シニアは最初にプログラミングスクールへ行ってはいけない

eyecatch-42 趣味・遊び

・はじめに

最近、プログラミングスクールが花盛りのようです。
長年IT業界で身を置いてきた者として、若い人達がIT技術の習得に熱心なのはとても嬉しいことです。もちろん、プログラミングだけでなく、もっと次元の高いシステム構築全般の技術まで目指してい貰えればもっと良いですが。

このような状況で、なんとシニア向けのプログラミングスクールまであることを知りびっくり。別にシニア向けプログラミングスクールをどうのこうの言うつもりはありませんが、学校ができるほどシニアのプログラミング需要はあるんだ、ということに驚いただけです。しいて言えば、虎の子の老後資金を散財していないかちょっと心配しています。

そこで僭越ですが、シニアとプログラミングスクールについて考えてみました。

シニアがなぜプログラミングを習得したいのか

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確か数年前に、世界最高齢(当時の年齢は81歳)のプログラマーとして、日本人である若宮正子さんという女性がiPhoneアプリ「hinadan」を開発して話題になりました。
私も試しにアップルストアからダウンロードしてやってみました。ひな壇にお雛様を配置するという、シニア向けのゲームです。今どきのアクションゲームとは全く比べ物になりませんが、手作り感満載でとても良い感じがしました。

これはもちろん無料のアプリで、お年寄りに楽しんでもらうために作ったのでしょう。
では、今からプログラミングを始めようとするシニアは何を目的に習得したいと思うのでしょうか?

趣味として学びたい

シニアが趣味でプログラミングを勉強することは、非常に前向きですごいと思います。
もともと仕事で経験があるのならいざ知らず、初めてプログラミングを勉強するということであれば敬服いたします。

昔に比べて、言語自体は易しくなってきているので、やる気さえあればそれなりに習得はできると思います。
ポイントは何をしたいのか、ということだと思います。例えば、Java SEという言語で、コンソールに”HELLO WORLD”の文字を出すだけで満足できるのであれば良いですが、普通は何か目に見える成果が欲しいのではないでしょうか?例えば、以下のようなものでしょうか。

・スマホのゲームが作りたい(若宮さんのように)
・自分のWebサイトを立ち上げたい
・ショッピングサイトのようなものを作りたい

確かに、自分がプログラミングしてこれらのことができたら楽しいですよね。ボケ防止にもなるでしょうし、趣味としてのプログラミングはとてもおすすめです。

技術を習得して人の役に立ちたい

ボランティア精神は素晴らしいと思います。
前述の若宮さんみたいに、スマホゲームとかを作って多くの人に楽しんでもらうのはアリだと思います。

でも、他人のWebサイトの改修や、既存の業務的なアプリケーションの改修とかはやめましょう。
スマホゲームなら動かなくなったり、間違った動きをしても許されますけど(実際「hinadan」でも表示がおかしくなった。iOSのバージョンの関係があるかも)、Webサイトの表示がおかしくなったり、業務で計算を間違ったりしたら大変です。

うまく動かなくても笑って許されるレベルにとどめたほうが無難だと思います。
趣味の延長ということを自覚し、自分のスキルレベルを認識して対応していくことをおすすめいたします。

稼ぎたい

中には副業としてプログラミングで稼ぎたい、という方もいるかもしれません。

はっきり言って99%の人が無理です。

現役時代にバリバリやっていた人は別として、これからプログラミングを勉強する人が稼げるようになるのは至難の技です。また、運よく稼げるようになっても、ほとんどが低単価な案件でシニアには割に合わないと思います。

「シニアがゼロからプログラミングを勉強して稼げる!」なんて宣伝しているところは、情報弱者向けのビジネスです。

シニアがプログラミングで稼ぐことを100%否定するつもりはありませんが、シニアが稼ぎたいなら別の職業・副業を探したほうが効率的だし無難だと思います。

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シニアが最初からプログラミングスクールに行ってはいけない理由

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受け身では身につかない

今どき、何かを勉強しようとしたとき、まず「学校」に行くというのは時代遅れです。「昭和の学校教育」の呪縛に縛られたままです。
まず学校に行くということが「受け身」の姿勢です。「わからないから教えて欲しい」という魂胆が見え見えです。はっきり言いますが、受け身の姿勢では何事も身に付きません。身につくとしても時間がかかります(年寄りだし尚更)。まさに情弱ビジネスのカモですね。

今の時代どうするかというと、まずはネットで勉強する、ということです。ネットには勉強したいことについての情報があふれています。
例えば、専門のブログやYouTube、そして低料金での専門学習サイト。探せばいくらでも勉強できる時代なのです。能動的に動けば、自宅で無料か低料金で勉強できます。
もちろん「学校」を否定するつもりもありません。要は使い方です。自分である程度まで勉強してから、問題意識を持って「学校」へ行く。これはアリでしょう。能動的に臨む学校は短期間で効果を得られます。

要するに、学校に行けばどうにかなる、という考えは捨てるべきだし、お金の無駄使いということです。

挫折するなら早いほうが良い

プログラミングには向き不向きがあります。プログラミングに挫折するなら早いほうが良いと思います。

ですから、まずはお試しでプログラミング入門のYouTubeを見たり、参考書を読んだりしてどんなものなのかを知ることが大切だと思います。YouTubeや参考書だけでは取っつきにくいと感じる人は、専門の学習サイトでまず勉強するのがおすすめです(月1,000円程度)。

>>学習サイト プロゲートはこちら

>>学習サイト ドットインストール.COMはこちら

自分には合わない、と感じたら早めにプログラミングの勉強は止めたほうが無難です。残り短い人生をプログラミングの勉強だけで過ごすのはもったいないことです(逆に、時間が潰れるから都合がよいということもあり?)

独学では全然だめだが、どうしてもプログラミングを習得したいのであれば、プログラミングスクールに行くのも当然ありでしょう。
スクールに寄付するつもりで、たくさんお金を使いましょう。スクール側でも上顧客として一所懸命に教えてくれるでしょう。

私もそういう商売をやってみたい!

【ITコンサルが解説!】シニアにおすすめなプログラミングスクール4選
今回はシニアにおすすめのプログラミングスクールについてのご紹介です。今まで、まずはスクールでなく独学することをオススメしてきましたが、スクールも使い方によっては効果はあります。どのような場合にスクールが効果的かも含めて解説していますのでご一読を。

所詮、稼げるようにはならない

50、60歳くらいからプログラミングを始めても、ほぼ稼げるようにはなりません。せいぜい低単価の案件を必死でこなすのがやっとでしょう。一般的に初級のプログラマーとして稼げるようになるまで2~3年の実務経験が必要です。
そんなに簡単に稼げるのなら、非正規・低賃金で働く若者などいないでしょう。

結局、シニアが稼ぐつもりでプログラミングの勉強を始めるのはコストパフォーマンスが悪いと思います。もっと別の自分の蓄積したスキルを生かすほうが断然稼げると思いますし、お勧めします。

もし本当に一人前の稼げるプログラマーになりたいのであればこんな感じでステップを踏んでいくことになると思います。

①独学で基礎をある程度習得(素養の確認含む)
②スクールで基礎を充実させる
③IT企業に入って実務を2~3年がむしゃらに経験する

問題は、プログラミング初心者のシニアを引き取ってくれるIT企業がまずないことです。

プログラミングスクールには使い方がある

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それではプログラミングスクールはシニアにとって使えないものなのか?と言われれば、それは使い方次第だと考えます。プログラミングスクールには当然その良いところもあります。

独学で分からないところが理解できる

プログラミングをしていると必ず分からない所、詰まってしまうところが出てきます。自分で考えたり、調べたりしたら1日掛かってしまうことも珍しくありません。わからない所を長い時間をかけて自分で解決していくことは、自己解決スキルを向上させるのでとても重要なことですが、年がら年中していると時間が掛かりすぎます。
そこで、独学時代に分からなかったところ、あいまいなところを明確化し、自分のものに出来るようスクールで学ぶ、質問して解決するのは非常に役立つと思います。

知識の穴を埋める

独学でも、参考書や学習サイトで勉強すれば、学習すべきカバレッジはほぼカバーされると思いますが、スクールではもっと体型的に学習項目がカバーされるので、知識の抜けが基本的になくなります。
また、参考書や学習サイトではカバーできないちょっとした知識、特にHint & Tipsなども得ることが出来るでしょう。特にHint & Tipsは生産性やミスの防止など実務に役立つことが多くとても有用です。

就職や実際の仕事の受け方を指導うしてもらう

スクールによっては、就職のあっせんや実際の仕事を想定してどのようにこなしていくか、実際に役に立つ授業を組んでいるところもあります。
このようなことは独学でやっていたら、習得しえないものです。まあ、実際の案件にあたってくだけろ式なことを無責任に言う人もいますが、事前に想定できればそのほうが有難いと思います。

シニアは実際に有料で仕事を受けることは少ないかと思いますが、趣味でプログラミングをする場合でも、実際の仕事の進め方を理解することは有益だと思います。

お金に任せて最初から通ってもよい

ふんだんにあるお金を使って最初からプログラミングスクールに通うのもそれはそれでありでしょう。
コスパなんかは無視して、最短で形だけでもプログラミングができるようになることは可能だと思います。
スクールの後はどうなるか分かりませんけど。。。

【ITコンサルが解説!】シニアにおすすめなプログラミングスクール4選
今回はシニアにおすすめのプログラミングスクールについてのご紹介です。今まで、まずはスクールでなく独学することをオススメしてきましたが、スクールも使い方によっては効果はあります。どのような場合にスクールが効果的かも含めて解説していますのでご一読を。

まとめ

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さて皆さん、いかがでしたでしょうか?
「シニアは最初にプログラミングスクールへ行ってはいけない」をご紹介しました。これからプログラミングを始めようと考えてる方の参考になったでしょうか。

私はプログラミングスクールを決して否定している訳ではありません。特にシニアの方にはプログラミングスクールの使い方を考えてください、と申し上げています。
安易にプログラミングスクールに頼るのは、スクールへの期待値を上げるだけで、ご自分にとっても、スクールにとっても良い結果には繋がらないと思います。

また、スクールとは別に、最近ではサロン系で情報交換することも流行っています。これも玉石混合で、有用なものから、結局ボッタクリじゃないの?と言われるものまで様々のようです(通常サロンは有料です)。
もし興味がありましたら、探してみるのもありかと思います。

いずれにしろ、シニアでプログラミングを勉強することは素晴らしいことだと思います。年をとっても好奇心を持ち続けることはボケ防止にもなりますし、若さを保つ秘訣でしょう。ぜひプログラミングを自分のものにして、趣味の幅を広げたいですね。

最後に、プログラミングの始め方の記事をご紹介して終わりにしたいと思います。ご参考になれば幸いです・

【ITコンサルが解説!】 シニアのプログラミングの始め方(全体編)
 定年後、時間ができたのでプログラミングに挑戦したい。でも、プログラミングというとどうすればよいのだろう。むかしプログラミングに挫折たトラウマがあり、挑戦するのに躊躇している。。。ご安心ください、昔に比べてプログラミングは簡単。今が始めるチャンスです。

では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。

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