰の存在感がプンプン匂います。奥様方からしたら眉をひそめる存在。でも、だからこそ反逆の道楽、公営ギャンブルが面白い。
スッテンテンになった帰り道、立ち飲みで煽る焼酎が五臓六腑に染みわたります。
※ギャンブル中毒になりそうな方は止めてください。(責任もてません)
・海外カジノ(→将来日本にできるかも。。。)
マカオのリスボアで大勝ちした夜、俺は小麗に撃沈した。ラスベガスで有り金を全てスッたとき、ジントニックをおごってくれたエミリーは元気でいるのか。。。
スロットマシン、大小、ルーレット、バカラ、ブラックジャック、戦略と駆け引き、ギャラリーがあなたの一挙手一投足に固唾をのみます。
怪しい高級感が漂う海外カジノ、非日常の世界があなたを虜にします。
※ギャンブル中毒になりそうな方は止めてください。(責任もてません)
・ハイリスク投資(株式、FX、仮想通貨、先物取引)
「株式投資で億り人」、最近よくメディアなどで騒がれています。
一発当てれば一生遊んで暮らせるが、はずせばどん底の世界へようこそ!
株式投資はお手軽な投資手段と言われますが、本質はギャンブルです。それに以上に、FX,仮想通貨(暗号資産)、先物取引はハイリスクな投資になります。自分の才覚を試してみたい方はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
今からでも決して遅くはありません。冥途の土産話にぜひどうぞ。
※基本ハイリスクです。資産ポートフォリオを考え、少額投資をお勧めします。
・骨董品(国内、海外)
「いい仕事してますねぇ!」
自分の茶碗がこのよう言われる至福の瞬間が来るかもしれません。
骨董品の世界は偽物が9割とか言われる世界。このおどろおどろしい世界に飛び込み、いずれは「その道の通」と言われてみたいものです。
骨董は国内のみならず海外での楽しみもあります。特に「蚤の市(flea market)」は欧州や北米で盛んに開催され、日本人の愛好者もたくさん訪れています。
「骨董ジイさんには困ったものだ。。。」と子や孫に言われるのも一興かもしれませんね。
・麻雀(実施、プロ麻雀視聴)
「四暗刻ツモ!親の役満、1万6千通し!」
大学時代、授業をサボッて雀荘通いという方も多かったのではないでしょうか?
なぜあれだけ朝から晩まで飽きもせず麻雀ができたのか不思議です。
旧友とまた雀卓を囲むのも良いかもしれません。昔取った杵柄(きねづか)、ボケ防止にはてきめんかも。レートは昔懐かしい”点3”で。もちろん昔と違って禁煙です。
※「ギャンブル」系の趣味5選の詳細については以下の記事を参考にしてください。
実益を目指す系
・プログラミング
プログラミングと聞いて腰が引けましたか?
ご安心ください。今は昔と違ってプログラミング言語はかなり簡単になりました(もちろん難しいものも残っていますが)。また、(一部無料で)ゲーム感覚で受講できる講座から、オンライン・スクール、直接現場指導の学校まで勉強方法は選り取り見取りです。中には独学でプログラミングを習得して、フリーランスでばりばり稼いでいる強者もいます。
年配者は「プログラミングで稼ぐ」というより、「プログラミングを楽しむ」くらいの余裕を持ったが良いかもしれません。お金稼げたらラッキー!
・ブログ、YouTube、イラスト、写真素材
今は空前の「副業ブーム」です。
最近の副業解禁の流れにのっていることもありますが、その背景に若年層の低賃金化があるからでしょうか。
中でも人気なのが、YouTube(動画編集含む)、ブログ、プログラミングなど。そのほかにもイラストや写真素材の販売など、新しい副業がいろいろ出てきています。
これらの副業はほとんど元手がかからないか少額という特徴があり、始める垣根が低くなっています。また、やり方・始め方解説はTouTubeやブログに雨後のタケノコのごとく乱立状態。
この際、新しいものにチャレンジすることも一興でしょう。あわよくば一発当てる?
・資格取得(資格マニアを目指す)
言わずと知れた資格を取ってで稼ぐ。王道です。
できれば資格は定年前に取得し、本業と並行して資格関連の実務を経験しておくことが肝要かと。
よく言われていることですが、資格を取ったからと言って仕事ができるわけではありません。依頼するほうも資格取り立ての新人より、実務経験豊富な人に頼みたいと思うのが人情でしょう。もちろん本人次第でどうにでもなるかとは思いますが。
でもこの際です、1つ2つの資格でなく、暇に任せて資格マニアを目指しませんか?
・料理(Twitter, Blogに上げるも良い)
料理って結構オモシロイですよね。
実際やってみるとわかりますが、段取りを組んで始めて見ると、結構集中しています。気分転換にはもってこいかも知れません。
出来上がった料理をツイッターやブログにアップして収益化している人もいます。皆さん本当にきれいな料理で驚きです。また、最初からプロを目指して修行し、料理店を開業するというものありかも知れません。(※蕎麦屋開業はなぜか評判がよろしくありませんが)
なお、料理の勉強のため料理学校に通って花嫁修業の若い女性と知り合いになる、などという淡い期待は抱かないで下さい。そういう不謹慎な輩が多すぎて、必ず別クラスにするそうです。
・仕事!仕事!仕事!
「働かざる者食うべからず!」定年後もフルタイムで働きたい!
これもありですよね。
フルタイムの仕事を継続する場合は、定年前から就職活動をし、キャリアの断絶をさせないことが重要だと言われています。また、自分のスキルの強みや即戦力分野を明確に把握し、履歴書や業務経歴書に明示的に反映しておくことが本当に重要です(経験者です)。
やってみると分かりますが、赤の他人に自分の有用性を理解してもらうのは大変です。
あと、断られても人格を否定された訳ではななく、ただ相手が求めるスキルと相違しただです。決して落ち込まないようにしましょう。
※「実益」系の趣味5選の詳細については以下の記事を参考にしてください。
チャレンジ系
・楽器(ピアノ、尺八、・・・) →発表会を目指す
「もしもピアノがひけたなら・・・」
西田敏行の歌にもあるように、何か楽器が弾けたら楽しいだろうな、というのは誰でも思うのではないでしょうか?
別にピアノ限りません、ギター、フルート、サックス、はては尺八まで。子供のころの夢を実現する機会がいま訪れようとしているのです。躊躇することなく、街の音楽教室に走りましょう。美人の先生がやさしく教えてくれることでしょう。至福の時間はすぐそこです。
目指すは夢にまで見た独奏会!
・大学(大学院、聴講生)、海外留学、など →修士、博士になる。
大人の教養を積む定番、大学の「社会人講座」。
でも、やるなら聴講生レベルではなく、大学院に入学するのもありです。
大学院はどこも学生不足で大変なことになっています。年配だからと言って断る理由はありません(試験はありますが)。いっそのこと”博士”を目指してみませんか?
それから、おすすめは海外語学留学。
海外滞在経験と語学研修がいっぺんに経験できます。何と言ってもフィリピンの英語、中国の大学での中国語がおすすめかと。異国でのアバンチュールがあなたを待っています。
・海外移住+彼女を作る →徹底的に堕落な世界を味わう
趣味の域を超えて「生き方」になってしましますが、海外移住という手もあります。
特に、アジアはリタイヤメント・ビザが取得しやすい国が多く、気候も暖かいため中高年にはありがたい限りです。
おすすめは、タイ、マレーシア、フィリピンあたりでしょうか。ご自分との相性を考えて選ぶことが大事かと。
いっそのこと、現地で若い彼女(彼氏)を作り徹底的に堕落した世界を味わってみるのも、海外ならではの醍醐味かもしれません。
・仏教やヨガの修行をする(タイ、インド)→悟りを開く
本場で修行する。なんとも荘厳な響きです。
修行の厳しい上座部仏教の本場といえばタイ。2500年続くサンガ(仏教組織のこと)に身をゆだね、めくるめく本場の仏教修行で悟りの世界を体験するのはいかがでしょうか?
また、ヨガといえば、インドのリシュケシュ。あのビートルズが修行し、世界ヨガ大会も開かれる、まさにヨガの聖地。アーシュラム(ヨガ道場)でヨガを極めれば、あの片岡鶴太郎をも凌ぐヨガ・インストラクターになるのも夢ではありません。
※リシュケシュは本当に聖地なので、肉類・酒の飲食は一切禁止されています。
・日本一、世界一を目指す(ギネスに挑戦)
日本一、世界一。なんと素晴らしい響きでしょう。
一度でいいから「日本一、世界一」になってみたい!と思いませんか?
自由な時間を手に入れた今こそ、「日本一、世界一」にチャレンジするチャンスです。
「日本一、世界一」を手に入れたあなたはチャンピオン。墓標に「世界一」を刻むことだってできるんです。
さあ、今から「ギネスに挑戦」です。
※「チャレンジ」系の趣味5選の詳細については以下の記事を参考にしてください。
まとめ
いかがでしょうか?
一風変わった、あなただけのおすすめとして5種のカテゴリー、例として25+1の趣味を挙げてみました。気になる趣味がありましたか?気に入ったものがあればラッキーですね。すぐに行動に移すことをお勧めします。もちろんおすすめの趣味はこれだけではありません。これを参考にご自分で調べてみるのも面白いと思います。
なお、この記事だけでは説明できなかった、5つの趣味カテゴリーの詳細を、別の記事でそれぞれ解説しています。ぜひ気になる趣味がありましたらご確認ください。。。
では、明るく、楽しく、前向きな、「定年後ライフ」を楽しみましょう!
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