【この記事がお役に立つ人】
・プログラミング未経験者だが、副業としてのプログラミング技術を習得したいと考えている人(特に中高年)
中高年の未経験者だけどプログラミングで稼ぎたい!と考えている方に朗報かもしれません。
私は今まで、中高年の未経験者がプログラミングで稼ぐことは簡単ではない、ということを言い続けてきました(もちろん稼げる人も中にはいるでしょうが)。
理由は明白、実務経験が積めないからです。単にプログラミングができることと、プログラミングで稼げることの間には大きな溝があります。稼げるようになるためにはどうしても実務経験が必要となります。
でも、テックアカデミーさんがやってくれました。
「初めての副業コース」では、実際の案件を紹介してくれてメンターが完成・納品までのコーチをしてくれる、という優れものです。
これこそ私が今までずっと言ってきたことです。やっとスクールのほうでも稼げない人をどうにかしないといけない、と考えたのでしょう。
では、この「初めての副業コース」がどんなものなのか具体的に見てみましょう。
※Tec Acadenyの「初めての副業コース」はこちらで確認!
※中高年がプログラミングで稼いでいる実態、稼ぐには実務経験が必要であり、未経験者はコーチを雇うしかないのでは?という提言をした過去の記事はこちらを参照ください。
中高年の未経験者には「お金目的だけでプログラミングを勉強する」ことはあまりお勧めしない
(趣味としてのプログラミングは全力でお勧めいたします!)
「副業としてのプログラミングがオススメ!」の実態は?
若者ならいざ知らず、定年間近の中高年に対して、「定年後の副業はプログラミングがおススメ!」などという煽り記事や広告が後を絶ちません。
確かに、「プログラミングで副業!」というとスマートな感じがし、体力的に楽そうだし魅力的に映るのかもしれません。
しかし煽り記事の実態はプログラミング・スクールへの単なる勧誘でしかなく、スクール終了後どうなったかが良く分かりません。
実際問題、中高年の未経験者が一人前に稼げるようになったという、信頼できる紹介記事はあるのでしょうか?
もしくは、バリバリ稼げるようになった実際の体験談を誰か公開しているのでしょうか?
私はネット上で1つたりとも見つけられませんでした。。。
まあ実態はどうであれ、プログラミングを副業にしたいと検討しているなら、まずはプロゲートやドット・インストールなどの無料コンテンツでプログラミングが自分にできそうか事前に確認すべきでしょう。まだの人は下記の記事を参考にしてください。
なぜこのような「副業コース」がでてきたのか?
プログラミング・スクールを終了しても稼げない人が続出したから?
当然でしょうね。
プログラミングには向き・不向きがあります。若い人でも性に合わなければプログラマーとして稼げるようにはなりません。たぶん、スクールは終えても稼げない(使えない)プログラマー予備軍が大量発生したのでしょう。
まだ若い人なら未熟ではあってもやる気さえあればIT企業に転職や再就職することは可能でしょう(人材不足なので)。そして会社に入ってから実務を経験し稼げるエンジニアになれる可能性も十分にあります。
(スクールの「就職保証コース」を活用する手もあります)
しかし、IT企業に就職できない卒業生はクラウドソーシングで戦うしかありません。たぶんスクール出たてで実務経験が無ければ稼げる人はほんの一握りでしょう。
ましてや中高年のスクール卒業生の実態は推してはかるべしかと。
(※未経験の中高年がプログラマーとしてIT企業に就職するのは現実無理!)
そのようなわけで、やっとスクール側として事の重大さに気づき、現実の大問題に取り組もうと考えたものと思われます。
まだ十分とは言えないでしょうが、問題解決のための第一歩としてはかなり評価できるといえるでしょう。
趣味としてのプログラミングはおすすめだ!
中高年が趣味としてプログラミングを勉強するのはおすすめです。
以前、80歳のプログラマーとして有名になった若宮正子さんも別に副業として稼いでいるわけではありません。趣味の一環としてiPhoneのゲームアプリ「hinadan(ひな壇)」を作ったのです。
私も実際に「hinadan(ひな壇)」をやってみました(無料です)。確かに80歳が作ったと考えれば良く作ったなぁと思います。ですが、巷の課金ゲームという土俵で見れば、素人が作った簡素なアプリでありとてもお金の取れるようなレベルではありません。
ただ、プログラミングを勉強すれば、若宮さんのようにゲームなどを作って楽しむことができるのです。もしかしたら、若宮さんのようにWWDC(世界開発者会議)に招待され各界のVIPたちに会えるかも知れません。
もし趣味でプログラミングを勉強するなら、独学することで大金を払う必要はないなかもしれません。逆に本格的な趣味としたいのであれば時間をお金で買うという考え方もあるでしょう。楽器だって習得には相応のお金はかかります。こればかりは個人の考え方次第かと。
プログラミングであれば無料動画や本などで勉強することも可能です。もしお金をかけずに趣味で気楽に勉強したいということであれば、以下のプログラミングの始め方の記事を参考にしてください。
※もちろん、中高年が独学で稼げるようになるのは非常に厳しいです。(為念)
いずれにしても、趣味の延長として稼げるようになったら素晴らしいことですね!
「初めての副業コース」は今までと何が違うのか?
それでは、Tec Academyの「初めての副業コース」は今までのコースと何が違うのか、具体的な違いを”良い点”、”残念な点”の両面から見ていきましょう。
「初めての副業コース」の良い点
まずは良い点を見ていきましょう。
①実務に近いカリキュラム構成である
カリキュラム構成をみたところ、Web制作に必要なスキルが網羅されていると思われます。
これらのスキルを使って、3つのWebサイトを実際に作成するということなので、それなりにWebサイトは作れるようになると思います。
※カリキュラム構成
Photoshopでの画像加工
HTML/CSSの理解とコーディングスキル
JavaScript/jQueryを利用したアニメーション演出
JavaScript/jQueryを利用したインタラクティブ演出
レイアウト・配色・タイポグラフィ、Webデザイン原則
デザインカンプからWebサイトを制作できるスキル
②実際の案件を紹介してくれる
本当の顧客案件を紹介してくれるのは大きいです。
練習問題と本番の案件とでは大きな違いがあります。練習は所詮練習、本番ではありません。それも、当人のレベルにあった案件を紹介してくれるのは有難いかぎりです。
今までは、いきなりクラウドソーシングのサイトに自分で案件を取りに行かねばなりませんでした。つまり、自分が完成可能(品質・納期)かどうかを自分で判断しなければならないということ。スクール卒業したてでそんなことは無理ゲーでしょ。
③案件の実施に際して、現役エンジニアのメンターが徹底サポートしてくれる
私も従来から、未経験者がクラウドソーシング上で実績を積んでいくためにはメンターが必要である旨を発信してきましたが、やっとスクールが提供するようになったか、という感じです。
Tec Academyの説明は以下のようになてっています。
練習問題と実務の大きな違いは、正解は一つではないことです。
当然案件を進めていく中で、技術的な問題だけでなくいろいろな仕様上の調整が必要になります。納品方法についてもいろいろなタイプがでてくることが想定されます。また、費用や技術的観点から、顧客の仕様を変更する提案だって場合によっては必要になることもあります。
このような場合、経験のない人にとって相談できる人は必須となります。
④実績と報酬が得られる
報酬よりも自分の実績ができることが大きいと思います。
つまり、案件の完成実績ができることや自分のポートフォリオ(実績・作品)ができるので、次の案件獲得のための自己アピール材料になります。
クラウドソーシングの世界では、発注者からみたら受注者は海の物とも山の物とも皆目見当がつきません。そこで頼りになるのはプロフィールとポートフォリオということになります。
1つでもポートフォリオがあればゼロよりは格段に受注可能性は増えることは予測できます。
「初めての副業コース」の残念な点
いろいろ良い点を見てきましたが、良い点ばかりではありません。残念な点もみていきましょう。
①案件紹介は審査(実力判定テスト)合格が前提である
Tec Academyの説明には以下のものがあります。
つまり、審査(実力判定テスト)に合格しないと「案件」は紹介してもらえない、ということ。
もちろんスキルもないのに実案件を紹介することはできないので、至極まっとうですがが、「案件」を紹介してもらえないリスクもあることは認識すべきでしょう。
このへんは事前説明会等でしっかり確認したいところですね。
②紹介案件での副業報酬は低い(当然だが)
Tec Academyの説明には以下のものがあります。
実務経験が無いことを前提にスクール側も安い単価で受注してくるので、報酬が少ないのは当然と言えば当然。
さすがにこれは納得、というところでしょうか。
③Web制作コースのみであり、本格プログラミング・コースではない
「初めての副業コース」はいわゆる「Web制作」のスキルを習得するコースです。いわゆる、PHPやRuby,Javaといった本格的なWebシステムを構築できる言語は勉強しません。
つまり、本格的なプログラミングを習得したいという方には不向きなコース、ということです。
でもまあ、未経験の中高年が稼げるようになる分野は「Web制作」が順当だと思いますので、妥当でしょうか。
本格的なプログラミングで稼げるようになるためには最低でも2~3年の実務経験が必要と言われています(初級プログラマーなら妥当な年数)。中高年では時間的に厳しいですね。
④スクールの料金はそれなりに高い
プログラミング・スクールなので当然料金が発生します。
料金体系は以下のようになっています。(2022.01現在)
4週間プラン 174,900円
8週間プラン 229,900円
12週間プラン 284,900円
16週間プラン 339,900円
未経験の中高年で考えれば、長めの期間がよいかもしれません。費用との兼ね合いで十分検討が必要かと思います。(Liteはメンターがいないので対象外)
まあ、勝ち組の団塊の世代ほどではないですが、我々の世代でも多少の小金はあるでしょうから、本気でプログラミングを勉強したいと思ったら、多めに先行投資して退路を断つくらいの気合が必要かと。
⑤学習方法がリモートでの自習形式が中心
Tec Academy での学習方法は自分で学習していき、メンターがそれをサポートしていくスタイルです。対面での授業や動画などで受け身で学習していくものではありません。
つまり、受け身で教えて欲しいという人には合わない、ということです。
自分のペースで学習を進めていきたい人、地方在住の方とかには合うかもしれませんが、自分に合うスタイルなのか事前説明会などで十分確認しておきたいところです。
本当に副業として稼げるようになるのか?
当コースの評価について
条件付きとはいえ、副業をこなしていくための仕掛けを用意しているのは事実です。従来よりは稼げる可能性が高くなったと言えるのではないでしょうか。たぶん、今時点のスクールで提供できるのはこのくらいが限界かも知れません。
当ブログでも、稼ぐための条件として実務経験(実績)が必要であることを繰り返し述べてきました。スクールの教材が全て完成できたからといって稼げるわけではなのです。本番案件を紹介し、実務案件を遂行するためのサポート体制を敷くというのは現時点では画期的だと思います。(どこまでサポートしてくれるのか、入学前に言質をとるのは必要でしょうが)
技術習得に関しても、Web制作に必要な HTML/CSS, JavaScript/jQuery に限定しているので、初心者向けとしては妥当でしょう。
ただ、技術的に高度ではないため、クラウドソーシング内での競合が激しく、究極的には海外の低賃金エンジニアたちと同じ土俵で戦うことになります。代替要員はいくらでも出てくるので、そのような状況は覚悟しておく必要があるでしょう。当然作業単価も抑えられることになります。
将来的には、数多く案件をこなして順次仕様決めなどのより上流工程に特化したり、全体を統括する「ディレクター」などの職種になれば作業単価を上げていくことは可能です。常にスキル向上に励む必要があることは言うまでもありません。
「初めての副業コース」で稼げるようになるための戦略(案)
・とにかく当コースを卒業すること(案件紹介の前提)
Tec Acadenyの「初めての副業コース」では卒業(審査に通過)しないと案件紹介を受けれられません。なので、とにかくコースを卒業することが前提になります。
どうしたら無理なく実力を付けてコースを卒業できるのか、入学相談会でしっかり確認したいものです。
あとはご自身で努力していくしかありませんね。
・メンターの徹底活用
Tec Acadenyの特徴はメンターが優秀であると言われています。
ですから、ご自身のスキルを向上させるためにメンターを徹底的に使い倒していくことが重要でしょう。
逆にメンターを十分使いこなせないと、当コースに入る意味はなく、ムダ金になりかねません。
遠慮何て不要で、どんどん使い倒したいものです。(中高年ともなれば遠慮なんかないと思いますが)
・何事もクラウドソーシングを前提に考える
未経験の中高年にとっての稼ぐ場所はクラウドソーシング一択です。
(IT関連で再就職や独自に業務委託を獲得するのはほとんど無理)
つまり、クラウドソーシングでどのように稼いでいくかを常に考えていくことが重要でしょう。
具体的には案件獲得から作成、納品までの一連の流れをどうすればよいかを整理・体得し、再現可能になるようにする必要があります。
メンターがいる間に、クラウドソーシングを想定した場合の疑問点などもぶつけてみても良いでしょう。
・クラウドソーシングへの挑戦(ハードルは高い!)
まずは、複数のクラウドソーシングへ登録しましょう。
最初はプロフィールやポートフォリオなどは適当で良いでしょう。まずはクラウドソーシングのサイトに慣れておくことが重要です。
Tec Acadenyで実績ができてきたらメンターにも相談して、プロフィールやポートフォリオなどを整備すれば良いでしょう。
また、Tec Academyから紹介された案件と同じような案件があるか、常にクラウドソーシング上での案件を確認したいものです。
つまり、同レベルの案件があれば、それは将来的に受託可能なものであり将来への自信がつくでしょう。
まとめ
さて皆さん、いかがでしたか?
【朗報?】テックアカデミーの「初めての副業コース」はプログラミング未経験者にとっての救世主か?をご紹介しました。
これからプログラミングを副業として考える上での参考になったでしょうか。
以前から申し上げている通り、プログラミングの副業で稼げるようになるためには、実務経験・実績がとても重要です。
今回ご検討した、テックアカデミーさんの「初めての副業コース」は、今までに無い、実際の案件を紹介し、かつメンターが徹底指導してくれるという画期的なコースです。
もちろん、この「初めての副業コース」でも提供できる限界はあり、あとは各受講生がどれだけ技術を習得し、メンターを使い倒して案件をこなせるようになるのかにかかっています。
まだまだハードルは高いでしょうが、本当にプログラミングを副業としたいのであれば挑戦する価値はあると思います。
いずれにしろ、卒業したら最後、誰も助けてくれないことを肝に銘じたいものです。
とはいえ、今までのスクールの各種コースよりは副業で稼げる可能性が高くなったと言えるのではないでしょうか。
まずは無料体験で実際のコースを確認したいですね(どうせタダだし)。
※Tec Acadenyの「初めての副業コース」はこちらから確認!
最後に、
必ず他の学習方法や他のスクールと比較検討し、ご自分に合った学習方法をご自身で判断されるようお願いいたします。
グッドラック!
では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。
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