・今回のポイント
海外でコンドミニアムを借りると、日本では思いもよらないことに出くわします。家具など全て揃っているタイプの部屋は、入居後すぐに生活できるので便利ですが、残念な設備が満載です。
今回は、入居してから「失敗した!」と後悔しないように、私が今までに体験した、設備面で気を付けるべきポイントを5つ挙げてみました。
ご参考になれば幸いです。
※実例はフィリピンですが、他の東南アジアの国々でも同じようなポイントで考えられると思います。
残念な設備とは?
・残念な設備とは?
残念な設備とは、日本人から見て「これはないでしょ!」と思う設備のことです。
ただそれは、日本人から見た「残念」であって、フィリピン人から見たらあまり気にしないのかもしれません。
確かに、一応は用が足りるので、気にしなけばどうということは無いかも知れません。でも、折角高いお金を払うので、簡単には妥協したくないですね。
・家賃とトレードオフ
ほとんどが、露骨に家賃と相関関係があります。
家賃が高ければ、やはり設備も良いものが多いですし、家賃が安ければそれなり、という場合が多いように思います。
相場に比べて安くてラッキー!という場合は、得てして残念な設備に遭遇する確率が高くなります。。
安いのには安いなりの理由がありそうです。
残念な設備ワースト5
それでは次に、「残念な設備ワースト5」を見ていきましょう。
日本ではなかなかお目にかかれないものもあり、楽しめること請け合いです。
【驚愕!】換気しない換気扇
写真を見て違和感を感じる人が大半でしょう。
壁から突き出す換気扇。。。異様です。
日本では絶対にお目にかかれない光景です。換気扇が排気用のダクトに繋がっておらず、単独でポツネンと存在しています。
これはフィルター式換気扇というものですが、煙や臭い除去にはほとんど役立ちません(経験済)。
フィリピンではこのような物件は珍しくありません。
気を付けないといけないのは、換気扇の上が物入になっていて中が見えない場合。一見すると中で排気口に繋がっているかと思いきや、実は排気ダクト自体が無かったりというのが多いのです。
最初見たときは、わざと騙してるのかと思いました。
これは自分で物入れを開けて、実物を確認する他ありません。
実際、半分くらいの物件が繋がっていませんでした。。。
【古い!】今どき電気コンロかよ
コンドミニアムの多くに設置されているのが、コイル式の電気コンロ。もう、「いつの時代の物?」とツッコミを入れたくなるような代物です。
30年以上前、日本でも電化ブームが起こった時に、電気だけのマンションにはコイル式の電気コンロが置いてあった記憶があります。
これは物凄く使い勝手が悪く、すぐに熱くならない、切っても余熱が残るで、料理なんてまともに出来ません。その上火傷の危険があるし、今ではくれるといってもいりません。
なぜ、こんな旧式のものがあるかというと、安くつくからです。
今どきの電化マンションはIHが当たり前ですが、IHにすると専用の調理器具になります。これが一般的に高い。
なので、フィリピンにもIHの安いのを売っているのですが、わざわざ電気コンロにしているようです。ケチい!!!
私は自腹でIHコンロを買いました。日本円で4~5千円くらいです。確実に生活の質が上がります。
【時代物?】チャンネル式クーラー
出ました、昔懐かしいチャンネル式。
今どきチャンネル式の機械など見たくても見れないのでは?
こちらフィリピンでは堂々と売られており、普通のホテルやコンドミニアムでは、チャンネル式クーラーが一般的です。
(※エアコンではないです。冷房専用。除湿も無し)
このチャンネル式クーラーの良いところは、安いくて壊れないことでしょう。構造が単純なので壊れるところが少ないのだと思います。知り合いの家の、横長の豪華な据え付けタイプのクーラー(リモコン式)は良く壊れていましたね。。。
やっぱり困るのは、オン・オフのときにクーラーのところまで行かないと操作できないことですね。まあ、慣れますけど。
【勘弁して!】スポンジ・マットレス
一見立派なベッドすぐにOKを出しそうですがですが、手で押したり、座ったりしてベッドの素材を確かめてください。
全体が抵抗なく凹んでいくものは気を付けましょう。
それは安物のスポンジベッド。体にぴったりくっつき暑苦しいし、腰を悪くします。腰痛持ちの私はマットレスは死活問題です。これが実際多くて、私が見た物件の8割はスポンジ・マットレスでした。
ひどいのは、バックパッカー御用達の安宿にあるような薄っぺらいのを2枚重ねてあるのもあってビックリです。
人それぞれ好みはあるでしょうが、ベッドは『スプリング・マットレス』のものをお勧めします。
不動産屋のエージェントが気にするのは「見た目」だけ。素材などはまったく気にもしていません。メールなどで「スプリング・ベッドか?」と確認しても、適当なことを言うか、わからないとの返事がほとんどです。
つまり、事前に素材を確認するのは無理。実物を自分の目と体で確認しましょう。
【参った!】あるある手抜き工事
折角、シャワールームにタイルを貼ったのに、手抜き工事で台無しです。。。
ここまで露骨なのは少ないと思いますが、この類の手抜き工事は普通です(まあ、仕事が雑なだけですが)。スイッチの大きさを事前に測って、タイルを切るということを考えないのでしょうか?
まあ、やる方もやるほうですが、これでOKを出す方もどうかしていると思います。日本人なら必ず激怒しますね。
知り合いの日本人歯医者でマニラのコンドミニアムのオーナーになっている人がいるのですが、実物見たことないと言ってましたので、何されているかわからないですね。
ま、転売目的だからいいのか。。。
まとめ
さて皆さん、いかがでしたか?
「海外コンドミニアム 残念な設備ワースト5」をご紹介しました。海外物件のコンドミニアムを選ぶ上での参考になったでしょうか。
海外で部屋を借りるというのは案外簡単なことです。ただ、きちんと設備面の確認をしておかないと後でで大変なことになります。
まあ、きちんとしても結局はトラブルで大変なことになるんですけど。
設備面については、物件のエージェントなどに確認しても良く分かりません。必ず自分で納得いくまで確認することが重要です。
そのためには、気を付けるべきポイントを事前に知っておき、現物確認の時に必ず確認できるよう、チェックリストなどを作っておくとよいでしょう。
そうはいっても、失敗はつきものですが。。。ある程度は諦めも必要かと。
では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。
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