・お悩み
定年後の過ごし方で悩んでいる方。
40年近く会社一筋だったため、会社に行かなくなったとたんやる気が無くなった。ほとんど毎日家でゴロゴロしている。妻や娘からは邪魔者扱いされ居場所がない。体もなまって来たのか調子も悪くなってきた。。。
でも、何もやる気がおきないんだよなぁ。
お気持ちはよくわかります！
長いあいだ働きずめだったのですから、少しくらい休んでもバチはあたりませんよ。
問題は、奥さんと娘さんに邪魔者扱いされていること。このまま放っておいたら状況は悪くなります。関係が悪化する前に手を打ちましょう。まずは、どうしたらよいか一緒に考えていきましょう。
いずれにしろ、当面の間は何と言われようと、ゆっくりしたらよいです。
リビングを占拠しているご主人にはいろいろな思いが交錯しています。
ここは穏便に環境を整えて、ご主人には自室に引きこもっていただくようお諮りいただきたく。
きっと、かつての穏便な日常が戻るかと思います。
まずは開き直る
なぜ邪魔者扱いになるのか？
定年後、家でゴロゴロしていると、家族に邪魔者扱いされるということをよく聞きます。
奥さんとしたら、いままで平日は1人でゆっくり静かに過ごせたのに、夫がいるためにゆっくりできないようです。特にいままで適当に食べていた昼食まで作らなくてはならず、負担が増しているように感じています。
また、いままでは独占していたリビングが一日中占拠されることもにも我慢ならないようです。
これらは一例ですが、ささいなすれ違いも積み重なって、だんだん奥さんがヒステリックになり、夫婦間がいっそうトゲトゲしてきます。そうなるとこちらも居心地が悪くなりますね。
変なプライドは捨てる
邪魔者扱いされて逆切れするのは最悪です。
「誰のおかげでメシ食ってんだ！」は禁句と言われています。言われた奥さんは、夫源病になるか熟年離婚へまっしぐら、いずれにしろロクなことはありません。
もう働いていないのなら、変なプライドは捨てましょう。家族の皆さんも、お父さんは良く働いてくれたとは思っています。口にださないだけです（たぶん）。
これからはお互いフラットな関係を築いていけるよう、気持ちを切り替えましょう。
引きこもりを宣言する
とはいうものの、現実に邪魔者扱いされている状況をどうにかする必要があります。
ここは一歩引き、「リビングは明け渡す」ことにして、自分の部屋に引きこもりませんか？
別にリビングでゴロゴロしていて奥さん・子供との関係をわざわざ悪くすることはありません。
「引きこもり宣言」をして自室に引きこもれば、顔を合わせることも最小限になりますし、お互いに干渉しあうこともありません。
つまり、今までのお互いの生活スタイルを継続する、これが波風立てないコツではないでしょうか。
自室がなければ、この際どこかかを自室にしちゃいましょう。カーテンで区切るだけでもOKですよ。要はお互い顔が見えなければよいのです。奥さんもリビングが明け渡されるのなら快諾してくれるでしょう。
自分の城を作る
断捨離する
会社員時代を引きずってはいけません。
まずは「断捨離」から始めましょう。部屋が不要なもので一杯になっていませんか？それらは今後役に立つのでしょうか？基本的に役に立たないのですから全て捨てましょう。決してこれから使うかも、なーんて考えてはいけません。時代は流れて全て陳腐化しています。
タンスの中も断捨離しましょう。くたびれたスーツなどこれから着ることはありません。1～2着を残して全て捨てましょう。
本も一部を除いて全て捨てましょう。古いビジネス関係本など、これから全く役に立たないので、本棚ごと捨てましょう。これからは電子書籍でスッキリしたいですね。
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巣ごもり準備をする
断捨離が済んだら、巣ごもりの準備です。
まずは形から入るのが基本でしょう。
①机・椅子の新調
机と椅子はこの際ですから新調しましょう。
最近はリモートワークのため、良い机・椅子のバリエーションが増えているようです。ちょっと調べると、お手頃価格で良そうなものが目白押しですね。
②ネット環境の構築
次はネット環境の整備です。
既にほとんどのご家庭は光回線が入っているでしょうから問題ないと思いますが、まだの方はぜひ光回線を導入したいですね。
契約している携帯電話の会社により、お勧めが変わります。
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●ソフトバンクユーザーにおすすめなのは『ソフトバンク光』
●速度が速いおすすめ光回線は『NURO光』
●auユーザーにおすすめなのは『auひかり』
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③PCの新調
退職後はスマホだけという人、ぜひこの機会ににPCを持ちたいですね。引きこもりには高性能PCが必須です。PCさえあれば何でもござれです。テレビばかり見ている場合じゃないですよ。
ジジイがスタバでMacBookProいじってたら、結構インパクトありますよ！
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Mac派か、Windows派かの違いですね。この辺はお好みで。
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最低限のルールは守る
巣ごもりの環境が整ったら、引きこもり生活の開始です。
でも、引きこもり生活を円満にするために最低限のルールは守りましょう。
基本は、「今までの生活を変えない」です。
奥さんやお子さんが、今まで通り生活できるように、自分なりに工夫したいですね。。そうすれば、相手の「結界」に踏み込まない限り文句は出ません。
連絡手段を決める
引きこもると、家庭内の連絡手段がなくなります。
そこで、LINEとかの連絡手段を決めておきましょう。こうすることで、相手と顔を合わせる必要がなくなりますし、余計な一言を言って逆鱗に触れることもありません。
Googleカレンダーなどお互いのスケジュールを共有しておくのも良いかもしれません。事前に相手の予定がわかればストレスが減りますよね。
便利な世の中？になったものです。
家庭内の”結界”は超えない
リビングを明け渡した以上、自室とリビングの間には「結界」が引かれています。むやみにこの結界を超えないよう気を付けたいです。
何か用事があれば、事前にLINE等で許可をもらいましょう。
起床・就寝の時刻を決める
まず、一日の起床、就寝の時刻を決めましょう。
起床、就寝の時刻を決めておく理由は2つあります。
①規則正しい生活をする
時間にルーズな生活をすると健康に影響がでます。健康を害するとせっかくの引きこもり生活が台無しです。
②家庭内のリズムに合わせる
寝坊や昼寝をしたりして食事の時間やお風呂の時間に間に合わないと、家庭内不和が発生します。奥さんにとって、食事を食べるのか食べないのか分からないのは大きなストレスです。不要な揉め事の種をまくことは極力避けましょう。全てサラリーマン時代と同じ時間で対応できるよう、リズムを作っていきましょう。
もちろん平日の昼食は外食するか自分で作ります（事前に用意していても良い）。
家庭内の役割はこなす
家庭内の役割は今まで通りこなしましょう。
別に今まで以上に何か仕事を引き受けるべき、と言っているわけではありません。話し合いで決まっていることは淡々とこなしましょう。ゴミ出しが役割なら、決まった日にちゃんとゴミ出ししましょう。
役割さえこなせば、あとは自由です。好きなことに没頭できます。
定期的に外出する
定期的に外出して体を動かしましょう。
極端な運動不足になると生活習慣病になる可能性が高くなります。引きこもりで生活習慣病になったらシャレになりません。
また、たまには外で食事をするなどして、奥さんが手抜きできるように工夫しましょう。
ウォーキング、散歩、外食、図書館など、出かける手段はたくさんあります。
好きなことをする
自分の城が確保でき、家族との関係も良好になったら、いよいよ好きなこと三昧生活の始まりです。
自分の趣味があれば、趣味三昧でGO！ もしもこれといってやることがなかったら、以下の記事を参考にしていください。
＞＞定年後を明るく楽しく過ごすための、自分だけの趣味を見つけよう【２６種類の”なるほど”趣味を解説】
とりあえずのおすすめは、目いっぱいダラダラすることですね。
いまは安くて良いものがたくさんでています。
無料体験なんかを試してみるのもいいですね。所詮タダだし。
・NETFLIX
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・Amazon オーディブル
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・投資をゲームとして挑戦する
最近ブームの投資をゲーム感覚でやるのも面白いですね。
お実際のお金はかけずに、自分の予想の勝ち負けを試すゲームです。
エア投資（机上の投資ゲーム）でもよいのですが、まずは証券会社に口座をつってみましょう。
いろいろな情報収集に役立ちます。作るだけならタダです。
＞＞【内部リンク記事】シニアにおすすめのネット証券会社５社の徹底比較
・運動オタクになる
結構あなどれないのが筋トレとランニング
もともと筋トレは引きこもりに合っているかもしれません。人知れず筋肉ナルシストになるのも悪くありません。
それからランニングも魅力的です。地域のマラソン大会でいきなり入賞するのも夢ではありません。
そこで、ルームランナーで手軽にランニングの練習をするのもアリかも知れません。お墓まではお金を持って行けないのですから、生きているうちに自分に投資してもバチはあたらないでしょう。
これは、本格ジム仕様ののルームランナー、お値段は少々はりますが、導入するのも一考に値するかも。
まとめ
さて皆さん、いかがでしたか？
「定年後に引きこもって何が悪い！」をご紹介しました。これからひここもり生活を送る上での参考になったでしょうか。
「大人のひきこもり」というと社会問題としてしか捉えられていませんが、こういう定年後の引きこもりはアリだと思います。誰にも迷惑かける訳ではないので、引退後くらいは自由にさせて欲しいですよね！
まずは、自分の城を築くのが最初です。
自分の城を築き、体制を整えて、安定したルーチン生活に持っていきましょう。
奥さんとの間合いが分かってくれば、安心して好きなことに没頭できます。大いに自信をもって毎日が過ごせることでしょう。
最後に、前向きな？「ひきもり（外こもり）」に関する書籍をご紹介して終わりにしたいと思います。ご参考になれば幸いです・
では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。
【本の紹介】新版「生きづらい日本人」を捨てる 知恵の森文庫 下川祐治
【本の紹介】外こもりのススメ 安田誠 幻冬舎コミックス
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