・この記事がお役に立つ人
定年後、仕事で稼げると言われる資格取得の勉強を始める人が後を絶ちません。その前向きな気持ちには頭が下がりますが、定年前後で未経験分野の資格を取得しても実際は仕事ではあまり役に立ちません。ほとんどの資格は実務経験がないと評価されないのです。
しかし、シニアで資格取得にチャレンジするのはとても素敵なことです。まだまだ終わっちゃいない!というところを家族や友人にみせてみたいものです。
人生、要は見栄が重要です!
そこで、今回は取得すればそれだけで人に自慢できる「民間資格」を厳選しました。皆様の資格取得のお役に立てれば幸いです。
こんな「民間資格」がおススメだ!
国家資格と民間資格を合わせると3,000以上の資格があると言われています。
その中でも「民間資格」は今どきの資格が多数あります。中には資格商法まがいの怪しいものもあり玉石混合といったとことです。勉強を始めるにあたっては、きちんと資格の内容を吟味することが必要でしょう。
おススメする「民間資格」
今回おススメする「民間資格」は、その中には今風のややカッコいいものもあります。国家資格のように、その資格を持っていないと仕事ができない、ということではありませんが、持っていれば一目置かれること間違いなしです。
ただし、一目置かれるためにはそれなりの努力が必要です。逆に資格取得という目標ができて良いかも知れませんね。
ワインエキスパート
サッカー公認審判員
漢字能力検定
統計検定
TOEIC(目標:900点以上)
日本語教師
おススメしない民間資格
おススメしない民間資格は挙げたらキリが無いほどたくさんあります。目につくものだけピックアップしてみました。
なお、これらが全て役に立たないとは言っていません。その分野について未経験である定年退職者が取得しても役にはたたないだろう、という観点で見ています。
【お勧めしない民間資格】
名前だけで受験料や維持費が高い資格などです。もちろん実務経験や仕事の人脈がなければ、ちっとも役に立ちません。たくさんありますが、その一部を記載します。
野菜ソムリエ
:どのように人に役立つのかが分かりずらい。ワインのソムリエの二番煎じ的な感じがしてしまう。
:合格するには15万円ほど必要、上位を目指すとさらに高額
フードコーディネーター
:聞いてどのように役立つのかが分からない。つまり、いちいち人に説明しなければならない。他人であれば興味がわかない。
:また、仕事の実績もない素人に仕事の依頼などない
ビジネス・キャリア検定
:「公的資格試験」の触れ込みだが、完全な民間資格。就職にも実務にもほとんど役に立たない。(あまり知られていない)
:かつて多額の税金を投与した旧公的資格らしいが。。。
ウェブ解析士
:今どきの資格だが、IT分野は実力の世界であり資格は役に立たない
:ウェブ解析士の上位資格として、上級ウェブ解析士、ウェブ解析士マスターがあるが、いずれも講座受講が必要(これがかなり高額)
おすすめ資格の評価方法
各資格を★の数で表します。(★の数が多いほど良い)
(各資格の評価サンプル)
【資格概要】
・資格の概要を説明します
・取得し易さ ★★★★★
・取得費安い ★★★★★
・資格実用性 ★★★★★
・自慢でき度 ★★★★★
・副業可能性 ★★★★★
・資格取得の難易度
目安の学習期間、難易度、合格率など
・取得費用・維持費用
取得にかかる費用(テキスト代、講習代、受験料、維持費、など)
・実用的な資格であるか
実際の仕事で使えるか、または生活するうえで役に立つか
・どのように自慢できるか
この資格に対する一般的な評価、および、どのように自慢できるポイントを解説します
・副業で稼げるか
お小遣いを稼げるか?稼げるとしたらどう稼ぐか。
【総合評価】
総合的な評価をひとことで表す!
おすすめ資格の詳細
【資格1】ワインエキスパート
【資格概要】
ワインエキスパートとは、一般社団法人日本ソムリエ協会(会長:田崎眞也氏)が認定する資格。毎年3,000名以上が受験しています。
ワインエキスパート試験は、日本ソムリエ協会が認定するソムリエ資格の試験と中身は事実上同じで難易度もほとんど変わりません(試験は同じ日に行われ、問題も同一。違いはサービス実技の有無)
つまり、難しいがそれだけ権威があるということです。あの、ワイン好きで有名だった、川島なお美さんも「ワインエキスパート」の有資格者でした。
ワイン好きならぜひチャレンジしてみたい資格試験です。
・取得し易さ ★★
・取得費安い ★★★
・資格実用性 ★★★★
・自慢でき度 ★★★★★
・副業可能性 ★
・資格取得の難易度
ソムリエ資格と同じ試験なので難しいです(合格率:30~40%)。
ソムリエ/ワインエキスパート試験は、以下の3つ試験に分かれますが、ワインエキスパートは3次試験はありません(ソムリエのみ)。
第一次試験:筆記
第二次試験:テイスティング
第三次試験:サービス実技(ソムリエのみ)
独学の方は、とにかく以下の「ワイン受験.com」の問題集を解きましょう。ポイントは2次試験の「テイスティング」です。独学が難しいという方はワインスクールに通うという手もあります。
・取得費用・維持費用(2022年1月現在)
取得費用は受験料と認定登録料があり以下の金額になります。一次試験は1回だけの受験料と、2回受験可能な受験料で料金が変わります。
受験料:29,600円(1回受験)
34,440円(2回受験)※一次試験が2回受験できる
※認定登録料:20,950円(資格取得後、別途必要)
日本ソムリエ協会への入会金、年会費は以下のとおりです。やはり自慢するためには会員にはなっておきたいですね。
入会金 \10,000
年会費 \15,000(初年度の会費は月割り)
そのほか、ワインスクールに通うのであれば、別途その費用がかかります。(ワインスクールは「ワイン受験.com」参照)
・実用的な資格であるか
ワイン好きには非常に役に立つ資格といえるでしょう。
ご自分がレストランに行ったとき(国内外を問わず)、その知識と風格でソムリエからも一目置かれること間違いありません。
また、日本ソムリエ協会に入会すれば、いろいろな催し物にも参加できますし、人とのつながりも期待できます。
・どのように自慢できるか
やはり、嫌味にならないようにさりげなく振舞うことが重要でしょう。
まあ、とにかく行きつけのレストランを作り、そこのソムリエと仲良くなることで、通としての威厳がでてくるでしょう。
このようなお店に知り合いを連れていけば尊敬されること間違いありません。
・副業で稼げるか
お小遣いが稼げるかと言われれば、厳しいでしょう。
ここはあくまでアマチュア・ステータスを愉しむのが”通”と言えるでしょう。
【総合評価】
取得はかなり難易度が高いが、ワイン好きであれば是非取得したい資格だ!
(その他補足)
自慢できる裏技として、日本ソムリエ協会の会員になるという手もあります。会員は資格の有無、業種にかかわらず、20歳以上の方ならどなたでも入会できます。
なお、ワインエキスパートが難しく、費用的にも・・・、といお方には、日本ソムリエ協会が行っている、「ワイン検定」があります。
こちらならお値段お手頃(1~1.5万円)で1日の講習で取得できますので、まずはこちらからというのもありでしょう。
【資格2】サッカー公認審判員(4級、あわよくば1級まで)
【資格概要】
サッカーの公式試合にて審判をするには、「サッカー公認審判員」という資格を取る必要があります。
「サッカー公認審判員」には1級から4級までの資格区分がありますが、まずは4級から取得することになります(いきなり3級以上は取得できない)。
4級審判員は、12歳以上(小学生は不可)で心身ともに健康な人であれば誰でも受験が可能。4級の一般区分で129,758名の有資格者がいます。
4級を獲得すると各都道府県サッカー協会の下の協会や連盟主催の試合で審判をすることができます。
(日本サッカー協会公式サイト:審判登録制度)
・取得し易さ ★★★★★
・取得費安い ★★★★★
・資格実用性 ★★
・自慢でき度 ★★★★
・副業可能性 ★
・資格取得の難易度
容易。取得のハードルは低い。
受験資格:満12歳以上で心身ともに健康であること
・取得費用・維持費用
各都道府県サッカー協会により異なる。
※埼玉県サッカー協会の場合の新規取得費用はは以下のとおり。
一般 : 4,100円(登録料 3,000円+競技規則代 1,100円)
更新費用 一般:2,500円
・実用的な資格であるか
実用的ではない。あくまで趣味の世界。
・どのように自慢できるか
相手がサッカー好きであれば一目置かれる。
実際の審判をしていれば尊敬を受けられる。
・副業で稼げるか
お小遣い稼ぎは無理。逆に持ち出しとなる可能性大。
【総合評価】
・取得は容易だが、体力が必要(グラウンドを走る必要がある)
・本気で審判をやりたいのであれば、費用は安いし超おすすめ。
・新しい居場所が見つかるかも!
【資格3】漢字能力検定 1級
【資格概要】
年末の恒例行事、「今年の漢字」で有名な漢検です。
「漢検(日本漢字能力検定)」は、漢字能力を測定する技能検定。漢字を「読む」「書く」という知識量のみならず、漢字の意味を理解し、文章の中で適切に使える能力も測るもの。
試験は10級から1級まであり、我々が受るとしたらたら2級、準1級、1級の何れかになると思われます(高校・大学・一般程度)。自慢したければ1級が必須です。
漢検1級受験者の半数くらいが60歳以上ということ、知ってました?
(漢検公式サイト)
・取得し易さ ★
・取得費安い ★★★★
・資格実用性 ★★★★★
・自慢でき度 ★★★★
・副業可能性 ★
・資格取得の難易度
1級はメチャクチャ難しい(ようだ)。何回も受験する人が後を絶ちません
漢検1級は、市販のテキストや過去問をやりつくしても、それだけじゃ受からないのが大きな特徴。合格基準は8割だが、市販のテキストを全部完璧にしても、全体の6~7割しかとれないようです。
つまり、残り1~2割は辞典を読んだり、Twitterで情報収集したり、漢検1級リピーターが書いたブログを読んだりと、様々な手段で言葉を地道に拾っていくしかないとのこと。(漢検マニア談)
・取得費用・維持費用
漢字検定の検定料(受験料)は級によって異なります。
1級が5000円、準1級が4500円、2級が3500円、準2級から4級が各2500円、5級から7級が各2000円、8級から10級が1500円。
1級なら、検定料や参考書を合わせても1万円もあれば十分でしょう(安!)。
・実用的な資格であるか
日本人として生きていく中では、漢字に強いのはアドバンテージになります。
1級を取得した人によれば、「本などを読んでいて、読めない、意味の分からない漢字には出会ったことがない」などとと豪語しています。
「漢字じいさん」としてご近所で有名になるかも知れませんね。
・どのように自慢できるか
漢検自体は「今年の漢字」で有名なので、だいたいの人は知っています。ただ、1級がどれくらい難しいのかはなかなか理解できないかもしれません。
ポイントは子供が漢検とかを受験したことにある親御さんなどとの会話でさりげなく自慢することでしょう。お子さんの苦労を知っているので、大いに尊敬されること請け合いです。
あとは、漢検仲間を作ってお互い自慢大会をするとか。
・副業で稼げるか
副業で稼ぐのは難しいと思われます。
できるとすれば、1級取得の経過や勉強方法などをTwitterやブログで発信して、読者をそれなりに獲得すれば多少はお小遣いが稼げるかも、という程度か。一定の需要はあると思われます。
それには、Twitterやブログをかなり頑張る必要があるでしょう。
【総合評価】
1級の取得はかなり難しいです。
あまり派手さはないですが、根を詰めて勉強する必要がある資格です。自分にストイックで、コツコツ勉強するタイプの人に合う資格といえるでしょう。
漢検の利点をうまく説明できれば、自慢できること間違いありません。チャレンジする価値はあると言えるでしょう。
【資格4】統計検定 2級
【資格概要】
「統計検定」は、統計に関する知識や活用力を評価する全国統一試験です。
2011年から始まった新しめの資格ですが、最近のビッグデータ時代におけるデータサイエンス分野の重要性の高まりから、かなり注目を集めています。
試験の種別は、1級(大学専門課程:統計数理、統計応用の2種類)、準1級(大学基礎課程の応用)、2級(大学基礎課程)、3級、4級、統計調査士・専門統計調査士、データサイエンス基礎・発展、などがあります。
社会的に評価されるの2級くらいからでしょうか。
例えば、横浜市立大と滋賀大学では統計検定2級以上の合格者は入試の際に優遇措置を受けられます。
(統計検定を実施する、一般財団法人 統計質保証推進協会の公式サイト)
・取得し易さ ★★
・取得費安い ★★★★
・資格実用性 ★★★★
・自慢でき度 ★★★★
・副業可能性 ★
・資格取得の難易度
これは人によると思われます。
大学が理系で統計学などを専攻していた人にとっては1級でも簡単かもしれません。文系でも経済や経営学部であれば統計学の基礎はやっているはずです。
逆に数学アレルギーの人には難しい。このような人は統計検定受験自体を諦めたほうがよいかも。また逆に、分からないことにチャレンジするという考えもあるかもしれません。そのときは4級から勉強したほうがよいでしょう。
・取得費用・維持費用
試験費用は3,000円~8,000円と高くはありません。
参考書などを購入しても1万円ちょっとで済みそうです。
参考までに各級ごとの受験料を記載します。(2022年1月現在)
なお、1級以外は全てCBT方式に変更になりました。(受験料も上がった)
・統計検定 1級: 10,000円(紙問題での受験)
・統計検定 準1級: 8,000円(以下CBTでの受験:コンピューターでの受験)
・統計検定 2級: 7,000円
・統計検定 3級: 6,000円
・統計検定 4級: 5,000円
・統計調査士 : 7,000円
・専門統計調査士:10,000円
・データサイエンス基礎:7,000円
・データサイエンス発展:6,000円
・データサイエンス エキスパート:未定
・実用的な資格であるか
実生活で考えた場合、統計学は結構使えるのです。
例えば、世の中の数字を使ったウソや騙し(よくマスコミが使う手)に気付いたり、自分がデータを見るとき勘違いしないようになります。
具体的なことは、最近何かと騒がれる、あの「ひろゆき」がYouTubeで面白おかしく解説しているのでぜひ参考にしてみてください。
これは実生活でもかなり使えるスキルだと思います。1級は必要ないですが、2級や3級などを取っていると、本当に使えそうです。
勉強して損はない資格と言えそうです。
(YouTube動画:【ひろゆき】統計学マジで使えるっすよ!)
・どのように自慢できるか
自慢の仕方には多少の工夫が必要かもしれません。
単に「統計検定」などというと、何それ?という話になると思います。統計検定の優位性を説明するためにはビッグデータと絡めて話しをしていく必要があります。
上記の「ひろゆき」動画などを参考にしてみると良いかもしれませんね。
・副業で稼げるか
統計検定の資格で稼ぐというのは厳しいかも知れません。
この資格が無いと仕事ができないというものではありませんし、資格を使って副業で稼ぐ方法も厳しそうです。
また我々の年齢では、資格を売りに就職が有利になるわけでもありません。
もし若ければ、今流行りのデータサイエンティストとして就職できるかもしれませんけど。息子・娘に勧めてみますか?
【総合評価】
かなり地味な資格ですが、ぜひ取得してみたい資格だと思います。
まず、実生活に役立つ知識が得られます。そして、最近では「データサイエンティスト」の需要が旺盛で、大学で専攻した学生は引く手あまた、とか。なんせ話題性があります。
まずは、勉強するだけでも損はないのではないでしょか。
【資格5】TOEIC(900点以上)
【資格概要】
現役時代はTOEICの点数に苦しめられた人も多いのではないでしょうか(かくいう私もその1人です)。
説明の必要もないと思いますが、合否を決める資格ではありませんが、世に中に周知された英語力を測る資格になります。
誰でも知っていることですが、TOEICの点数が高いからと言って、英語で仕事ができるわけではありません。企業や学校で人のスクリーニングに使っているだけです。企業では730点を昇進要件にするところは多いようです。ご存知の通り、満点は990点です(全問正解でなくても良い)。
英語がすぐに使えるようにはならないが、点数だけは欲しいという特殊な資格試験と言えそうです。
一般的に尊敬されるためには、900点は欲しいところですね。
(TOEIC公式サイト)
・取得し易さ ★
・取得費安い ★★★★
・資格実用性 ★★★★
・自慢でき度 ★★★★★
・副業可能性 ★★★
・資格取得の難易度
現在の英語スキルレベルにもよりますが、TOEIC 900点はかなりハードルが高いと言えます。
英語で仕事をしていない場合は、かなりの英語マニアでないと厳しいかもしれません。逆にあえて900点にチャレンジすることはとてもやりがいのあることと言えます。
目標が決まれば、TOEIC対策をするのは言うに及ばず、毎日CNNを見るとか、英字新聞を読む、英語ボランティアをする、などいろいろな事ができて忙しくなりそうですね。
・取得費用・維持費用
<受験料は、7,810円になります(2021年10月に改定)。
昔と比べるとかなり高くなった印象です。これでは数うちゃ当たる方式で毎回受験すると結構高くつきそうですね。
TOEIC対策を考えるときに避けて通れないのが、TOEIC専門学校に通うかどうかです。私の経験からもTOEICの点数を稼ぐには、TOEIC専門学校に通うのは非常に有効です。
※私は専門スクールに通ったことで605点から810点と、200点以上点数が上がりました。
現役時代なら何十万もかけるのは理にかなっていますが、引退後は独学でこつこつやるのも全然ありだと思います。でも、お金が余っている方はぜひスクールも検討したいですね。
(TOEIC対策スクール。他にもいろいろあります!)
・実用的な資格であるか
私自身、TOEICはかなり英語力向上にはとても有効だと思います。
TOEIC試験では英語は使えるようにならない、と良く言われますが、そんなことは無いと思います。英語の基礎力は上がっているが、実際に使うチャンスがないため使えるようにならないのだと思います。
私の場合、海外案件や実際にフィリピン駐在で仕事をしましたが、どうにか英語で仕事をこなすことができるようになりました。これはTOEIC試験で勉強したベースがあったからだと思います。
もちろん発音は日本人訛りで、会議などは事前にパワポなどに決めたいことを書いておく、などの工夫は要りますけど。
・どのように自慢できるか
TOEIC 900点であれば誰にでも自慢できると思います。
ただ、あからさまに「俺って TOEIC 900点なんだ!」と言っても引かれるだけなので、自慢するシチュエーションを想定しておく必要があるでしょう。
それには点数だけでなく、街で困っている外人の手助けをするとか、英語の雑誌を読む、分からないことを英語でググってみる、などいろいろな方法があると思います。
点数+αで自慢できるパターンを見つけたいですね。
・副業で稼げるか
お小遣いを稼げる可能性は高いと思います。
まずは、翻訳専門の「gengo」というクラウドソーシングがあります。登録のハードルは高いですが、仕事をゲットできるチャンスです。
また、自宅で英語教室を開くとか(ネット教室でもOK)、英語ガイドになって外人の方を案内するとか。。。
英語を軸にいろいろな稼ぎ方が工夫できるのではないでしょうか。
【総合評価】
TOEICでの高得点保有は非常に自慢できる資格といるでしょう。
難点は、一般人には900点とかの高得点をとるのは結構大変であること、でしょうか。ですから、評価が高いということなんですけど。
時間はたっぷりあるのですから、英語に興味があれば是非チャレンジしてみたいですね。
【資格6】日本語教育能力検定試験(日本語教師)
【資格概要】
・日本語教育能力検定試験は、日本語教員として働くときに必要とされる資格です。
この資格がなくても日本語を教えることはできます。ただ、多くの日本語教員の求人では日本語を教える能力を測る指標として、日本語教育能力検定試験が活用されています。
※日本語教師になる方法としては、文化庁認定の「日本語教師養成講座(420時間)」という手もありまが、検定試験のほうが手っ取り早いといえます。
最近は日本で働く外国人も増え、海外だけでなく日本国内での日本語教師の需要は高まっていると言えます。
(公益財団法人 日本国際教育支援協会 公式サイト)
・取得し易さ ★★★
・取得費安い ★~★★★★★(学校)
・資格実用性 ★★★★
・自慢でき度 ★★?
・副業可能性 ★★★★
・資格取得の難易度
合格率は約30%弱程度で、それほど易しいとは言えません。
長年宮仕えで「てにおは」から直され、日本語を駆使してきた我々アクティブシニアにとってはそれほど難問ではないでしょう。
しかし、教えるという観点からは初めてであり、新鮮な体験とも言えるかもしれません。
日本語がネイティブだからといって、簡単に合格するようなものではないことだけは気をつけましょう。
・取得費用・維持費用
受験料:14,500円(税込)
合格証明書 1通につき 1,000円
合格するためにはかなり努力が必要なようですが、もちろん独学で試験に合格することもできるようです。
独学で勉強する場合、下記の本が「日本語教育能力検定試験」対策を詳しく解説しているので、まずは参考にすべきかと。
(日本語教育能力検定試験 合格するための本 :アルク社)
(日本語教師のスクール)
我々のような定年退職者、もしくは定年退職定年間際のシニア層においては、日本語教師講座を受講することが多いようです。
物覚えも悪く、根気も続かなくなった定年退職者にとって独学はハードルが高いようです。単に資格を取得するだけでなく、実践的に日本語を教えるという観点でいえば、実績のある日本語教師の育成スクールに通うというのが確実かもしれません。
ご参考までに日本語教育スクールのリンクを貼っておきます。一度確問い合わせをしてみても損はないかも知れません。
※スクールは全体的に受講金額がやや高めで、トラブルになることもたまにあると聞きます。スクール選びの際は十分ご注意ください。
・実用的な資格であるか
日本語教師は定年後でも企業に採用される可能性のある数少ない職種です。
私が働いていたフィリピンの会社で日本語教育を行っていました、2年ごとに日本語教師を募集するのですが、応募してくるのは若い女性もしくは定年退職者の男性がほとんどです。
状況により、女性または男性、どちらでも採用されることがあります。別に定年退職者だからといって、最初から不採用にすることはありませんでした。
また日本国内においても、企業や工場における外国人労働者に向けた日本語教育、各種研修など、年齢に関係なく仕事はあるようです。
要は、やる気さえあれば、定年後でも日本語教師ができるということです。
もちろん給与はそれなりですが。(フィリピンの会社の日本語教師の給与は月に8万ペソ(約18万円)プラス若干のボーナスでした。住宅費用などの各種経費は自腹です。)
・どのように自慢できるか
ただこの資格を取得しただけでは自慢するのは難しいでしょう、「へえー?」と言われて終わりかも知れません。
自慢できるかどうかは、海外で働くかどうかにかかっているといえるでしょう。
人知れず海外に渡って日本語教師としての実績を積んで帰国すれば、変わった経歴として自慢できること請け合いです。
そのためには英語も多少は必要ですね。
・副業で稼げるか
副業というよりは本業にする、ということでしょう。
人生最後のご奉公として海外で日本語教師になって、赴任先と日本のために粉骨砕身し、最後は現地で客死するというのも生き方としてはとても素敵です。
世知辛く、暗い話の多い日本を飛び出し、南国の新天地で日本語教師として最後の花を咲かすというのもアリだと思いませんか?
【総合評価】
定年退職後、海外で一旗揚げたいという方にはお勧めかもしれません。
それほど稼ぐことはできませんが、十分生活費は稼ぐことが出来るでしょう。
思い立ったが吉日、まずは解説本やスクールにあたってみてはいかがでしょうか。
まとめ
さて皆さん、いかがでしたか?
『【なるほど!】定年後、本当に「人に自慢できる資格」6選(民間資格編)』をご紹介しました。これから資格取得を考える上での参考になったでしょうか。
ぶっちゃけ、本当は資格なんてなんでもいいのではないでしょうか。
定年前後で未経験分野の資格を取得して稼げることなどほとんどありません。
要するに、これから取得する資格は、趣味のためか、取得すること自体が目的になる、ということではないでしょうか。稼げるかどうかなどは二の次、まずはチャレンジすることに意味があるといえるでしょう。
まずは肩の力を抜き、若い時を思い出して一生懸命勉強したいですね。
いずれにしろ、積極的に取り組んでいけば、結果はついてくるものと思います。
グッドラック!
では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。
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