・お悩み
もうすぐ65歳で完全な定年になる。どうにか今まで会社にぶら下がってどうにか過ごしてきた。これから年金は貰えるものの、将来どうなるか不安だ。どのように今後を過ごしていけばよいのか。。。
誰もが初めて経験する65歳完全定年の壁。やっと年金がもらえる年齢まできたけれど、長年勤めた会社を離れてどう過ごしたらよいのか不安になるのは当然です。老後のお金、夫婦の健康、かわいい孫たちの将来は。。。不安の種はつきません。
このような状況も踏まえ、今回も渾身を込めて65歳以降の身の振りかたを解説いたします。
結論
65歳完全定年後の身の振り方は大きく4つ+1。
1.フルタイムで個人事業主として働く
2.新しい職場でフルタイムで働く
3.パートタイムで副業やアルバイトをする
4.完全リタイヤして人生を楽しむ
→ 課題あり・・・
5.70歳就業法による雇用継続で働く(2021年4月施行予定)
おすすめは、働けるうちはパートタイムで働いて、趣味なども楽しむハイブリッド型ですね。
65歳完全定年後の身の振り方
フルタイムで個人事業主として働く
【評価ポイント】
収 入 :〇(高い)
充実度 :〇(高い)
楽しさ :〇~△(高い?)
【解説】
65歳の完全定年後に個人事業主として独立するパターンとしては以下の2パターンが考えられます。何も準備なくして個人事業主を始めることはほとんどあり得ません。
1.65歳まで高度専門職で働いていた場合
高度専門職で働いていた場合は、その業界内で有名である場合が多く、多くのコネがあり継続して仕事を獲得していくことも難しくいと考えられます。
2.兼業していた副業を退職を機に大々的に拡充する
次に、兼業していた副業を本格的に拡充するですが、これも大いにあり得ることです。会社勤めの間に、本格化のための準備をきちんと詰めておくことが重要になります。
【課題】
まず、事業について定年までに確実に収入が得られる段取りをしておくということでしょう。副業からの発展形は、在職中に仕事を開始して、ある程度稼げるところまで持っていけるでしょう(仕事が暇なのですから)。
また、いきなり人を雇ったり、事務所などを借りて経費をかけるなどせず、初めは自宅などで開業し、手を広げないことが肝要かと。
個人事業主としての登録や、税金対策などを自分でやる必要がでてくることは注意点です。
【対策】
独立後、うまく行かなくても焦らないことが大切です。すでに65歳まで働いてある程度の資産も増え、年金も入って来ることですから、焦る必要はありません。ここはじっくり構えればよろしいかと。余裕ですね。
ただ、生活を見直して、生活を質素にすることは有効かもしれません。最初から今までの給与を稼ぐことは難しいでしょうから、節約するに越したことはありません。もう会社付き合いをする必要もないので、無駄は省けるはずです。
65歳以上でもフルタイムで働く
【評価ポイント】
収 入 :△(まあまあ)
充実度 :△~✖(やや低い?)
楽しさ :△~✖(やや低い?)
【解説】
何らかの事情があり、年金以外に相応の収入が必要ということです。
健康であれば、65歳以上であってもフルタイムで働いて一定額以上の収入を得ることは可能です。ただ、職種が限られるため選り好みはできません。清掃、警備、タクシー運転手、工場内の軽作業、などが多いです。
(注:場合によっては、今の会社や取引先から、フルタイムの業務委託等で働いてほしい旨のオファーがあるかもしれませんが、稀です。)
【課題】
今までの仕事の職種と異なるため、かなりギャップを感じると思います。事務系のフルタイムの仕事はほぼないため、肉体系の仕事が主になります。また新しい職場にもなりますので、精神的にも肉体的にもかなり疲れるのではないでしょうか。
【対策】
まずは、新しい仕事に慣れる、ということでしょうか。仕事そのものや環境、同僚なども含めてです。新人なのですから変なプライドは捨てて、
生活を見直して、生活を質素にすることだと思います。
まずは、お金の為と割り切って淡々と仕事をこなすことが肝要かと。そのうち仕事も好きになって来るのではないでしょうか。
【外部リンク】仕事サイト(予定)
パートタイムで副業やアルバイトをする
【評価ポイント】
収 入 :△(少ない)
充実度 :〇(高い)
楽しさ :〇~△(まあまあ)
【解説】
パートタイムで副業やアルバイトを行うという形態です。たぶんこのパターン一番多いと思います。
既にある程度の老後資産も蓄えがあり、公的年金も支給されれば当面の生活に窮するということは少ないでしょう。
ここで、もう少しおこずかいが欲しい、とか生活に余裕が欲しいとかいうことになると、パートタイムで副業やアルバイトをしてみようか、ということになります。
40年以上自分を殺して、身を粉にして働いてきた訳です。心と体にガタが来てない訳ありません。少しはここらでペースを落としましょう。
【課題】
収入が減少することが最大の課題です。公的年金が支給されるとはいえ、フルタイム時代の収入よりは少なくなるでしょう。また、国民健康保険を自腹で全額支払う必要がでてきます。
最低限の生活ができる収入が確保できていないと、余裕をもって副業やアルバイトはできません。生活のために相当額のお金が必要であればフルタイムを考えたほうが良いと思います。
また、副業やアルバイトがうまくできるか、ということもあります。なるべく新しいストレス源にはしたくないですね。
あとは、フルタイムを辞めたことで感じる喪失感でしょうか。継続雇用制度で感じた喪失感とはまた違って、今度は完全に自分の居場所がなくなるわけです。自宅にいることが多くなるので、解放感のあとに喪失感を味わうかもしれません、
【対策】
まずは、生活を見直して、生活を質素にすることでしょう。貯金の取り崩しはせず、フロー収入の範囲で生活できるようにしましょう。貯金を取り崩して少なくなっていくのは精神的にキツイです。
実際会社勤めがなくなれば付き合いも減り、支出はかなり減ります。こづかいなどほとんど無しで生活できちゃいます。
副業やアルバイトがうまくできるか、という問題もありますが、うまく行かなければ辞めたっていいんです。気楽にいきましょう。
居場所がなくなることで感じる喪失感は、新たに行う副業や趣味に没頭することで、新しい居場所を見つけましょう!
【内部リンク】【26種類の”なるほど”趣味を解説】
【内部リンク】定年後、やって楽しい副業 厳選10選
完全リタイヤする
評価ポイント】
収 入 :✖(低い)
充実度 :〇~△(人それぞれ)
楽しさ :〇~△(人それぞれ)
【解説】
夢にまで見た、完全リタイヤです。
今までできなかった旅行や遊び、スポーツ、なんでもできます。
失業保険を貰い終わったら、完全リタイヤするパターンが多いですね。
【課題】
まず、自分が望んでリタイヤしたのか、消去法でリタイヤになったのかで違ってくるかもしれません。自分が望んでリタイヤしたのなら、やりたいことがあるので、その方向に歩き出すでしょう。
消去法でリタイヤする場合、もう働きたくない、希望に合う働き口がない、など消極的な理由でのリタイヤとなります。こうなると、積極的に何かを楽しむとか新しいことに取り組む意欲がわかず、家でゴロゴロ、粗大ゴミ状態になって邪魔者扱いになりかねません。
あとは、年金が少ないと感じることでしょうか。収入が減る分確かに苦しく感じる部分はでてくるかもしれませんね。
【対策】
まずは、家でゴロゴロ状態の問題ですが、やる気がでるまでゴロゴロしていていいんじゃないかと思います。奥さんや子供に迷惑を掛けないように、自分の部屋(または空間)に籠って、テレビやゲーム、YouTube、ネットサーフィン三昧。40年以上も働いたんですからこれくらい良いでしょう。誰にも迷惑かけないように引き籠りましょう(これがポイント)。そのうち何かしたくなったら、こちらをご参考下さい。
【内部リンク】【26種類の”なるほど”趣味を解説】
【内部リンク】定年後、やって楽しい副業 厳選10選
次に年金の問題ですが、これは生活を見直して、生活を質素にすることだと思います。これに尽きます。
「マスコミが夫婦世帯平均で月22万円の年金では足らない、大変だ!」と盛んに煽っていますが、まさにナンセンス。大方の人はこの金額で生活できない訳がありません。できないのは贅沢しているから。完全リタイヤしたいなら生活の見直しが先でしょう。
※一部本当に年金が少ない方もいらっしゃることは理解しています。
あとは自分の趣味や生きがいを見つける、追求することでしょう。
お迎えが来るまでにやりたいことは沢山あるはずです。心残りが無いように生き抜きましょう。
70歳就業法による雇用継続で働く(2021年4月施行)
評価ポイント】
収 入 :〇(年金と合わせれば十分)
充実度 :△(我慢できれば)
楽しさ :△(我慢できれば)
【解説】
2021年4月より施行される予定の「70歳就業法」により雇用継続で働き続けることです。
確かに特にやりたい事がなければ、選択肢としてはアリですね。年金と合わせれば相応の収入になりますし、仕事もわかっているでしょうから問題ありません。耐えられるかだけだと思います。
実際、65歳まで雇用継続で働いて、さらにあと5年同じ会社で働く。会社側で用意しても利用する人がどれだけでいるのでしょうか。
【課題】
我慢できるかが全てでしょう。
【対策】
プライドを捨てて達観することでしょうか。。。
まとめ
さて皆さん、いかがでしたか?
「65歳完全定年後の身の振り方を」ご紹介しました。いかがだったでしょうか。
ご自分の状況によって選べるパターンが決まってくるmかも。またずっと同じ選択肢が続くわけではなく、いくつかのパターンを経て最終的に「完全リタイヤ」にたどり着くものと考えられます。
いずれにしても、65歳を過ぎたらさすがに肩の力を抜いて、楽しく生きたいものですね。ぼやぼやしてるとお迎えが来ちゃいますよ。
皆さまが楽しく生きることの少しでもヒントになれば幸いです。
では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。
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