【決定版】60歳定年後の働き方6パターンを徹底解説

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もうすぐ60歳で継続雇用にするかどうか悩んでいる。他にどのような選択肢があるのだろうか。また、それぞれの選択肢にはどのような特徴があるのかも知って、自分の方向性を決めたいのだが。。。

誰もが初めて経験する60歳の大きな壁。60歳以降継続雇用制度を使って同じ会社で働き続けるのか、もしくはいったん退職して新たな道へ踏み出すのか。確かに60歳以降の働き方をどうするかは悩ましい選択です。以前と違って、年金の支給開始年齢は65歳からとなり、退職金も以前に比べて減少していることから、完全リタイヤは選択しにくくなっています。
このような状況も踏まえ、今回も渾身を込めて60歳以降の働き方を解説いたします。
現在、定年延長などで既に働いている方々にも必見です!

結論

 60歳定年後の働き方のパターンは6つ。
1.役員(子会社含む)や高度専門職として同じ会社で働く
2.雇用延長や継続雇用制度を利用して同じ会社で働く
3.他社に転職・再就職する
4.個人事業主として起業・独立
5.半分リタイヤするも、副業やアルバイトで稼ぐ
6.完全リタイヤする

定年後の働き方6パターン

リタイヤ

役員(子会社含む)や高度専門職として同じ会社で働く

【評価ポイント】
収入  :〇(非常に高い)
やりがい:〇(非常に高い)
安定性 :〇(非常に高い)

【解説】
会社人生の勝ち組パターンです
60歳以降も現役時代とほぼ同等の給与と権限をを持ちながら、会社人生を謳歌できます。住宅ローンや子供の教育費も掛からなくなっており、収入の大半を老後の貯蓄に回すことが可能。

【課題】
役員退任、高度専門職定年以降をどう過ごすか?
本社役員は別として、高度専門職の定年は65歳、子会社役員は65歳以前に退任となる場合も多い。65歳以降は他のパターンと同じ課題に直面する。

【対策】
65歳以降については、高度専門職の方は業界内でも名の知れている人なので、退職後個人でコンサルタントとして活躍される方が多いです。貯蓄もあり、悠々自適という感じでしょうか。ある意味最強ですね。
問題は子会社役員。会社の看板を背負ってここまで来ているので、他社で通用する個人のスキルに欠ける場合が多いです。また、会社役員経験者というプライドもあり、今更他社で働くことは厳しいかも知れません。今から起業・副業をする手もありますが、年齢的に厳しいかも(もちろんチャレンジは素晴らしいです)。
貯蓄もあるし年金もすぐに貰えるでしょうから、とりあえずゴルフ三昧で過ごしますかね?

雇用延長や継続雇用制度を利用して同じ会社で働く

評価ポイント】
収入  :△(現役ピーク時に比べかなり減少)
やりがい:✖(単純作業が多い、年下上司)
安定性 :〇(非常に高い)

【解説】
積極的な選択というより、ある意味で消去法の結果という感が否めません。給料はバイトの給与と変わらないんじゃないかと思えるくらいに低下、仕事は誰でもできる単純作業。上司と言えば昔の部下、お互いにやりにくいです。
しかし、住宅ローンや子供の教育費も終わっているし、生活していく分には困りません。社会保険の支払いや健康保険も今まで通りだし、しばらく我慢すれば年金も貰えるようになるという算段です。
煩わしい転職活動をしなくてよいというのもメリットですね。

【課題】
仕事上の権限が無くなっただけでなく、与えられる仕事のレベルが低くなることで、働くモチベーションが湧かない、ひいては会社生活自体が楽しくない、といことになりかねません。
また、働けるのは最長65歳までということも忘れてはなりません。

【対策】
他に選択肢が無ければ、選択するのが無難です。
ただ、モチベーションの低下は否めませんので、会社以外に楽しみ、やり甲斐を求めるべきだと思います、例えば、65歳以降の独立や副業を目指して準備をするとか、昔やりたかった趣味を始めてみるとか。以前に比べて時間は自由になるので、この時間を無駄にすることはありません。この5年間は神様が与えてくれた準備時間だと思えれば幸せかと。

【内部リンク】定年後を明るく楽しく過ごすための、自分だけの趣味を見つけよう【26種類の”なるほど”趣味を解説】

他社に転職・再就職する

評価ポイント】
収入  :〇(まあまあの水準確保)
やりがい:△(外様なので悩ましい)
安定性 :✖(いつ解雇されるか分からない)

【解説】
まず、他社に転職・再就職できるかという問題があります。実際、良い条件で他企業へ転職できる可能性はあまり高くないのが現状です。
高年齢者の転職は基本的にコネや知り合いを通してのものが大半になりますので、知り合いは大事にしましょう。それでも、きちんと履歴書・業務経歴書を作成し、自分がどのように貢献できるかを明確に説明できるようにする必要があります。
もし転職・再就職できたら、自分のスキルや経験が認められたということなので、仕事も得意の分野を担当でき、待遇もまあまあになる場合が多いと思います。
私の場合も、給与は現役時代の7割以上はありましたし、仕事上の権限も十分与えられていました。

【課題】
高年齢者の転職・再就職が難しいという点のほかに、転職先になじめるかという問題があります。もともと外様ですし、相応のポジションに付くわけですから、面白くない人たちもいます。そういう人たちにうまく馴染んで、気持ちよく働いてもらわないとなりません。
当然結果が求められるわけですが、結果が出ないと「それ見たことか」とバッシングが始まることも覚悟する必要があります。
私も”これで👍”辞めました。。。(半分冗談です)

【対策】
転職・再就職に関して言えば、今までのコネや知り合いを大切にするといことでしょう。また、就職サイトに登録して自分のスキルを求めるベンチャー系などをこまめに探すことも大切です。条件は下がるかもしれませんが楽しく働けるかも知れません。
もし運よく転職出来たら、転職先に早く馴染むことでしょう。転職先には転職先のルール・やり方があります。自分のやり方を押し付けるといつか反発を食らいます。その場では従っていても、心の中では「コノヤロー」と思っているはずです。一方的な押しつけでなく、十分話を聞く姿勢が大事ではないかと思います(自省を踏まえて)。

個人事業主として起業・独立

【評価ポイント】
収入  :△~〇(最初は大変)
やりがい:〇(非常に高い)
安定性 :✖(不安定になる)

【解説】
自分に得意技があれば、早期退職して個人事業主で稼ぐという手もあります。大きなな顧客を個人的に掴んでいるとか、プログラミングのプロで取引先を確保しているとか、確実に収入が見込める場合であれば、最初から独立することも可能です。
誰にも指図されることなく自分の好きな仕事ができるということは、楽しく仕事ができて元気に過ごせますね。
また、有望な事業のネタがあれば、新規事業を起業することも考えられます。まさに男のロマンです。金銭的に余裕があればの話ですが。
個人事業主は定年が無く、いつまでも働ける点が魅力です。

【課題】
収入が不安定、つまり仕事が無いと収入がないということです。
会社勤めと違って、自分の稼ぎが全てです。稼いだらその分まるまる自分の収入ですが、稼げなければ無収入となります。
つまり、ある程度無収入の期間があっても生活できるくらいの余裕資金がないと厳しということです。取引先は確保していると思っても、何かが起こるか分かりません(コロナがまさに)。個人でのリスク管理が求められます。
また、仕事のため無理して働きすぎる懸念もあります。何から何まで自分ですることになりますので、結構雑用は増えます。若くはないので余裕をもって働くようにしたいですね。

【対策】
まず、確実に収入が得られる段取りをして独立するということでしょうか。独立前から少しずつ仕事を開始してうまく行くかどうかを試すのもありだと思います(副業という形で開始する)。
また、もしも無収入になっても1~2年は生活できる余裕資金も確保したほうが良いと思います。最悪その期間で再就職先やアルバイトを見つけることだって出来ます。
生活を見直して、生活を質素にすることも有効かもしれません。もう会社付き合いをする必要もないので、無駄は省けるはずです。

半分リタイヤするも、副業やアルバイトで稼ぐ

【評価ポイント】
収入  :△(かなり減少する)
やりがい:〇(心の安定が得られる)
安定性 :〇(質素な生活で安定する)

【解説】
フルタイムで働くことなく、パートタイムで副業やアルバイトを行うという形態です。現在の私がこのパターンです。
生活するのに十分な資産が有るとか、企業年金・個人年金が当面あって最低限生活ができるという下地があれば、ある意味おすすめだと思います。65歳以降はこのパターが増えるのではないでしょうか。
まず、心と体の安定が得られます。40年くらい自分を殺して、身を粉にして働いてきた訳です。心と体にガタが来てない訳ありません。ここらで少し休んでもバチはあたりませんよ。

【課題】
収入が激減することが最大の課題。
最低限の生活ができる収入が確保できていないと、余裕をもって副業やアルバイトはできません。生活のためにアルバイト生活を送るのであれば、別の選択肢をまず考えるべきです。
副業やアルバイトがうまくできるか、ということもあります。新しいストレス源にはしたくないですね。
あとは、フルタイムを辞めたことで感じる喪失感でしょうか。継続雇用制度で感じた喪失感とはまた違って、今度は完全に自分の居場所がなくなるわけです。いつも自宅いることになるので、解放感のあとに喪失感を味わうかもしれません、

【対策】
まずは、生活を見直して、生活を質素にすることだと思います。
現役世代と違って収入が減少するわけですから、収入に見合った生活にすることです。実際会社勤めがなくなれば付き合いも減り、支出はかなり減ります。こづかいなどほとんど無しで生活できちゃいます。
副業やアルバイトがうまくできるか、という問題もありますが、うまく行かなければ辞めたっていいんです。気楽にいきましょう。
居場所がなくなることで感じる喪失感は、新たに行う副業や趣味に没頭することで、新しい居場所を見つけましょう!

【内部リンク】定年後を明るく楽しく過ごすための、自分だけの趣味を見つけよう【26種類の”なるほど”趣味を解説】
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完全リタイヤする

評価ポイント】
収入  :✖(なし)
やりがい:〇(精神は安定)
安定性 :〇(非常に高い)

【解説】
夢にまで見た、完全リタイヤです
今までできなかった旅行や遊び、スポーツ、なんでもござれ!
ストレスはバイバイキーン!ストレス・レスの世界よ、こんにちは!
朝風呂、朝から一杯、なんでもOK。
65歳以降から徐々にこのパターンが増えるのでしょうね。

【課題】
年金が少ない(ほんと?)。
楽しみが少ない、退屈だ。

【対策】
まずは、生活を見直して、生活を質素にすることだと思います。これに尽きます。
「マスコミが夫婦で月22万円の年金では足らない、大変だ!」と盛んに煽っていますが、まさにナンセンス。大方の人はこの金額で生活できない訳がありません。できないのは贅沢しているから。生活の見直しが先でしょう。
※一部本当に年金が少ない方もいらっしゃることは理解していますが。
あとは自分の趣味や生きがいを見つける、追求することでしょう。
お迎えが来るまでにやりたいことは沢山あるはずです。心残りが無いように生き抜きましょう。

まとめ

さて皆さん、いかがでしたか?
「60歳定年後の働き方6パターン」ご紹介しました。どちらか気に入ったものがみつかりましたでしょうか?

たぶん、ひとつのパターンがずっと続くわけではなく、いくつかのパターンを経て最終的に「6.完全リタイヤ」にたどり着くものと思います。
いずれにしても、60歳を過ぎたら肩の力を抜いて、楽しく生きたいものですね。ぼやぼやしてるとお迎えが来ちゃいますよ。
皆さまが楽しく生きることの少しでもヒントになれば幸いです。

では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。

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