【目からウロコ!】超要約・DIE WITH ZERO(お金ゼロで死ね!)に共感できる?

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お金を貯めこんでいるが、お金が無くなるのが怖くて全然使えない人

 死ぬまでにお金は全部使い切るのが正しい!という、結構衝撃的な本が出ました。
確かに現代人は老後不安の為、お金を貯めるだけ貯めて、結局使わずに死んでいくことが多いのも事実です。お金があるならもっと人生を楽しめばいいのに、というのはある意味真実を語っているでしょう。

でも本音では、やっぱり老後が心配というのも事実。では具体的に何を言っているのか見てみましょう。

「DIE WITH ZERO」とは?

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「DIE WITH ZERO」の趣旨は?

とんでもない本がでました。タイトルは「DIE WITH ZERO(お金ゼロで死ね)」。

著者はアメリカ人の富豪で、まだ50歳過ぎくらいの人です。著書タイトルのようにはまだお金ゼロでは死んでいません。

何故こんな突拍子もないタイトルなのか?それは、今の人々はお金を貯めこんではいるが全然使わずに死んでいっている、ということへの警鐘です。

つまり、お金を貯めこむのに一生懸命で、いざお金を使おうとしたら老人になっていてお金が使えなくなっている、という非常に寂しい状況を憂いているのです。

確かに我々定年退職者は、現役時代にしゃにむに働いて僅かなお金を稼ぎ、気が付いたら初老になっていた、といところです。今の年齢では全力でサッカーの試合はもうできないでしょうし、激しいスポーツをするにはちょっと年を取りすぎています。

著者はこのように、経験には適切な時期というものがあるので、その時期を逃さず経験しろ、といっています。死ぬとき公開するのは、やりたかったことをしなかったという後悔だと。死ぬときにお金をいくら持っていても何の役にも立たない、ということです。

「DIE WITH ZERO」の中身はどんな感じ?

「DIE WITH ZERO」では9つのルール(章)に分けて述べられています。それではルール1~9までを簡単に見てみましょう。

ルール1:「今しかできないこと」に投資する

お金を惜しんで喜びは先送りするな、今しかできないことにお金を惜しみなく使え、と述べます。
確かに若い時でないと経験できないことはたくさんありますので趣旨はわかります。
そしてなんと、「若いころはお金は貯めるな」なんてとんでもないことを言います。

ルール2:一刻も早く経験に金を使う

人生で一番大切なものは「思い出」だと言い切ります。そのためには借金をしてでも思い出作りをすべき、と言い切っています。「思い出」は老後の貯えなんかより大事だ、と言います。

ルール3:ゼロで死ぬ

金を貯めるのは中毒であり最後はロクなことにならない。老後の貯蓄はほとんど使わずに終わるのはお金ゼロの状態で死ぬことは、その人の人生が最高に効率的であるとだといいます。

ルール4:人生最後の日を意識する

さすがに著者も、完全にお金ゼロで死ぬのは無理、それは死ぬ時を予測できないから、と真っ当なことを言っています。
ただ、人生最後の日を意識することが大事、死ぬ日意識することで人生を最適化できるといいます。

ルール5:子供には死ぬ「前」に与える

次は遺産について。
死んで遺産を子供たちに残すのは遅すぎる、生きているうちに遺産は与えるべきだといいます。遺産でもらうとう嬉しさは半減、価値は激減するといいます。つまり子供の若い時期に遺産を与えるべきだと。

ルール6:年齢に合わせて「金、健康、時間を」最適化する

「金、健康、時間を」最適化せよといいます。金の価値は年齢とともに低下する、だから今使うべきだと。
そして、収入の〇割を貯蓄する、などということは止めよ!といいます。
これって、あの有名は「バビロンの大富豪」の金言なんですけど。

ルール7:やりたいことの「賞味期限」を意識する

やりたいことには旬があるといいます。
つまり、若い時に死できないこと、歳を取ってからでもできることがる。これらの「賞味期限」を意識すべきだと。
ここで著者は「タイムバケット」の効用を述べます。「タイムバケット」を使ってやり残した人生を後悔しないようにすべきだと。

>>タイムバケットはこちらをご参照ください。

タイムバケットで定年後の人生をアクティブに過ごす方法とは?
今回は、定年後の人生をアクティブに過ごせるようになる、「タイムバケット」について考えてみます。これは以前にご紹介したバケットリストの進化系といわれるもので、非常に使い勝手の良いもになっています。是非うまく活用して、定年後を充実させたいものです。

ルール8:45~60歳に資産を取り崩し始める

なんと著者は、45~60歳に資産を取り崩し始めるべきと言います。60歳を過ぎてから資産を減らすのでは遅すぎると。
老後を待たずしてお金を使おう!

ルール9:大胆にリスクを取る

最後は、若い時に大胆にリスクをとって生きよう、といいます。人生にはリスクを取らないリスクが存在するのだ。

「DIE WITH ZERO」の共感できるところ

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「DIE WITH ZERO」は結構刺激の強い本です。
そこで、この本に共感できたところと共感できなかったところを考えてみました。各ルールの前に、〇△✖で共感度を加えてみました。

まずは共感できるところからです。各ルール別に考えてみます。

(〇)ルール1:「今しかできないこと」に投資する

これは共感できます。

特に今のように60歳も過ぎると残り時間は少なくなっています。この残り少ない時間のなかで何をすべきか?のんべんだらりと過ごすべきではない、という気持ちは常にあります(逆に、何もしないでダラダラ過ごすのもありだとも思います)

ただ、過去のことは考えても元に戻らないので、本当に今に集中すべきかと。

(△)ルール2:一刻も早く経験に金を使う

確かにその通りです。

この歳になると「モノ」はそれほど欲しくないです。
「モノ」より「経験」だというのは納得です。ですからやりたいことを無理してでもどんどんやるようにしています。そのための「タイムバケット」はとても役に立つツールです。

ただ、若い人たちもそうかというとやや疑問は残ります。

(〇)ルール4:人生最後の日を意識する

確かに、「人生最後の日を意識する」ことは重要だと思います。
最後の日を特定することはできませんけど、だいたいのターゲットを決めて、そこから逆算して考えていくのはその通りだと思います。
せっかく自由な時間を手に入れているので、やりたいことをどんどんやっていこうと思います。

(◎)ルール7:やりたいことの「賞味期限」を意識する

「タイムバケット」を使ってやり残した人生を後悔しないようにすべき、というのは全くそのとおりだと思います。
全く異論はございません。

「DIE WITH ZERO」の共感できないところ

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次は「共感できない」ところです。

(✖)ルール3:ゼロで死ぬ

タイトルの「Die with Zero」自体に共感はできません。
わざわざお金ゼロで死ななくても良くね?と思います。意識として、お金を貯めるだけでなく、経験もどんどんしていこう、ということで良いかと思います。
経験をするのにたくさんのお金がかかるとは限らないので。

(✖)ルール5:子供には死ぬ「前」に与える

少しは生前贈与も良いかもしれませんが、全部生前贈与する必要はないでしょう。
晩年にお金が無くなって入院するようなことになったら、お金の面で子供に迷惑をかけることになりかねません。
相続税がかからない限度額くらいは最低限持っていたほうが良いと考えています。

(▲)ルール6:年齢に合わせて「金、健康、時間を」最適化する

ある程度の最適化は確かに必要だと思います。年齢によって一番良い時期というのは確かにあると思います。10年や20年ズレても大丈夫な場合はあありますが、さすがに80歳になってヒマラヤに登るなんてのは、三浦雄一郎じゃないとできないでしょう。
でも、収入の〇割を貯蓄する、などということは止めよ!というのは賛同できないですね。

(✖)ルール8:45~60歳に資産を取り崩し始める

共感できません。
子供の教育や住宅ローンの返済で汲々としているときに資産を取り崩せというのは酷です。
基本的に資産は取り崩さなくて良いのでは?と考えています。そうすると、著者の指摘するように、死ぬ時が一番資産を持っているとき、ことになるかもしれませんけど。

(✖)ルール9:大胆にリスクを取る

あまりピンときません。
もう既に老人の域に達しているから響かないのかもしれません。
もうリスクを取らなくてもやりたいことができるので。。。
若い人にはそうかもしれませんね。

まとめ:結局どうする?

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さて皆さん、いかがでしたか?

「【目からウロコ!】DIE WITH ZERO(お金ゼロで死ね!)に共感できる?」をご紹介しました。お金をいつどのように使おうか悩んでいる方々の参考になったでしょうか。

著者の言うように、お金を貯めるだけでは能がありません。所詮お金はお金、ただの紙切れです。お金をあの世に持っていくことは出来ません。それならいっそのこと「パーッと使っちゃえ!」とならないのがこの世の常。

我々はもう先は長くないのですから、貯めたお金を使いきれとは言いませんが、せめて自分の楽しみのためにある程度は使ってもバチはあたらないのではないでしょうか。

美田を残しても子孫のためにはならないようですので。

「Die with Zero」なかなかの本でした。かなり癖のある本ですが、買って読んでも損はない内容だと思います。お金がもったいなくてなかなか使えない御仁はぜひ一読を!

では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。

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