サイドマウント・ダイビングの始め方(器材調達編)

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・この記事でわかること

・サイドマウント・ダイビングの概要がわかる
・サイドマウント・ダイビングで必要となる器材がわかる

ダイビングをされる方でも、サイドマウントとなるとあまり馴染みが無いかも知れません。また、Webでググっても日本語だとあまり良い説明記事に出会えません。

そこで、今回わたし自身がサイドマウント・ダイビングの講習を受けることになったので、器材調達から、器材のセッティング、そして実際の海洋講習と、具体的に解説していきたいと思います。

できればご覧になっている皆さんにも、サイドマウントの講習を受けてもらって実際にサイドマウントを体験していただければ本望です。

今回はその1回目・器材調達編とうことで解説していきたいと思います。

サイドマウント・ダイビングとは

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・サイドマウント・ダイビングとは

一般的な背中にシリンダーを背負うスタイルと異なり、体の脇にシリンダーを配置する方法を総称して「サイドマウント」と呼んでいます。

具体的には、2本の独立したシリンダーにそれぞれレギュレーターを取り付け、専用のハーネスとBCDを使ってダイビングをします。

・サイドマウント・ダイビングのメリット

サイドマウントのメリットは、水中でのバランスが良いこと、装備のコンパクトさ(軽量)、腰や背中への負担が軽減される、エンリッチドエア等を使った際の潜水時間の増加などさまざまです。

シリンダーを2本持つ事でエア消費ストレスから解放され、完璧な水平トリム姿勢実現できます。また、自分好みに器材やコンフィグレーション(設定)をアレンジできるので、自分の体に非常にフィットします。

さらに将来的には、ケーブダイビング(洞窟)や長時間潜れることでの水中写真にも応用できるというものです。

・サイドマウント・ダイビングのデメリット

・費用がかかる

新たな器材が必要になるので、器材購入費用がかかることが大きいです。

新たに専用のBCD、レギュレーター2本(ファーストステージx2(通常DIN仕様)、セカンドステージx2、残圧計x2)。そのほかシリンダーを繋ぐ器材などなど。

水平トリム姿勢を良くしたいため、私はフィンも買い換えました(従来はScubaProのJetFinを使用していましたが重すぎると言われたので、Mares社製のプラスチックフィンに変更しました)。結局、合わせて30万円くらいの出費です。

・サイドマウントのできるショップが少ない

もう一つは、サイトマウントを取り扱うダイビング・ショップが少ない、ということです。

場合によってはお断りされることもあるかもしれません。
特にボート・ダイビングの場合、サイトマウントではエントリー、エキジットでボートマンのサポートが必要です。慣れていないと対応できないかもしれません。

サイドマウント・ダイビングの講習

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・サイドマウント・ダイビングの講習

サイドマウント・ダイビングを始めるときは、通常は専用の講習を受けます。

私の所属するPADIでも「サイドマウントダイバー・スペシャリティー」コースがあります。通常は3日間コースのようです。
ただ、マクタンにはサイドマウント・ダイビングのスペシャリストで知り合いののハイミーさんがいるので、今回はハイミーから習います(所属はSSI)。ローカルな話で済みません。
※ハイミーさんはケーブダイビング(洞窟)のスペシャリストです。ケーブダイビングのことを話し出すと止まらない。。。

講習では、まず器材のセッティングから。そして実際の実地演習になります。2本の独立したシリンダーにそれぞれレギュレーターを取り付け、専用のハーネスとBCDにバランスよく装着する方法や、エントリー・エキジットの仕方、水中での姿勢(トリム)のとり方、その他基本的なダイビングスキルをサイドマウント装備で実施できるようにトレーニングします。

・サイドマウント・ダイビングの講習日程

今回の講習日程は以下のようになっています。
講習内容はまだ何も聞いていません。久しぶりのダイビングなので楽しみです。
海洋実習では海が荒れないことを願います。。。

第1日目 器材セッティング
第2日目 講習1日目
第3日目 講習2日目
第4日目 講習3日目

もし認定が貰えなかった場合は、補習があると言われています(追加料金が必要)。

サイドマウント・ダイビングに必要な器材

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・新規購入器材

今日までに揃えた器材は以下となります。
これらがどう調理されているのか楽しみです。

・Razor Side Mount System 2.5 Complete (BCD) x1
Scuba Pro – PG capsle(残圧計)- Diam 63mm x2
・Scuba Pro – G260 – Second Stage x2
・MK25 DIN – First Stage x2
・LP Hose – 210cm x1(セカンダリー用の中圧ホース)
・Regurator LP Hose 40cm x1(プライマリー用の中圧ホース)
・HP Hose 15cm x2(残圧計用)
・Shock Cord 3mm x2(バンジーです)
・Swivel Bolt Snap 13/76 x3(片フックの小さいボルトスナップ)
・Bolt Snap x1 (両フックの大きなボルトスナップ。予備用)
・Stage Tank Rigger Kit x2(タンクのステンレスリングなどのセット)
・LP Hose Short w/Hose Protector x1

・流用可能な器材

基本的に軽器材が流用できます。重器材は無理ですね。なので費用がかかるということです。

・マスク
・フィン(重く無ければOK)
・ブーツ
・ウェットスーツ、他
・SMB(Surface Marker Buoy)など小物類
・バッグ類

※購入した器材の写真

器材

まとめ

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さて皆さん、いかがでしたか?
「サイドマウント・ダイビングの始め方(器材調達編)」をご紹介しました。サイドマウント・ダイビングを検討する上での参考になったでしょうか。

これから、実際の講習を受けて以下の記事をアップしました。

・器材コンフィグレーション編

サイドマウント・ダイビングの始め方(器材コンフィグレーション編)-詳細解説!
前回の記事で購入する器材の説明をしましたが、今回はそれをどのように組み立てるか、ということです。ただ買ってくればそのまま使えるということではなく、いろいろ手作り感満載かつ繊細さが必要な作業になります。新規のコンフィグレーション作業は丸一日の作業でした。

・初級テクニカル編

サイドマウント・ダイビングの始め方(初級テクニカル編-完全解説)
今回は実際のの器材を装着していよいよサイドマウントの始め方となります。バックマウントでは十分な経験があっても、サイドマウントとなると勝手が違います。テクニカル・ダイビングへの足掛かりとなるテクニックは10種類、各テクニックを完全解説します。

かなりタフな講習でしたが、どうにか4日間を過ごすことができました。

では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。

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