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・最近のSNS事情をシニアの目線で知りたい人
最近のSNSの発展には目を見張るものがあります。
一昔前では考えられなかった便利な機能が無料で使えることに驚きを隠せません。
その上、どんどん新しいサービスが生まれてきて、シニアとしていったいどれを使ったらよいのかわからないほどです。
そこで今回は、SNSの現状を見るとともに、おすすめのSNSを考えていきたいと思います。
SNSの現状とは
SNSとは、Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略。その名の通り、社会的な繋がりを作り出せるサービスのことです。
SNSはもはや日常の必須道具だが・・・
ほとんどの人が何らかのSNSを使われていることと思います。いうなれば、SNSは今日の必須道具といえます。
若くないとはいえ、我々もSNSが使えないと「情報弱者」のレッテルを貼られかねません。
SNSにより人づきあいが広がる、あるいは深まる可能性が高まる、知らない人へのコンタクトの利便性がもたらされるといったメリットがある半面、アカウント炎上や個人情報が晒される、「LINEいじめ」のような社会問題に発展するケースもあり、問題になる場面も増えてきているのも事実です。
また、SNSのプラットフォーマーが詳細な個人情報を収集し、莫大な利益獲得に結び付けていることや、たびたび発覚する情報漏洩の問題も無視できません。
SNSは本当に必要か?
このように、メリットもデメリットもあるSNSですが、世の中の便利ツールであることには変わりはありません。
要するに、うまく付き合っていくしかない、ということでしょう。
そのてめには、SNSをうまく使い倒す術を身に付けるとともに、自分自身を守るということに注意を払う必要があるでしょう。
特に、いくばくかのポイントのために個人情報などをさらさない、などの注意が必要でしょう。
SNSのプラットフォーマーはいろんな仕掛けで、あらゆる個人情報を収集しようとします。
まずは最低限の開示にとどめる、プラットフォーマー間の連携はさせないなど、多少の不便はあっても我慢することが必要でしょう。
代表的なSNSとその特徴とは
次に、代表的なSNSとその特徴を見ていきます。
SNSの解釈を広げて、いろいろなジャンルのものを見ていきたいと思います。
【投稿系】
・Facebook
・Twitter
・Tumblr(タンブラー)
まずは投稿系。
有名どころは、FacebookとTwitter。ザッカーバーグ(ユダヤ系らしい)のFacebookと、トランプ大統領で有名になったTwitter。もちろん私も両方のアカウントをもってます。有名過ぎて説明は不要ですね。
Tumblr(タンブラー)というのは聞きなれないですが、「文章」や「画像」だけでなく「動画」や「音声」などなど幅広い種類のメディアをごちゃまぜに投稿できるというものです。最近はやっているらしいです。
【メッセンジャー系】
・LINE
・Messenger(Facebook)
・WeChat(中国)
・カカオトーク(韓国)
・WhatsApp Messenger(米国)
日本でメッセンジャー系SNSといえば、LINEがあまりにも有名です。一部、FacebookのMessengerを使う人もいるかもしれませんが、圧倒的にLINEでしょう。
なんだかんだで連絡はLINEというかたも多いのではないでしょうか。個人情報漏洩で問題になりましたが、まあ、どこの会社もどこまで信用できるか疑問が残ります。
なお、海外でLINEは一般的ではなく、それぞれのアプリを使っているようです。
【写真系】
写真系はInstagramが一強という感じでしょうか。
私もアカウントは持っていますが、シニア男性で良く使うというのは、アイドルおたく関係の人が多いかも(偏見でしょうか?)。
若い女性の利用者が圧倒的に多いようです。
【動画系・音声系】
・YouTube
・Clubhouse
・Tiktok
・ニコニコ動画
最近は動画系SNSが花盛り。YouTuberは子供のあこがれの職業だとか(あと何年持つのか?)。YouTubeには私も毎日大変お世話になってます。
若い人たちはTVの視聴が減って、そのぶん動画系SNSに移っているようです。TV番組の質の劣化が著しい昨今、この傾向はますます強くなりそうです。
Tiktokは若い女性中心、ニコニコ動画は昔からオタク系。そしてつい最近バブルのように散っていった音声系SNSのClubhouse。
全体としては、かなり勢いのある分野といえそうです。
【ライブ配信系】
・YouTube LIVE
・17LIVE(イチナナ・ライブ)
・SHOWROOM
・TwitCasting(ツイキャス)
・ニコニコ生放送
いまいちばん勢いのあるのが、ライブストリーミングサービスでしょう。
PCやスマホからライブ配信ができ、リアルタイムで視聴ができます。ライブ配信時に「投げ銭」ができるのが大きな特徴です。
ライブ配信においては、ライブ配信者を「ライバー」、ライブ視聴者を「オーディエンス」と呼ぶそうです。私もたまにはライブ配信を視聴することがあります。
17LIVE(台湾が本社)は4,500万人以上のユーザーを抱え、ライバーが参加できる、様々なイベントやオーディションが常にアプリ内で開催されています。
私も日本に戻ったら一度参加してみたいものです。
ライブ配信ではアイドル系や芸術系などの人も多く出演しているので、「推し」を見つけるのも面白いかも知れません。
私のイチ推し「高松あい」さん(バイオリン)も17LIVEの常連です。
【ビジネス系】
・LinkedIn
・Wantedly(日系)
ビジネス系SNSはあまり馴染みがないかもしれませんが、海外では一般的です(もちろんフィリピンも)。
LinkedIn一強といったところでしょうか。
個人では転職やキャリアアップのため、企業ではヘッドハンティングのためといった使われ方が主です。海外ではそれ以外にビジネスパースン同士の結びつきのために利用しているケースも多いようです。
実際、LinkedInからの知人紹介メッセージが多く来て多少ウザいです(Facebookの知り合いかも、と同じ)
私がマニラの会社にいたとき、LinkedIn経由で某日系企業から優秀な社員へのヘッドハンティングが相次ぎ大変な目にあいました。
【チームコミュニケーションチャット】
・SLACK
・Chatwork
・Microsoft Teams
主に仕事で使うことが多いSNSとなります。
IT関係の開発チームでは何故かSLACKを使うことが実際に多いです。
普通の会社でのチャットツールとしては、Chatowork, Teamsが多いように思います。
セブのコンサルでお手伝いした会社がそれぞれ違ったツールを使っていたため、上記3つとも私のPCに入っています。
【マッチングアプリ】
・Tinder-ティンダー
ガラリと変わって、男女のマッチング・アプリです。
昔は「出会い系サイト」などを使うのが一般的でしたが、最近はスマホアプリでマッチングするようです。
さすがに使ったことはないのですが、アプリの評判は上々のようです。
娘や息子が使っているのかどうか気になりますね。
【シニア系】
・らくらくコミュニティ
シニアに特化したSNSもあるようです(日本のSNSです)。
実際、「らくらくコミュニティ」を見てみたのですが、失礼ながら、私自身としては使うに堪えないレベルのものでした。
言葉を選ばなければ、「情報弱者向けのSNS」といったところでしょうか?
対象者は完全に後期高齢者向けといったところですね。我々のようなアクティブ・シニアにはほぼ無縁のものです。
アクティブ・シニアにおすすめのSNSとは
SNSの使い方は人それぞれでだと思いますが、SNS自体が進化してきており、従来とは違った方向に進んでいるのもあり注意が必要です。
結論としては、使ってみて気に入れば使えばよいでしょう、ということです。
まずは、お試しで使ってみることでしょう。
使い方別に見ると以下がおススメかと思います。
連絡手段として使うSNS
LINE
Messenger
メール各種
日本では、連絡手段としてLINEがあれば十分だと思います。
ただ、一口にLINEと言っても、最近は機能が拡充されてきていますので気を付けたいですね。
私も LINE Pay に入ったりしてますけど、海外では使えないんですよね。
情報収集の手段としてのSNS
Twitter
Facebook – フィリピン
LINE – 日本(改善中)
情報収集の手段としてSNSはとても有効です。
特にTwitterの有効性はある程度実証されています。
Twitterは即時性があるため、ラジオやテレビより早く情報を得ることができます。
ただ、デマなどもあるため、真偽を見分ける情報リテラシーも必要でしょう。
なお、フィリピンなどではFacebookが公式の発表媒体になっていたり、日本でも役所がLINEでやりとりするなど、SNSが公的ツールにもなってきているようです。
楽しみで使うSNS
楽しみで使うなら、動画系かライブ配信系のSNSでしょう。
・YouTube / YouTube LIVE
・17LIVE(イチナナ・ライブ)
・SHOWROOM
・TwitCasting(ツイキャス)
などが候補になるかもしれません。いちど使ってみることをお勧めします。
※SHOWROOMはちょっとアイドル系に寄りすぎかも。
先ほども申しましたが、TV番組の劣化が最近ひどく、私自身はYouTubeやライブ配信を見ているほうがずっと面白いです。
また、動画系SNSであれば、自分の好きな時に楽しむことができるので、非常に便利です。TVなどでは録画しないと好きな時に見れないので、この点でも不利です。
ライブ配信系SNSはその臨場感、特に「投げ銭」でライバーとのコミュニケーションが取れるので、ある意味双方向で楽しむことができ、新しい体験ができます。
「推し」に入れ込んで、多額の投げ銭をしないよう気を付けたいものです。
ビジネスで使うSNS
基本的に LinkedIn ですが、まだまだ日本では一般的になっていないと思います。
また、シニアではLinkedInで何かをするという場面も少ないかと思います。
ただ、コンサルタントなどでは、自分を売り込むツールとして使えるかもしれませんね。
まとめ
さて皆さん、いかがでしたか?
「【超便利!】シニアにおすすめのSNS9種を完全紹介!」をご紹介しました。これからSNSをうまく使って生活を送る上での参考になったでしょうか。
ぶっちゃけ、SNSなどどれを使っても同じようなものですが、何せ人と繋がるツールの為、どれだけの人が登録しているかが一つのカギでしょう。
多くの人が登録しているということは、それだけ面白い、便利だということです。
あとは、セキュリティに気を付けて自分の個人情報に気を付け、悪意のある誘いに乗らない、ということでしょうか。
たくさんの人が集まるところ、悪意を持って人を騙そうと虎視眈々と狙っている輩がいます。それも日本国内でなく、ネットを経由して海外からどんどん狙われています。
ぜひ、情報弱者のレッテルを貼られないよう、うまくSNSを活用していきたいものです。
では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。
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