【定年延長もつらいよ!】 腰かけシニアは限界、の記事にどう立ち向かうか?

catch-28 仕事・副業

・危機感

「腰かけけシニア」。こんな言葉が企業でささやかれている。定年後にやる気をなくしたまま企業にしがみつく社員のことだ。企業活力研究所(東京・港)の調査によると「意欲を持って働いている」と答えた60代は54%と半数にすぎない。

これは、12月12日の日経新聞の記事です。
こんな記事を見ると辛いですよね。「オレだって好きでモチベーションを下げてるわけじゃない!」と叫びたくもなります。
でも、所詮は日経新聞ですから。経営者側に都合のよいようにしか書きません。

こんな煽り記事は無視して、どのように「定年延長・再雇用」を楽しく乗り切るか考えませんか?

日経記事に思うこと

1.日経記事

 「良くこんな偏った記事を書くなぁ」というのが読んだ時の第一印象でした。
定年延長・再雇用で会社に残ったシニアのモチベーション低下を、さも本人だけに問題があるように書いています。そして、こんなシニアは会社にとってはお荷物だと言わんばかり。
挙句の果てには、成功事例を挙げて、シニア自身で能力開発して会社に役に立ってみろ!と檄を飛ばしています。

 もちろん、記事のような見方や、シニア本人の課題もあるでしょう。でも、「腰かけけシニア」がなぜ出現してきたのか、多面的に事実を検証し、課題を洗い出し、解決策を検討するということを全くしていません。こんな結論ありきの一方的な煽り記事では、良い方向には向かわないのではないでしょうか。

今回は、このへんをもう少し突っ込んで検討していきたいと思います。

定年延長・再雇用が何故辛いのか?

2.辛い

 「腰かけけシニア」と揶揄される、シニア会社人。でも、本人たちはもっと辛いはずです。役職はなくなり、給料は下げられ、誰からも尊敬されず。。。
まずは、定年延長・再雇用が何故辛いのかを考えてみたいと思います。

プライドが持たない

まず、何が一番辛いかといえば、自分のプライドが保てない、ということだと思います。

「以前はライン管理職でバリバリ働いていたのに、今は昔の部下に指示されて簡単な雑用をしている。」これでは、自分の会社人としての体面を保つのが厳しいです。まだ知り合いの多くいる職場で、ある意味「落ちぶれた」姿をさらすのは自分として耐えられないでしょう。
(※もちろん、他人がどう思うかはわかりませんが)

私も同じような体験があります。
役職をはずされて、1年目は本部長付きスタッフ、2年目はセカンドラインのスタッフ、そして3年目は、昔の部下が上司になりました。ここまで露骨にやるのかと半ば呆れ、転職を考えるキッカケになりました。

昔の部下が上司になるのも嫌ですが、もっと愕然とするのは、「誰も尊敬を持って接してくれなくなる」、ということです。
むかし面倒を見た人達も、役職がなくなるとスッと距離をとるようになります。仕事も違ってくるので、話す機会も減るということもありますが、態度は一変します。また、新しく仕事で接するようになった人たちは、完全なオッサン扱いですし。昔とのギャップになんとも忸怩たる思いを感じざるを得ません。

スキルの問題

次に辛いのは、スキルの問題です。

管理者やリーダーの仕事を長くやっていると、使える現場のスキルが無くなってきます。稟議書の決済や、売上数字の上層部への説明の仕方とか、現場では役に立ちません。ましてや、PCに会社指定の業務ソフトも導入できないとなると、足手まといにしかなりません。

業界でも有名な専門的スキルがあれば、専門職として優遇されることも可能ですが、大半の人は並みのスキルかスキルが陳腐化しています。並みのスキルなら若手で十分であり、最新のスキルの吸収という観点からも若手優先になるでしょう。

自分のスキルが陳腐化していることや、新しい業務のやり方に対応できない自分に愕然とするかもしれませんね。でも、事実は事実として受け止めるしかありません。

忍耐の期間が長い

役職定年を仮に55歳とすれば、65歳の完全定年までは10年。これは耐え忍ぶ期間としては長すぎます。
正社員として籍のある60歳までは、取り扱いもある程度我慢できるレベルかも知れませんが、60歳定年後の再雇用・雇用延長は厳しく、長い忍耐の日々かもしれません。

この長い10年をどう生き抜くか、その後の生き方にも大きく影響する大事な期間かもしれませんね。
くれぐれも精神的なダメージを受けないようにしたいものです。

定年延長・再雇用をいかに乗り切るか

3.乗り切る

 では、この役職定年からの「忍耐の10年」をどう乗り切るか、について考えてみたいと思います。いずれにしても、会社に残るか、外にでるか、の2択になりますね。

モーレツ・シニアになる(会社に貢献)

日経新聞にあるように、一所懸命自分で能力開発して、会社に貢献できる人材になる、ということです。

自分の既存のスキルの中に、これから戦える分野の種があれば、それを伸ばす・磨くことによって可能かもしれません。社内外の人脈もそれなりにあるはずなので、勝算は十分ありだと思います。
気力・体力・知力がどれだけ残っているかでしょうか。

貝になる

貝のように、外界の荒波を避けて、静かに65歳の完全定年まで「忘れられた人」になるのも一つの手です。

人にはいろいろな個人の事情があります。
介護の問題、家族の病気、もう鬱になっている、などなど。また、仕事はそこそこに、自分の趣味・道楽に没頭したい、ということもあるでしょう。
「腰かけシニア」で何が悪い!と心の中で叫びましょう。せっかく国が決めてくれた65歳までの安定収入確保の道、自ら放棄することはありません。
時間が全てを解決してくれます。

辞表を叩きつける

一時の激情の駆られて、「辞表を叩きつける」のもアリだと思います。

「こんな下らない仕事をさせやがって!てめえは何様だ!」と罵倒しましょう(警察沙汰にならない程度に)。
会社は明らかにあなたに嫌がらせをしているのは明らかです。このまま我慢していたら、「うつ病」まっしぐらです。今必要なのは休息です。何もかも忘れて休息を取りましょう。
次のことは、心と体が回復してから考えましょう。
また仕事をするもよし、完全リタイヤしてもよし。

副業始める(定時退社後活動)

会社のことは忘れて一心不乱に「副業」に励みましょう!

会社は会社、自分は自分。今まで会社と一心同体だった自分に、本当の自分を取り戻しましょう。
そう、会社を離れたら副業。会社の嫌なことはスッパリ忘れ、副業に専念です。
副業にはいろいろなものがあります。すぐには芽が出ないかもしれませんが、10年もあります。いつの日か副業に花が咲いたら、会社に辞表を叩きつけてやりましょう!

副業は「腰かけ会社ライフ」のパンチの効いたスパイスですね。

【ご参考】定年後、やって楽しい副業 厳選10選 はこちら
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転職する(新天地を求める)

会社がそういうつもりなら、オレにだって考えがあるさ!

そう、会社に仕事を干されて腐っているのなら、新天地を求めるべきです。今のご時世、中高年への高額求人もでてきています。でも何より重要なのは”コネ”。条件が良くてやりがいのある、中高年の転職はコネが頼りです。

うまく転職できたあかつきには、会社に辞表を叩きつけてやりましょう!
もう今から、履歴書・業務経歴書の作成に取り掛かりましょう。

起業する(起業の準備をする)

日本では50歳以上の起業が25.7%もあることを知ってました?
(出典:「起業と起業意識に関する調査」日本政策金融公庫 2019年)

今からでも遅くありません。
起業の「種」と気力・体力があれば起業も夢ではありません。
かつて「社長」・「代表取締役」という響きに憧れました。男として生まれてきたからには、いつの日か「社長」になってやる。今では若き日の青い決意に甘酸っぱいものを感じます。
起業するのは確かに簡単ではありません。でも、起業準備するのはいつでもできます。今から起業準備に走りませんか。

事業を成功させて、冷や飯食わせた奴らに一泡吹かせてやりましょう。

まず、やるべきこと

4.考える

 さて、いくつかの方策を考えてみましたが、どうするかを考える前にいくつかの情報を整理しておきましょう。
まずは自分の置かれた状況を冷静に分析し、より良い結果になるよう考えていきましょう。もう、会社なんか何もしてくれませんので。

家族状況・お金の状況の整理・確認

まず、家族の状況を整理しましょう。
まずは健康面。親の介護をしているか、家族に病で生活に支障をきたしていないか、自分と奥さんの持病は何か。
次に、家族の重要なイベント、特にお金の必要なイベント。
例えば、息子の大学卒業までの年数、娘の結婚式の予定、家の修理・改築、などなど。

これで、どれくらいの時間働けるか、どのくらいお金が将来必要かが、ある程度わかります。
それによって、選択肢が絞られてきてますので、どうするにせよ腹も括れるというものです。

詳細な履歴書・業務経歴書の作成

次に、詳細な履歴書・業務経歴書の作成を行いましょう。
転職するにせよ、しないにせよ、今後の自分を見つめ直すために、詳細な履歴書・業務経歴書を作成することはとても役に立ちます。
なぜなら、これらを作成する過程で、自分の経験や磨いてきたスキルが明確になってきます。逆に、自分には人に誇れるスキルがほとんどない、ということに気づき、愕然とするかもしれません。でも、それはそれで非常に有益ではないでしょうか。無ければ、諦めるかこれからスキルを身に付けるかです。

また、自分のスキルや得意分野の洗い出しには、同僚や知り合いに協力してもらうことも重要でしょう。自分では自分の良い面や、ネガティブな面は中々わからいものです。

これら、履歴書・業務経歴書は次のステップに踏み出す時の重要なアイテムです。

あと30年の生き方を考える

ベストセラー「ライフシフト」にあるように、今は人生100年時代への過渡期にあるらしいです。
現在、男性の平均寿命は81.41歳(2019年)ですが、我々の場合はさらに伸び、90歳くらいは見込む必要があるかと思います。つまり、あと30年をどうするかを考える必要があるでしょう。

あと30年生きることを前提にしたら、今のツマラナイ会社勤めが必要なのか?自分のやりたいことは何か?など、考えることは多そうですね。

いずれにしろ、死んだら終わりなので、悔いの無いように生き抜きたいですね。

まとめ

matome

 さて皆さん、いかがでしたか?
「腰かけシニアは限界、の記事にどう立ち向かうか?」を検討してきました。これから皆さんの「腰かけシニア」をどう生きるかについての、少しは参考になりましたでしょうか。

役職定年から完全リタイヤまでの間は、長く困難な期間だと思います。入社時にはこんなことになるなんて、思いもよらなかったですよね。会社人生ってなかなか面白いものです。

さあ、自分の進むべき方向性が見えてきたら、「腰かけシニア」返上?に向けて突き進むだけです。

では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。

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