・この記事が役に立つ人
・PMP資格の更新時期が迫っているが、PDU未取得で困っている人
3年ごとに訪れる、PMP資格の更新で困っている人はこの記事を読んでください。早ければ10分で更新が完了します。今時点でPDUが0ポイントでも問題なし。
もちろん、PDU取得のために値段が高くて時間もかかる外部講習なども不要。煩わしいPMPの更新手続きなどさっさと終わらせて、本業のPMを頑張ってくださいね。
PDU登録手順が分かっている人は、第2章「PMP更新のためのPDU登録サンプル」を直接参照してください。
PMIのPDU登録ガイドなどを読んで悩む必要などなし。さっさとPDU登録すべし!
10分で終わるPMP更新作業の手順
以下、登録手順を解説していきます。
まずは、PDUの具体的な登録手順から
●【PDU登録事前準備】
1.PDU登録内容を整理する(2章のサンプル参照)
・PDUの登録は、Educatio 35PDU以上、Giveback 25PDU以下に決まっている。それぞれに登録できるよう登録内容を整理する。
・Educationについては、Ways of Working, Power Skills, Business Acumen毎に8ポイント以上の登録が必要。
・Gibeback活動を整理する(エビデンスも)
※エビデンスは後付けでもOK まずは登録を!
2.自分のPMIのIDとパスワードを探しておく(たぶん忘れてる)
●【PMI本部画面からのPDU登録手順】
①PMI本部のホームページを出す
・PMI本部ホームページはこちらから
②PMIホームページの右上の Log In ボタンを押下
③自分のID、パスワードを入力してログインする
④右上の「my PMI」のプルダウンから、「Certifications」を選ぶ
⑤自分のPMPステータス画面が出る。
この画面の下部の「Report PDUs」を押下する
⑥申請するカテゴリーを選ぶ。
当記事では、「Read」、「Work as a Practitioner」、「Create Content」を選ぶ。
➆個々にPDUの申請内容を記入して申請する(PDU申請数分だけ繰り返す!)
次はPMPの更新方法だ!(申請方法)
・60PDUの登録が完了すると、自動的にPMIから以下の承認メールが来る
Congratulations, you’ve been approved for renewal
・上記メール内のリンクからPMPの更新処理をする。
・PMI会員は、US60ドル払ってPMPを更新する
・PMI非会員は、US150ドル払ってPMPを更新する
以上で更新終了!!(超簡単)
PDU申請データ登録上の留意点
PDU申請にはいろいろな考え方があると思いますが、ここでは以下の考え方でPDU申請をします。
本は3冊で、全て外国の書籍(翻訳版を勉強する)
・Givebackは以下の2つとする
①Work as a practitioner(PM実務)
②Create content(コンテンツ作成)
【理由】
1.EducationとGiveackの2種類でPDUを申請する
・全てEducationのReadだけのPDU申請は違和感あり
2種類に分けて目立たないようにする
2.EducationでReadを選択し、外国書籍で申請する
・Readがいちばん簡単に申請できる
・外人が申請内容を確認するため、英語書籍がベスト
(日本書籍だと内容が不明で問合せの可能性が高まる)
3.Givebackは2種類に分けて申請する
・2項目に分けることで目立たなくなる
・Work as a practitionerは実質エビデンス不要
・Create contentは後でエビデンス作成が簡単
要するに、とりあえず 60PDU申請を一括申請でき、監査のリスクを減らせるということです。
【注意点】
以下に、サンプルで提示した本のリンクを貼っておきます。これらの本で申請する人は、まずどんな本なのかくらいはここで確認してください。また、後付けでで結構ですから、忘れずにこれらの本で勉強しましょう!(ご自分のスキル向上のためです)
後で、PMI本部の監査に当たって、右往左往しないよう準備はしておきましょう!!
今回「Read」のサンプルとしてご紹介した本はこちら(↓↓)
②デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか
③Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか(※これは議論がある内容かも)
今回は取り上げませんでしたが、以下の本もPDU申請におススメです(デマルコの本)。
●他の書籍を参考にしたい場合は、以下の記事も参考にしてください。
各書籍の申請サンプルも掲載しています。
PMP更新のためのPDU登録サンプル
以下に、2021年5月に60PDUを一括登録し、実際にPMP更新をした実データを公開します。
忙しい方は以下のサンプルをまねればOK!
それぞれの入力画面でそのまま入れられます。
※同じ本で登録する場合は、各自で多少は変更したほうが良いかと思います。全く同じだと、監査にひかっかる可能性があります。
実際にPM実務のためになる本ばかりですので、ぜひ申請に使った本は手元に置きたいものです。
※PMIタレント・トライアングルの要素は2022年4月に変更されています。以下のように読み替えてください。(サンプルが古くてゴメン!まあ、大勢に影響ないですけど)
Ways of Working (働き方) ← Technical Project Management
Power Skills(パワースキル) ← Leadership
Business Acumen (ビジネス感覚) ← Strategic and Business Management
Education:Read で35PDUを申請する
①人月の神話【新装版】10PDU (T:5,L:0,S:5) T,L,Sは Technical, Leadership, Strategic
Each page of this book talks about the basis of engineering.
I saw the description “the only classic in software engineering”, but it was true.
Anyone who can understand this can be a good engineer, and anyone who can’t understand it (even a professional) can’t be a good engineer.
Start/End date: 適当に入れる
②デスマーチ 15PDU (T:5,L:5,S:5)
It’s a shame to say that most IT projects are death marches.
③チーム・ギーク 10PDU (T:0,L:5,S:5)
Various know-how for working as a team.
There is a lot of content I want to tell the leader, but it’s a joke that I can’t say that this book is a recommended book from the leader. Personally, there were a lot of “something” and “understanding”, so I read with a smile.
Readのエビデンス: 実施した学習活動の概要と活動日付 を記録した学習証
→監査に当たったら作りましょう(本は読んでね!)
※他の書籍でPDUの申請をしたい方は、以下の記事を参考にしてください。(他人とバッティングするリスクが減少する?)
GiveBack活動で25PDUを申請する
・Work as a practitioner (8 PDUを申請)
※実際のPM活動を記載する
Job title: Project manager(役職)
Resposnsible:
– Develop a new customer infromation system for 3 months.
※エビデンス:「雇用証明書」なので問題なし。
・Create Content(17 PDUを申請)
Title: 役職
Create new Project Management education program (include education documents, Exercises).
※エビデンス:作成したコンテンツ
エビデンスは、社内のプロジェクトマネジメント研修用資料を作成したことにする。(※私は実際にコンサル先で作成した)
→PMさんなので、EVMの資料とか適当にいくらでも作れるでしょう。
以上で完了です。登録はやればすぐに終わります。3年に1回だから忘れるだけです。
PDUの受付自体は「形式要件」が整っていれば大丈夫です。まあ、そんなもんです。
まとめ
さて皆さん、いかがでしたか?
「【10分で登録完了】PMP資格の更新はこれだけ!(2021年5月 PMP更新サンプル付き)」をご紹介しました。PMP更新を手早く完了するための参考になったでしょうか。
プロジェクトマネジメント関係の仕事をする上では、PMPを保持することに越したことはありません。
しかしPDUを取得するため、わざわざ高いお金と時間を使って外部講習などを受ける必要などさらさらありません(実務に役立てば文句はないですが、最近は役に立つ講習が見当たらないし、PDUのためだけに講習を受けるなんて本末転倒だと思いませんか?)。ちゃちゃっとPMPは更新して、本来のPM実務に役立つことに精力を振り向けるべきでしょう。
そういう意味では、本日ご紹介した「本当に役に立つ本」はちゃんと読むようにしたいですね(つまらない講習よりよっぽど役に立つ)。 ※ギーク以外は知らないと業界でもぐりと言われかねない古典です。 それから、PMP資格保有者としてはずかしくないスキル維持・向上もお忘れなく。
②デスマーチ 第2版 ソフトウエア開発プロジェクトはなぜ混乱するのか
③Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか(※これは議論がある内容かも)
今回は取り上げませんでしたが、以下の本もPDU申請におススメです(デマルコの本)。
なお、フィリピン人エンジニアのご要望があれば、ぜひ以下をご参照頂き、お問合せください。
オフショア開発についての記事などもも書いていますので、よろしければ参考にして下さい(結構、真面目に考察してます!)。
では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。
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