【困惑!】 お墓問題はどうする? あるある問題7選

eyecatch-85 100年ライフ

・最近 気になること

お墓のことって考えたことありますか?

自分の入る予定の墓が決まっていて、妻(夫)も一緒に入ることを同意しているのであれば幸せです。
たぶん、ほとんどの人は「お墓問題」を先送りしているのではないでしょうか?

でも、お墓問題はいつ勃発するかわかりません。
少しお墓問題について考えてみませんか?

待ったなしのお墓問題

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なぜ「お墓問題」は難しいのか?

「お墓問題」で難しいのは、自分だけで勝手に決められない部分がある、ということです。妻(夫)や子供、兄弟・親戚などの意向も無下にできません。

なぜなら、「自分自身でお墓に入ることはできない!」という厳然たる事実があるからです。結局、他人に任せるしかないのです。

また、なぜか「お墓」とか「家」とかにうるさい親戚とかがいたりして問題をこじらせる場合があります(特に田舎の場合)。また、当然お寺関係の問題も発生するため、結構お金がかかる場合もあるようです。

ビジネスのように割り切れたら良いのですが、なかなか一筋縄にはいかないようです。

だいたい親は送り終わった。次は自分たち

我々の世代は、だいたい親は送り終わったかどうかの時期だと思います。あまり考えたくはないですが、次は自分たちの番です。

親世代では「お墓問題」は発生しなかったでしょうか?
親が田舎に住んでいれば「お墓問題」に悩むことはないでしょうが、都会だとそれなりにお悩みはあったのではないでしょうか。

いずれにしろ、親戚も含めて、親世代がいなくなるのは寂しいものです。

自分の墓はどうする?

ご自分のお墓が決まっている方は幸せです。
こんな問題(失礼)でこれから悩まないといけないと考えると憂鬱です。

でも、何も準備せずに「あの世にバイバイ」してしまうのもちょっと身勝手というもの。

ここは、後に残される人のことも考えて、少しは準備したいものです。
最低でも、「お金」と「自分のお墓の考え方」くらいは残したいですね。

「お墓問題」あるある7選

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①入るべき墓がない

これはよくあるパターンだと思います。

次男坊、三男坊であればだいたいそうなりますね。でも、考えてみれば、ある意味やりやすいパターンでしょう。
しがらみが無いのでなんでもOK、なんでもござれです。

最近はお墓の選択パターンが増えていますので、自分の好きなお墓を選択できます。

問題があるとすれば、新しくお墓を作る(永代供養も含め)お金の問題と、妻(夫)や子供との調整、頭の固い親戚がいた場合の説得くらいでしょうか。

②妻(夫)が一緒の墓に入るのを嫌がっている

これは非常に困った問題です。

(一緒に入りたくない理由)

・知らない先祖と一緒に入りたくない
・ゆかりのない土地のお墓に入りたくない
・夫(妻)の家族が嫌い
・夫(妻)が嫌い、一緒に居たくない

まあ、あるあるの理由ですね。
ほとんどの場合、妻(夫)は感情的になっているので、すぐに解決することは難しいでしょう。

”自分や自分の家族が嫌い”という理由であれば、もう如何ともしがたいです。話し合いをしても、説得するのはたぶん無理ではないかと思います。

一緒に入るのは諦めて自分だけ入りますか。。。

③場所が遠くて墓参りしてくれるか不明

男兄弟が自分だけの場合、こうなる可能性があります。

これは微妙な問題ですね。

妻(夫)が一緒に入ることを納得してくれても(実際どうなるかはわかりませんが)、子供たちに遠くまで法事や墓参りなどをさせても良いか、という懸念が頭をよぎります。

自分の時代は、自分の親戚(場合によっては姉妹)がいるので、故郷に帰りやすい、という面があります。でも、子供にとっては生まれた故郷ではないし、地縁・血縁も薄くなっています。

このようなところに、お墓(お寺)だけの関係を維持させるのはどうかなぁ、と思わざるを得ません。

結局は子供の意思に任せるしかありませんが、自分の代で「墓じまい」をして新しいお墓に移すことも選択肢の一つです。

いずれにしろ、悩ましい問題です。最も先送りされるパターンでしょうか。

④墓を継ぐ人がいない

これも難しい問題です。

問題が発生するパターンは以下でしょうか。

・子供がいない
・子供はいるが継承したくない
・子供はいるが、結婚してない

子供がいない場合や継承したくない場合は自分の代で「墓じまい」をして、永代供養にする方法になるでしょうか。結婚していない子供の場合は、子供の代で永代供養にしてもらうことも考えられます。

永代供養にした場合、ご先祖様を含めた遺骨はお墓が一定期間預かり、最終的には合祀されます。

自分たちのお墓が無縁化されずに、お寺できちんと供養してもらえるので安心ですね。

⑤自分側の墓と、妻(夫)側の墓の2つがある

例えば、自分が長男で奥さんが一人っ子で代々の墓がある場合などがあてはまります。

奥さんとしたら、実の親の墓に入りたいと思うのも理解できます。ましてや、「夫や夫の家族が嫌い!」ということであれば、鉄板ですね。

この場合は非常にスッキリです。もともと夫婦なんて他人なのですから、死んでまで一緒にいる必要なんてさらさらありません。最後はやりたいようにやれば良いのではないでしょうか。

後のことは子供に任せましょう。(無責任ですが)

⑥妻(夫)がお墓不要論者

最近は、普通の墓には入りたくない、という人が多くなっているようです。
実は私も”墓に入りたくない”、散骨派です。

死んだ後のことなので、どうでも良いといえばそうなんですけど、どうもあの「墓の中」に居るイメージが良くないです。

自分のお墓への納骨を希望しない場合は以下の方法があるようです。

・散骨 :最近はいろいろなパターンがあるようです
・樹木葬:自然に還るための新しい葬法
・手元供養:故人の遺骨の一部を小さな骨壺や専用のアクセサリーに入れるなどして身近なところに保管する。散骨との組み合わせにするなど、新しいトレンド。
・本山納骨:各仏教宗派の本山に遺骨を埋葬して供養
・骨仏 :故人の遺骨で作られた仏様(仏像)のこと
※大阪市天王寺区にある一心寺の阿弥陀像が有名。ほぼ10年ごとに造られる。
・宇宙葬:ロケットで地球を周回し、やがて燃え尽きる

ほかに、月面葬、月面散骨、バルーン葬、インターネット墓などもあるようです。

いろいろあって迷っちゃいますね。

➆おひとり様はどうするの?

・身内がいる場合

当然人によると思いますが、身内がいれば、好きなようにお願いするということでしょう。

くれぐれも、身内には多少の遺産は残しておきたいですね。

・「おひとりさま信託」に依頼しておく(信託銀行

これ、結構すごいです。やはり商売、考えてますね。

●「おひとりさま信託」でできること。

・葬儀・埋葬
・デジタル遺品の消去
・家財等の整理
・訃報連絡
・ペットへの対応
・・・・ などなど

裕福な「おひとりさま」は検討してみてはいかがでしょう。

>>ご参考:三井住友信託銀行「おひとりさま信託」(公式)はこちら

・身内も信託も無い場合

各自治体が管理する無縁塚に埋葬されます。

また、身内にお骨を引き取ってもらえない場合も、同じ取り扱いになります。

「お墓問題」の解決方法とは?

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自分の意思表示

まず、自分の意思表示からでしょうか。
もう他人の話ではなく自分の問題なので、積極的に行きましょう。
今までは親や親戚のおじさん、おばさんの問題でしたが、もう自分たちの番になってきました(ある意味寂しいですが)。

自分がどうしたいか決めるには、いろいろ情報を集めたほうがよさそうですね。

関係者との調整

自分のお墓に対する意向を決めたら、次は関係者との調整です。

これは、切出すタイミングが難しいですね。
法事の時の食事のタイミングとかがよいかもしれません。

切り出し方は難しいですが、時にはジャブを出して相手の考え方も見ながら、焦らずにいきたいですね。
いきなりストレートを繰り出すと、思いがけないカウンターを食らいかねません。

状況が複雑な方は早めに、そして徐々に話を進めたらよいかもしれません。

(調整すべき関係者)
・妻(夫)
・子供・親戚
・お寺
・業者・ほか

あとは野となれ山となれ

まあ、最後はケツをまくってしまうのも手ですね。
どうせ、死んだことのことなど知ったこっちゃないのですから。

無責任と言われようと宜しいのでは?

まとめ

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さて皆さん、いかがでしたか?

「【困惑!】 お墓問題はどうする? あるある問題7選」をご紹介しました。お墓問題を考える上での参考になったでしょうか。

葬儀・お墓の問題は、好き嫌いに関わらず、必ず考えておかないといけないことです。遺産問題と合わせて、後に残された人たちが困惑しないようにしておきたいですね。

まだ早いと思われる方も多いかと思いますが、お墓の問題は関係者の”感情”に関わる部分も多く、問題解決には時間がかかると思ったほうがよいかと思います。

くれぐれも地雷を踏まないようお気をつけください。

では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。

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