・関心事
もうすぐ65歳の完全定年を迎える。これを機にリタイヤし、コロナが落ち着いたら海外の暖かいところでゆっくり暮らしてみたい。でも実際どれくらい生活費がかかるものなのだろうか。年金額も限られているし、実際にかかる費用を知りたい。。。
海外移住を検討する場合、どれくらいの費用がかかるのかを知りたいですよね。移住にあたっての初期費用、基本的な生活費、一時帰国費用、その他考慮すべき費用は?などなど。
移住となると、単なる旅行とは違っていろいろな心配事もつきません。特に気が付かない部分で思わぬ費用が発生すると、移住計画そのものが狂ってくることにもなりません。
今回はセブ島に単身移住(隠遁)中の”明るい隠遁生活”がこれらの疑問に渾身を込めてお答えしていきたいと思います。
・結論
遊ばなければ、1ヶ月10万円で生活ができる
私はフィリピンのセブ市在住ですが、他のメジャーなアジアの移住都市でも大差ない費用感ではないかと思います。もちろん、これは生活するだけのの費用であり、遊ぶための費用は一切含まれていません。(現在コロナ禍で遊ぶところがない)
1ヶ月の生活費のリアル(2020年版)
前提事項
・男性単身者の生活費(セブ市)
・朝は自炊、昼は外食、夜は外食と自炊が半々
(夜はビールとつまみだけの時もある)
・コロナ下で遊びや飲みに行くことがない
・特別な雑費や衣服購入などなし
1ヶ月の生活費(例)(1ペソ=2.2円)
食材費 8,500ペソ(約 18,700円)
外食費 5,000ペソ(約 11,000円)
住居費 19,000ペソ(約 41,800円)
電気代 1,500ペソ(約 3,300円)
水道代 500ペソ(約 1,100円)
洗濯代 500ペソ(約 1,100円)
携帯代 500ペソ(約 1,100円)
書籍代 ——– (約 5,000円)
その他 500ペソ(約 1,100円)
——————————————–
合 計 36,000ペソ(約 84,200円)
・食材費
野菜、果物、玉子、肉類、乳製品、魚の缶詰、パン、米、ビール、お菓子などが主な購入品目です。品質は別として必要なものはほとんど入手できます。ただし、日本製の納豆、お菓子、お酒などは3倍くらいの値段なのでたまにしか買いません。
・外食費
近所のファストフードや安食堂が主で、一食の平均単価は100ペソ~150ペソくらいです。たまには日本料理店でも食べます。
・住居費
セブ市内でも有数の安全な地区にあるコンドミニアムで、ワンルームタイプの部屋に住んでいます。20平米ちょっとの狭い部屋ですが、安全には代えられません。
・電気代
部屋にいるときは常時エアコン(冷房のみ)をつけっぱなしにしています。ただ、27℃を目安にしているのでそれほど高額にはなりません。ガンガンにかけると1万円以上は軽くします。
・水道代
シャワーやトイレ、食器洗いなどに使います。飲み水は別途購入します。セブの水は石灰分が多く、水回りがすぐに白くなってしまいます。
・洗濯代
洗濯物は業者に出しています。洗濯機がないので。1キロ30ペソなので自分で手洗いする気にはなりません。
・携帯代
プリペイド・タイプの契約です。定期的にお金をロード(チャージ)する必要があり面倒ですが、非常に安いです。もちろん携帯はSIMフリーの携帯端末です。最近のLTE(4G)は遜色のないスピードが出ます。たまに全く繋がらなくなるのがフィリピンあるあるです。
・書籍代
主に専門書や趣味の書籍をAmazon Kindle、または出版社から直接PDFで購入しています。全てネット経由のカード払い。
・その他
主に交通費や石鹸代など。タクシーやGrabの代金です。以前はバスやJeepnyにも乗ってましたが、コロナでJeepnyは運行停止、バスは一部の運行になってます。
生活費以外の費用
移住初期費用
移住の初期費用としては以下のものが必要になります。
借りる部屋は基本的に電化製品、調理危惧・食器などは備え付けですが、安物が多く、一部は購入をしたほうが良い場合があります。特にIH調理器でない場合は、買い替え必須だと思います。
・下見・お試し移住の費用
・エージェント代(使った場合)
・最初の渡航費
・部屋を決めるまでのホテル代
・Visa代
・住居の敷金(セブでは2か月分)
・自炊のための調理器具・食器
※部屋に備え付けはあるがショボい。
・代えののシーツ、枕など
一次帰国費用
定期的に日本に帰国したい場合は、一時帰国費用を考慮する必要があります。航空会社のプロモーション時期にまとめて購入すると安くつきます。
ちなみに、セブ-成田間であれば、フィリピン航空のプロモーションで購入すると往復が3万円ちょっとです。
ただし、日程がFIXですので急な変更にはやや高めの変更料が必要になります。
趣味費用(遊ぶお金)
せっかく南のリゾートに来たので、ゴルフやダイビングなどもやりたいですよね。日本と比べて安くできるのは有難いです。セブではゴルフ1ラウンド、ダイビング2本とも、だいたい4~5,000ペソくらいです(格安はありますが)。
また、夜にちょと遊びたいと思うのは至極当然です。女性のいる飲み屋(KTV)とかは日本と比べると安いですが(1セット60分で1,000ペソ程度。女性1ドリンク込み)、通い詰めると高額になるので注意が必要です。
彼女がいる場合の費用
移住の目的が、実はフィリピン人(移住地)の彼女と住むため、というのもありでしょう。私の周りにも彼女と住んでいる中高年のオジサンが何人もいます。この場合は、個々人により違うので一概に言えません。
普通は2人で住んでも生活費はそれほど増えないですが、場合によっては有り金を全てむしりとられることもありますので、気を付けましょう。
ご夫婦で移住する場合の費用感
ご夫婦で移住を考えられる場合は安全を見てこの倍くらいの費用を感で考えておけばよいのではないでしょうか?
特に大きいのは住居をどうするかです。狭いワンルームで我慢すればとても安く上がります。住居を同じコンドミニアムの1BR(2つの部屋になる)にすると倍くらいの値段になります。セキュリティや利便性は落ちますが、ビレッジ(出入りチェックがある安全な居住区)の一軒家(またはタウンハウス)を借りればもっと安くい広い家を借りることが出来ます。
まずは移住したい国の実情をリサーチしてみましょう。
まとめ
さて皆さん、いかがでしたか?
「定年後の海外移住 生活費のリアル」をご紹介しました。これから移住を検討するうえでの参考になったでしょうか。
生活するだけなら10万円で十分です。
ゴルフをしたい、夜の遊びをしたい、毎日日本料理を食べたい、などと贅沢なことを言っていると、とても10万円では足りません。まずは、どのような移住生活をしたいのかを明確にしましょう。
数ヶ月の長期滞在移住であれば、贅沢三昧も夢ではありませんね。
最後に、移住に関するサイトをいくつかご紹介して終わりにしたいと思います。ご参考になれば幸いです。
【内部リンク】【厳選!】シニアにおすすめ海外移住先5か国
【内部リンク】【必見!】定年後に移住という選択はいかが?
では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。
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