・問題提起
「人生百年時代」という言葉がとても話題になりました。『ライフ・シフトという本がそのきっかけです。
あと何年生きられるかなんて神様しか分からないでしょうが、お金は?健康は?家族は?心配事だらけで誰もが不安になります。そこをマスコミが盛んに煽ってました。
ライフシフト的には「たいへんだー!意識改革がー!」的な言い方をしていますが、私はとてもラッキーな時代に生まれたな、と思っています。何故なら、あと40年近く時間があるのですから。やりたいことが全部できちゃいますよね。好きな海外にも行き放題、美味しいものも食べ放題。
実は我々って、「人生百年時代」ではなく、「人生百年時代への過渡期」を生きています。人生百年とは言いませんが、かなりの長生きができそうです。
どうか一緒に「人生百年時代の過渡期」の生き方を考えてみませんか。
『ライフシフト-100年時代の人生戦略』とは
「誰もが100年生きうる時代をどう生き抜くか。働き方、学び方、結婚、子育て、人生のすべてが変わる。目前に迫る長寿社会を楽しむバイブル。」
リンダ・グラットン、アンドリュー・スコット両教授によるあまりにも有名なビジネス書ですね。(※この本はビジネス書の分類なんですね。。。)
まず初めに、具体的な内容のサマリーを見てみましょう。
(サマリー)
・人生100年時代とは、みんな100年生きる長寿時代が時代が来るということ。日本人で2007年生まれの人の50%は107歳まで生きる。長寿化に伴って人生プランの変化が必要になる。
この事象を起点に、全く別の未来が来るという予言。我々(の子孫)に以下のような影響が出てくる。
人生のステージが流動的になる
・従来は、教育・仕事・引退(余生10年)の3ステージだったが、各ステージが流動化し、マルチステージ化する。
例えば、教育・仕事・休み・教育・仕事・引退、といった流れ。
・このマルチステージ化への以降に伴い、教育や仕事の位置づけも変化する。
・教育-昔は大学だけでOK
→大学の教育だけでは足りなくなる。仕事を経験してから、ステップアップのために再度大学で勉強し直す、など。
・仕事-長寿化により75歳まで働くことが当り前に
→途中でリフレッシュが必要。
→仕事の中身も変える必要があるのでは?
サラリーマン→起業→サラリーマン、など
・終身雇用が崩れる
無形資産がより大事になる
・従来は有形資産、つまり金融資産(お金・株)、不動産などが重要であった。
・人生100年時代になると、有形資産は重要であることに変わりはないが、それ以上に無形資産の重要性になる。
つまり、仕事のスキル、健康、人間関係、人脈などの無形のものが、人生100年時代を生きるのに重要。
→長い人生、不健康で孤独な人生は大変だ
→人間関係が会社だけ、はあり得ない
会社辞めると友人ナシ、となる
人生100年時代をどう生きるか?
■ワークライフバランスを求めることが重要
・本業からしっかり離れて、自分だけの時間を持つ
従来のように100%会社にコミットしない
良いことの例としては:
睡眠が確保出来る
ジムでトレーニングできる
歯医者に行ける(これ、とっても重要)
・より良い人間関係の構築
家族:運動会、思い出を共有できる
友人:家族以外の人付き合いが良くなる
会社以外のゆるい付き合いができる
・有形資産構築へのメリット
人生百年時代は、収入の25%の貯金が必要。単身無理なので、共働き・副業をして収入を増やすことが必要になる。共働き・副業をするには、ワークライフバランスを保って自分の時間を確保することが抜本的な対策となる。
・本業も大事
本気で取り組む not = 長い時間コミット
「人生百年時代」の過渡期をどう生きるか?
人生百年計画の必要性
現在我々は人生100年時代への過渡期を生きています。ラッキーにも、まだマルチステージを生きる必要はありません。つまり、75歳まで働く必要はないのです。
私はもう年金の一部(厚生年金)は貰ってるし。。。
ただ、以前に比べて引退後の時間は確実に長くなっています。問題は、長くなった引退後の時間をどう過ごすかです!
【引退期の長期化に伴う問題】
・暇だ、やることがない
※ゴルフとTVだけでやり過ごすには長い時間
※世の中には、楽しいことで溢れている(逆に)
・貯金が足りるか?
・いつまで健康でいられるか?
などが出てきます。
これらの問題は何も考えてい事(無計画)から、きているのではないでしょうか?だから、「人生百年計画」があったら、もう少し安心して過ごせるのではないでしょうか。
でも、「何も計画しない」こともOKです!
人それぞれでいいじゃあーりませんか。
「人生百年計画」とは?
そんな大げさなものではありません。
基本は2つの表だけ。とても簡単。
①100歳までの単純な年表(予定表)
②人生の100のリスト(やることリスト)
・凡人にも必要か?
誰にでも必要でしょう。長い余生に飽きてしまう。
・どう作る?
おおざっぱな予定年表を作る。
年表は定期的にアップデートする。(実績・予定)
→計画通りに行かなかったら、予定を修正。
100のリストも見直して入れ替え可能。
・定期的な見直しが重要!
週次、月次、年次の確認、更新が効果的
「人生百年時代への過渡期」の生き方を考える
我々は、「人生百年時代」をいきているのではなく、「人生百年時代への過渡期」を生きています。
その点、「ライフシフト」は参考にはなるが、答えになっていません。孫の時代のことを考えても仕方ないでしょ?
ついては僭越ですが、「人生百年時代への過渡期」の生き方を考えていきたいと思います。
少々、個人的な偏見が強く出ていますが、引退後の生き方は人それぞれですから、ご参考までです。
生活スタイル
・ライフステージは従来の3つ。ラッキー!
1.教育
2.仕事
3.引退・ノマド →今ここ
・残りの40年をいかに楽しく過ごすか。
・「人生の100のリスト」を定義し、順次実行する
・生活の基本は以下。
質素に暮らす。
- たまには、豪華な食事
孤独を楽しむ(下手に群れない)
海外ノマドも良い(長期定住しない)
お金
ちまたでは。。。
年金は漸次少なくなる。75歳まで働け!
でも、年金は当面は大丈夫そう、かな?
足りない分は自分で稼ぎます!
・残りの40年を生きるお金は持ってる、ことにする
(ただし、贅沢はしないこと!)
・フロー所得の範囲内で生活する
-年金、利子・配当金、株式売買益、など
・ストックには基本手を付けない。
→臨時出費、最後の入院費用?介護費用?とする
・決めた範囲内で投資を行い、リターンを得る
※インフレへのリスクヘッジも含む
・暗号資産にもチャレンジ
ボケないためにも。。。
仕事
ちまたでは。。。
一億総活躍時代、「高齢者現役社会」、75歳まで働け!
大きなお世話だ!宮仕えはもうたくさん!
好きなことをして、いつまであるか分からない残りの人生を過ごす。
・仕事は新しい人との出会いの場
・楽しんで仕事をやる。苦しい仕事はしない。
・フリーランスで小金を稼ぐ(おこずかい)
- 稼げなくても良しとする
・主にリモートで出来る仕事をやる
・たまに、海外ノマドでも仕事もやる
趣味
ちまたでは。。。
マルチステージに備えて、大学で学び直す。
大きなお世話だ。ろくに勉強もせず実績もない大学教授なんかに教わるより、ネットでいくらでも勉強できる。世の中は勉強したいことで溢れている。
・生活スタイルそのものが趣味だ!
・やりたいことは何でもやる
・年齢を言い訳にしない
・学びは最大の娯楽。誰からも学べる
健康(人それぞれですね)
ちまたでは。。。
毎年の健康診断(健康死んだん?)+高額な追加検査、ジム通い、サプリメントの摂取で健康維持。
大きなお世話だ。
健康診断は病気を作り出すためのものではないか?
※義父が肺がんで壮絶な治療を経て亡くなったのを見て考えが変わった。
大多数の医者への不信感。儲けの医術。
医者いらずの超健康体を維持する
もちろん老人薬も飲まない
高齢者医療費3割負担は当然。お上頼りすぎ。
コロリと逝ければ本望!
・朝は5時に起き、11時には寝る。
・毎朝のトレーニングを欠かさない
- 筋トレ、ストレッチ、ウォーキング
・食事は、朝昼しっかり、夜は軽め。
→格安ビールは毎夕食のお供
・朝は野菜・果物中心。昼は肉と炭水化物。
夜はビールとおつまみ。
・ストレスは溜めない、軽いストレスをかける。
・平日は9時から18時まで働くマネをする(8時間)
→教育・労働の55年間のリズムは変えられない
まとめ
さて皆さん、いかがでしたか?
『「人生百年時代への過渡期」をどう生きるか?』をご紹介しました。これからの長~い、引退生活を送る上での参考になったでしょうか・
本文でもか書いているように、生き方は人それぞれです。特に、定年後(引退後)の生き方は誰にも指図されることも、制約を受けることもありません。全くの自由を手に入れたのでから、自分の思い通りに生きましょう。
自分の部屋に籠って「ゲーム三昧」、「映画三昧」など、誰にも邪魔されない、何の心配事もない理想の日々、サイコー!
では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。
コメント