・この記事がお役に立つお悩み
・定年後の毎日が充実しないとお悩みの方
今回は、定年後の人生をアクティブに過ごせるようになる、「タイムバケット」について考えてみます。これは以前にご紹介したバケットリストの進化系といわれるもので、非常に使い勝手の良いもになっています。是非うまく活用して、定年後を充実させたいものです。
(「バケットリスト」についての記事はこちらを参照してください)
なぜ「タイムバケット」なのか
バケットリストに足りないものとは?
バケットリストは、死ぬまでにやりたいことリストとして非常に意味のあるものです。ただ、実際に作り始めてみるといくつかの課題が出てくるのも事実です。
①やる時期が決まっていない
まず、バケットリストの各項目にやる時期が決まっていないので、いつまでも取り掛からずに、ずるずると何もできないまま過ぎていくことになります。
人間、やはり楽な方になびいてしまいがちです。
たまにはバケットリストを見ることはあるでしょうが、行う目安の時期がないので先送りしてしまします。
そして、気が付いたら体が動かなくなっていたい、なんてことになったら目も当てられませんね。
やはりここは実施時期の目安はあったほうが良いでしょう。
②出来そうなものしかリストしない
リストに挙げる項目ですが、一律のリストではどうしてもすぐに出来そうなものを挙げがちです。
もちろん、老い先短いから時間のかかるものは挙げずらいことはあるでしょう。でも、物事を達成する中間ラップまで表せたら、大きな目標を掲げることができるかもしれません。
例えば、本を1,000冊読むという目標であれば、70歳までに500冊、75歳までに800冊、80歳までに1,000冊を達成、という具合に中間目標ができれば、大きなことも現実感がでてくるというものです。
もちろん山登りなど体力勝負のことは速攻で取り組む、という目安を立てることもできます。
タイムバケットとは?
タイムバケットはバケットリストの進化系として、年代別に「やることリスト」のバケツを分けてたものです。
これによって、バケットリストではできなかった、時間的な管理・目安を持つことができます。
例えば、5年ごとに100歳までのバケツを用意しておいて、その5年区切りのバケツに100のやりたいことリストを突っ込んでいく、ということです。
バケットリストについて、とても分かりやすい動画が「両学長」より配信されているので、詳細はこちらをご覧ください。
シニアにも役に立つのか?
一般にタイムバケットは若い人が計画を立てるのに最適と言われています。
もともとバケットリストが、老人が残り少ない人生で、やりたいことやって悔いのない人生を全うするために考え出されたものです。そいため実施時期や優先順位という考え方はありませんでした。
しかし、私たちに残された時間は思ったよりあるという事実。100のリストを上から順番にやっていくより、優先順位や実施時期をよく考えたほうが現実的というものです。
そういう意味で、我々シニアにも「タイムバケット」の考え方は役に立つといえます。
「タイムバケット」、シニア世代にとってのメリットとは
タイムバケットのメリット1
最大のメリットは、リスト項目に時期的な優先順位がつく、というもの。
たんにバケットリストのように100のリストを列挙しただけだと、どれから手を付けるか悩みます。人間ですから当然達成しやすいものから手を付けることになるでしょう。もしかしたらほとんどの項目を先延ばししてしまうかもしれません。
そうすると、結局難しいものがずらりと残り、体が動かなくなってから「早くやっておけばよかった」と悔いを残すことになります。
その点、年代別に分けておけば、リストでの実行すべき優先順位と期限は一目瞭然です。後で悔やむということがなくなります。
タイムバケットのメリット2
現実的な「やりたい事リスト」が作成し易くなる。
もともと、100の項目リストをつくるのは結構大変なことです(もちろん100個全て洗い出す必要もないのですが)。
洗い出す方法として、いくつかのカテゴリーに分けて洗い出すことが推奨されています。実際はそれでも実行可能なやりたいことリストを作成することは大変です。
そうなると、非現実的な「やりたいこと」がいっぱい出てくる傾向があります。
その点、年代別のバケツを用意すると、期間別のバケツに入りそうもない項目は再考されて、達成可能なかたちに内容が具現化されていきます。
これで、後から見直したときに、なんじゃこりゃぁ?という項目が少なくなるでしょう。
まあ、5年ごとに区切ったバケツは幾つもないかも知れませんけど。
タイムバケットのメリット3
やりたいことリストの達成可能性が高まる。
リスト項目のやる時期(バケツ)を決めると、それをするためには前の時期(バケツ)でやることが見えてくるものがあります。
旅行系などの何処かに行く、ということであればその時やればOKなものもあるかもしれません。でも同じ旅行系でも、ヒマラヤ系のトレッキングのためには、日本の山で準備するとか、登山用具を買って使い込むなどの準備期間が必要になります。
このように、リストを作るときに各項目の前後に必要な事柄が見えてきて、現実的な考えができるようになります。
タイムバケットの作り方
タイムバケットの作り方は非常に簡単です。作業のステップは3つです。一番難しいのは、やはりやりたいことの100のリストを作ることでしょう。
①やりたいことリストを作る(バケットリスト)
まずは、「やりたいことの100のリスト」を作ることです。
ポイントは以下のとおりです。
・何でもよいからとにかくやりたいことを列挙する
・いくつかのカテゴリーに分けてリストを作るとやりやすい(例:旅行、教養、美食、・・・)
・見直しをして、重複を排除したり、似たものを統合する
作り方については、以下の記事を参考にしてください。
②5年区切りの「バケツ」にやりたいことを放り込んでいく。
次は、やりたいこと100のリストの項目を、5年区切りのバケツに放り込んでいくことです。
実際は、100のリストをExcelで作ったら、右側に5年区切りの列を作って、どの年代に行うか「〇」を付けていることになるでしょう。
「バケツ」は5年区切りで100歳まで作るのがおすすめです。理由は、現実的に80歳までにすると寂しいので。いくつかやり残した項目を持ってあの世に行くのが理想でしょう。
実際作ってみて愕然とするのが、60-65歳、66-70歳のところに大半の項目の印がついてしまうことです。
もう少し自分の体を信じて、80-85歳、85-90歳、などのところに〇印をつけたいものです。
③「タイムバケット」を定期的に見直す。
そして最後は、「タイムバケット」を定期的に見直すことです。
やりたいことリストは100個作らなくても良いのです。また、見直しに際して入替自由です。自分だけのものですから他人にとやかく言われる筋合いはありません。
そして、完了したものをどんどん消し込んでいきましょう。これがあなたの人生の積上げになります。
ちなみに私は16個を完了しました。まだまだ楽しみは多いです。
シニアのタイムバケット実例
ここでは、私の各年代別のバケツに入れている「やりたいこと」リストを例示(一部)いたします。
かなりの項目が75歳くらいまでに集中してしまい、80歳以降は項目設定が難しいです。
取り急ぎ、ご参考になれば幸いです。
● ~60歳
・クロールで1,000m泳げるようになる(済)
・海外で働く(済)
●60歳~65歳
・般若心経を暗記し、カッコよく唱えることができる(済)
・ダイビング・インストラクターになる(済)
・世界の10大ダイビング・スポットを制覇する
・WordPressで自分のHPを自分で作って、立ち上げる(済)
・バイクでフィリピンを周遊する。
●65歳~70歳
・日本の都道府県制覇(あと4県)
・インドのリシュケシュで1ヶ月間ヨガ修行を行う
・日本国内の巡礼(四国八十八、秩父三十三、など)
・ロールプレイングゲームを極める(満足するまでやる。1種類。)
・日本の世界遺産を全て訪ねる。(ありきたりだが)
・ムエタイ修行をタイで行う(Thai: Muai-thai)
●70歳~75歳
・日本の人の住む東西南北を極める(南の「波照間島」のみ残)
・日本の文化遺産を訪ねる(京都、奈良、ほか)
・日本の古典芸能をに親しむ(歌舞伎、浄瑠璃、能、狂言、落語、など)
・本を1000冊読む(歴史小説、世界の名作・古典、など)
●75歳~80歳
・世界史を勉強しなおす。
・村上春樹の小説を全て読む(再読する)。
・碁が打てるようになる
まとめ
さて皆さん、いかがでしたか?
「タイムバケットで定年後の人生をアクティブに過ごす方法とは?」をご紹介しました。これからアクティブな生活を送る上での参考になったでしょうか。
映画の「終わった人」みたいに、毎日やることがない・・・、などと嘆いている場合ではありません。
せっかくつかんだ定年後の自由な時間、無駄に過ごすなんてもったいない。やりたいことも出来ずにあの世に行ってしまったら悔やんでも悔やみきれません。
「やりたい事なんて無い!」などと言わずに、よく考えてみませんか?もし何も思いつかないようであれば、まずはこの映画をご覧になることをお勧めします。
では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。
コメント