・ノマド再び
セブのロックダウンも今月で丸1年経ってしまいます。日本に帰りたいのはやまやまですが、帰るタイミングを逃してズルズルとセブに居ついています。国内移動も制限されているため、自分の生活圏から一切出ないという1年でした。
そこで、定年退職者の海外ノマドワーカーがコロナ下でどんな生活をしていて、何が変わったを考えてみました。
たいした話ではないですが、よかったら寄ってみてください。
ゆるい定年ノマドワーカーの一日
定年ノマドワーカーの一日は早く、平日はほぼ毎日同じルーチンで過ごしています。
昨年の9月からは、コワーキングスペースに毎日通うようになりました。事務所内は綺麗でコーヒーも飲めるし快適です。以前のように自宅や喫茶店を回るなどの生活と比べてとても楽ちんです。
朝食は自炊、昼食は近所の食堂で食べるか持ち帰り、夜は外食と自炊半々くらいでしょうか(軽めです)。
土曜日は喫茶店で作業します。長時間は気が引けるので1時過ぎくらいには退散します(3時ころまでは空いている)。
日曜日は掃除や作り置きの料理、日本食材の買出しに行ったりするくらいでしょうか。あとは部屋でゴロゴロしています。
ほとんど、南北500メートル、東西1,000メートルの範囲内で生活してます。
・平日のスケジュール
05:30 起床
~06:00 だらだらスマホ
~07:15 ストレッチ・運動
~09:00 朝食・出勤準備
~09:15 移動(to 共同事務所)
~18:30 共同事務所で過ごす
※仕事や好きな事をする
~19:00 買物・移動
~20:00 夕食
~23:00 読書・YouTubeなど
23:00~ 睡眠
※時間は目安です。
・土曜(朝晩同じ)
09:00~13:00? 喫茶店
13:00~19:00 自由時間
・日曜(朝晩同じ)
09:00~19:00 自由時間
健康のこともあり、朝寝をするとかは基本ありません。できるだけ早寝・早起きを心がけています。
たまに早い時間に寝ると、3時とか4時とかに目が覚めてしまい困ってます。
コロナで変わったところ
コロナではかなり生活が変わりました。
一時はスーパーの買い出し以外は完全に外出禁止でしたので、生活自体が激変しました。
コロナで変わった主なものは以下でしょうか。
コワーキングスペースで作業
顧客の事務所が閉鎖されたので、行き場所がなくなり仕方なく自宅で作業することに。その後、喫茶店やコワーキングスペースが再開したので、そちらで作業するようになりました。
仕事自体も全てネット経由になったので、顧客先に行く必要がなくなりました。今まで、対面でないと難しいと考えていたものでも、無理やりネット経由でやってみると、どうにかなるので目からウロコでした。
日本でも同じでしょうが、リモートワークも想定以上に定着するかもしれませんね。
日本人が減った(会わなくなった)
極端に日本人が減りました。
語学留学生はもとより、セブで働いている日本人もかなりの人が帰国したようです。
たまに知り合いと連絡を取ると、「誰々さんは帰ったよー」というのが良くありました。ショッピングモールや日本料理店でも、日本人を見かけることがとても少なくなりました。みんな出歩かない、ということもあるかもしれませんけど。
減ったのは中国人・韓国人も同じです。たぶん日本人より少なくなっているような気がします。
以前は韓国人とかは街に溢れてましたから。
出かけなくなった
移動制限がまだあります。他の州などへの移動には用意すべき許可証の類がたくさんあり、個人では出かける気になりません。
また、遊び行こうと思っても、目的のものがやってない、閉鎖しているなどで、出かけられません。
ダイビングが解禁されたのも最近のことです。(国内の人にのみ解禁済)
たまに知り合の日本人と近場で会食&情報交換するのが関の山でしょうか。
読書・YouTube視聴が増えた
読書やYouTubeを見る機会が増えました。
読書は専門のIT系と、話題系の本。YouTubeはIT系とビジネス系でしょうか。また、大学の講義を一般に開放しているのもあり、原始仏教の講義は面白かったです。
YouTubeにもいろいろなジャンルに分かれてきているのと、動画の質がかなり向上してきていると感じました。
なお、TVは基本見ていません。昨年、フィリピンの2大TV局のひとつ、ABS-CBNの放送免許が剥奪されて面白くなくなったので、それ以来見るのを止めました。
NHKはどうしてもだらだら見てしまうので契約してません。
おいしい日本食が食べられない
美味しい日本食を食べていません。
もともとそれなりのレベルでしたが、コロナで全店休業になり、一部再開後も味は元に戻っていないように感じます(もともとそのレベルだった?)。コロナ休業で腕が落ちたのか、仕入れ関係に問題があるのか。。。
近所しか見てないので、離れた場所の日本料理店では美味しい料理を出しているのかもしれません。
早く日本の寿司が食べたい。。。
家賃が下がった
外国人御用達のコンドミニアムは家賃が下がりました。
さすがに半値は難しいですが、3割くらいの値下げは普通になりました。
ただ、借り手の絶対数が少ないので、仕方なくオーナーが知り合いのフィリピン人を住まわせるという手にでているようです(たぶん格安で)。そのためコンドミニアム内部の雰囲気は確実に悪くなっています。
本来住めるような人たちではないので、マナーがなってません。困ったものです。
変わらないところ
コロナでも変わらないところもあります。
遅々として進まない工事
コロナ下でも中止することなく進めている、隣のコンドミニアム建設工事が遅々として進みません。
私が住み始めた2年7ヶ月前に基礎工事をやっていたのに、最近やっと最上階までの外枠が完成しました。やっと下の階から内側の工事をやり始めましたが、遅々として進みません。
いつになったら完成するのか見当がつきません。
コロナでずっとストップしている工事現場もあります。
住んでるとこ(移動禁止)
私はずっと同じところに住んでいます。
強力なロックダウン時には転居はできませんでした。住居地区(バランガイという)単位で検疫を行っていたため、バランガイ間の移動は原則禁止になっていました。
最近は転居はできるようになりましたが、やはり転居となるとめんどくさいというのが先に立ちます。
ただ、3年近くも住むと、いろいろなところが故障してきます。
備え付けの電気製品などは安物ばっかりなので仕方ないですね。
仕事はあったり、なかったり
仕事はあったりなかったり。
コロナで完全になくなった!かと思いきや、リモートでの新しいしごとが入るなど、ぼちぼちでしょうか。
コロナ以前もぼちぼちでしたから、あまりコロナでも変わらないかなぁと。でも、働き方は確実に変わりました。
朝のルーチン
朝のルーチンは意識的に続けています。
ウォーキングのときにポケモンをやっているので、意外と時間がかかってしまいます。もう少しトレーニングに集中できれば、時間短縮できるかと思ってます。
ポケモン・フレンド達が結構頑張ってるので、いきおい頑張ってしまいますね。
なぜ海外ノマドを続けるのか?
コロナ下でノマド的な生活をしている人はかなり減ったようです。
短期居住者は当然のことながら、長期居住者も身の安全を考えたら、帰国するのが当然かもしれません。
帰国するタイミングを逃した(みんなが帰国するという時期に勢いで帰国する、という意味で)ということは確かです。
一度帰国タイミングを逃すと、あとは何か重要なイベントがないとなかなか帰りにくくなるものです。
あとは、以下の理由くらいでしょうか。
帰っても楽しそうな仕事がない
年配者が今さら帰国しても、良い条件の働き口はないようです。
また、ネットでできる仕事なら、海外でもできるので、帰国する必要性が薄いです。
帰国してブラブラしていても良いのですが、そうすると夫婦げんかの原因になるのは明らかなので。。。
海外生活が気楽
何と言っても海外生活は気楽です。
一番気に入っていることは、全てのしがらみを無視できる、無礼でも許される(と思っている)ことでしょうか。
国内に居れば、いろいろな誘いがあったり、自分の役割も果たさないといけませんが、海外ならそこまで要求されません。ましてやコロナ下では、決して帰ってこい、などということはありません。
もう私は年賀状は全廃しています。
まあ、最近はリモート会議でいつでも繋がりますけど。
心配事もある
心配事は何と言っても「コロナの罹患」です。
日本はコロナ新規患者数はやや下火になってきているようですが、セブでは最近少しずつ増えています。住民はコロナ慣れでダレきっています。いつ爆増してもおかしくない状況です。
コロナで入院するとしたら、入院費2~300万円の高級病院、もしくは格安の野戦病院かの選択となります。(もちろん高級病院を選びますが。。。)
その前に、重篤化したらたぶんアウトです。
フィリピンのコロナ終息予想は2023年である旨、昨日ドゥテルテ大統領から発表がありました。
まだまだ長い道のりが続きそうです。
まとめ
さて皆さん、いかがでしたか?
「【ゆる生活!】コロナ下での、海外定年ノマドワーカーの実態とは」をご紹介しました。いつもより柔らかい話題で、皆様の気晴らしくらいのお役に役立ったでしょうか。
コロナ下での外出制限などが続き、多くの方が気の晴れない日々をお過ごしでしょう。こちらセブでも世界最長のロックダウンが継続していて、住民も不自由な生活を我慢しています。
このような状況においても、無難に過ごしつつ、なんとか新しい楽しみを見つけていますというのが、「ゆるい定年海外ノマド」の実態と言ったところでしょうか。
また、機会があれば「定年ノマド」の実態をご報告したいと思います。
では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。
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