定年後の再就職はエージェントや情報サイトを使い倒せ!

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・お悩み

もうすぐ60歳の定年。会社には再雇用制度があり、継続して同じ会社で働くことは可能だが、収入が激減する。仕事もつまらない仕事になるらしい。できれば再就職して収入もやりがいも欲しいのだが、どうなんだろう。

確かに悩ましい問題ですね。仕事をしない訳にも行いないし、「腰掛シニア」と陰口を言われてあと5年耐えるのも苦痛ですね。
いっそのこと、会社の外に飛び出しませんか?転職エージェントや就職サイトのサービスも充実しています。それらを使って、長年の会社生活で培ってきたスキルを役立てる、再就職先を探しましょう。

転職エージェントとは?就職情報サイトとは?

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転職エージェントと就職情報サイトの違いを知る

人材紹介サービスとは、企業から求人の依頼を受け、求人内容に合った人材を紹介する有料のサービスのことです。 正式には、厚生労働大臣から許可を受けた「有料職業紹介所」のこと。

人材紹介サービスには、大きく転職エージェントと就職情報サイトの2種類があります。
 両方とも企業からの依頼を受けて人材を紹介するのですが、そのサービスは全然違います。
まず、その違いを知ることから始めましょう。

転職エージェントの特徴

【特徴】

・気軽さ :△ 登録後面談あり
・求人数 :△ 厳選された求人のみ
・サポート:〇 強力なサポートあり
・確実性 :〇 確実性は高い
・利用料 :〇 無料

転職エージェントの最大の特徴は、担当者がついてくれて強力にサポートしてくれることです。
具体的には以下の通り。

・自分にあった求人を紹介してくれる
・非公開情報を紹介してもらえる
・書類審査・面談へのアドバイス・サポート
(履歴書・業務経歴書の書き方指導など)
・給料交渉・面接スケジュールの代行

転職エージェントは成果報酬型なので、転職を成功させないと収入になりません。その意味で、就職に向けて強力にタッグを組むことができます。

就職情報サイトの特徴

【特徴】

・気軽さ :〇 簡単に応募できる
・求人数 :〇 多数掲載している
・サポート:△ 基本自分でやる
・確実性 :△ 自分次第
・利用料 :〇 無料

就職情報サイトには以下のような特徴があります。

・自分の好みの条件で求人企業を探せる
・応募企業の担当者と直接やりとりできる
→自己アピールができる
・会員登録だけでスカウト情報がくることも
・画像や動画情報で会社の雰囲気がわかる

就職情報サイトは、使い方は簡単なのですが、自分から動かないと何事も進みません。逆に直接希望企業の担当者とやりとりができるので、やりやすい面もあります。
自分のペースで何事も進めたい人には向いているかもしれません。

シニアの再就職ではどちらを使う? 転職エージェント?就職情報サイト?

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結論:両方使う

(使い方)
本命は転職エージェント
サブとして就職情報サイト

もちろん、人によって使い方は違ってくるかもしれません。でも基本は、両方使うですね。

両方使う理由

・どちらも無料だから

タダならどちらも使わない手はありません。ノーリスク、ハイリターンを狙いましょう。

・両方使うメリットがある

シニアにとっては転職エージェントと就職情報サイトのどちらにも使うメリットがあります。どちらかというと転職エージェント求人のほうに良い求人がある可能性が高いのは事実です。たぶん若手・中堅なら、転職エージェント一択でも問題ありません。

しかし、シニアの場合は条件の良い求人が少ない、求めれれるスキルが高い、または特殊である場合が多いので、個別紹介がうまく行かない場合があります。

このような場合を考えて、間口の広い就職情報サイトで求人を見つけることも考えておく必要があります。

転職エージェント、就職情報サイトを使い倒す

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転職エージェントを使い倒す

転職エージェントの使い方は以下のような流れになります。

1. 転職エージェントに登録

インターネット上から登録を行います。
登録に必要な情報としては、氏名、年齢、住所といった個人情報から、学歴や職歴、転職を希望する時期、希望の業種や職種、年収などの条件まで、さまざまな項目があります。

2. キャリアアドバイザーとの面談

登録後、担当のキャリアアドバイザーから電話やメールで連絡が来ますので、面談の日程を決めましょう。
面談には履歴書や職務経歴書を持っていきます。

3. 希望する企業へ応募

キャリアアドバイザーが選定した企業の中から、気になる求人をチェックします。
希望する企業には、キャリアアドバイザーを通して応募を行います。応募書類は相手企業の好みに合わせた内容になるよう指導してくれるので、そのアドバイスに合わせて作成するといいでしょう。

4. 面接

応募書類の添削と同様に、キャリアアドバイザーが「企業に自分をアピールできる方法」をレクチャーしてくれます。本番では、自分を雇うことでその企業にとってどんなメリットがあるのかをしっかり伝えましょう。

5. 条件交渉を行い、内定

年収や雇用条件については、キャリアアドバイザーが確認・交渉を代行してくれます。
両者の合意がとれたら、無事、内定獲得です。

面談時にきちんと自分の希望を伝えることができれば、応募する企業の選定や面談の日程調整は転職エージェントが行ってくれます。
仕事が忙しくて転職活動に時間を割けないという人の場合など、転職に関わる作業の時間を短縮することができるのも大きなメリットです。

まずは、エージェントへの登録からですね。

■おススメのエージェントは以下の通り(ご参考)

>>doda
>>リクルートエージェント
>>ビズリーチ
>>マイナビエージェント

就職情報サイトを使い倒す

就職情報サイトの使い方は以下のような流れになります。

1.就職情報サイトに登録する

就職情報サイトに登録事項はどこもだいたい同じです。
履歴書情報、業務経歴書、自己アピールなどでしょうか。

最初の登録時にテンプレート(雛形)を作っておけば、他の登録時に使いまわせます。

登録するときに希望条件などを入れると、その条件に合う(キーワードで引っかかるだけ)たくさんの求人情報が送られて来ます。

2.求人情報を探す 

登録が終わったら自分に合いそうな求人情報を探します。

求人サイトによっては、おすすめの求人情報が一定期間ごとに送られてくるものもあります。
例えば、indeedなどは私の希望に合う毎日数十件もの求人情報がメールで送られてきます(1メールに複数情報掲載)
。毎日眺めているとだいたい相場観が分かってきます。

3.応募する

良さそうな求人に応募します。
どうせほとんどはじかれるので多めに応募してみましましょう。
年齢不問と言いながら、実際は50歳代以降は採用しないところも多くあります。法律的な面から明確に記載できないようです。
また、年齢制限を設けているところも結構あり、決まって「長期育成が必要なため」などと適当な理由をつけてます。即戦力を求めているんじゃないの?と突っ込みたくなりますが。。。

4.応募企業から反応がある(or なしのつぶて)

運が良ければ企業から返信が来ます。
ここからは応募先企業と面談をしていくことになります。

だいたい2~3回くらいの面接が多いのではないでしょうか。私の場合は一社が3回、もう一社が2回でした。海外を考えていたので両社ともスカイプで行いました(今ならzoomか?)。
両社とも業務委託なのですんなり決まった感じです。

面接で盛っても仕方ないので、正直に話しましょう。でも難しいのは給与をどう言うかですね。
60歳を過ぎると適正な給与(時給)がよくわかりません。もちろんスキルにもよると思いますが。最初から欲しい金額を決めておくことが良いかもしれません。

私も自分の単価は決めています。専門分野で提供できるスキルはあると思っているので、特に安売りはしていません。

5.オファー?に対応する

たまに、「あなたに企業様からオファーが届いています。」
なーんていうメールが来ます。
やっと俺様に興味を持つ会社がでてきたか!なんていそいそ見てみると、ただの求人で、特定の人宛てのものではないことがほとんどです。

私は、残念なオファーしかみたことがありません。

■おすすめの就職情報サイト(ご参考)

>>リクナビNEXT 無料会員登録はこちら

>>duda 無料会員登録はこちら

>>Green(IT業界特化)

圧倒的な求人数(求人検索エンジン)
>>indeed

使い倒しの裏テクニック

1.条件に合わなくても応募する

就職情報サイトで自分に合いそうな求人を見つけても、年齢制限やその他の条件が合わない場合が多数出てきます。
でも、それにもかかわらず応募するという手があります。

狙い目は、ベンチャーや中小企業です。

これらの企業はなかなか欲しい人材の応募がなく、とりあえず業務を進めてくれる人であれば年齢にこだわらない傾向があります。
私もこの手で2回ほど業務委託契約を獲得しています。大手企業は官僚的なので初期の条件を曲げません。

もともと60歳過ぎたら正社員は少なく、有期契約や業務委託が多くなります。なので、必要な期間だけ働く契約で採用されることを前提にすればよいだけです。
あとは実績を評価されれば長く働くことも可能になります。

2.就職情報サイトで求人を見つけて転職エージェント経由で応募する

就職情報サイト経由で応募すると応募条件で機械的に切られる可能性が高いです。
しかし、転職エージェント経由で応募すると、応募書面だけでは伝わらない情報をもとにエージェントが交渉してくれるので、書類通過する可能性が高くなります。
あとは本人次第になりますが、利用価値は十分あります。

たとえば、dudaなどでは転職エージェントと就職情報サイトの両方がありますので、連携がとりやすいようです。

利用の注意点

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転職エージェントや就職情報サイトを利用する場合に気を付けたいことがあります。

転職エージェント、利用時の注意点

・自分のペースで転職活動を進めずらい

エージェント側の担当者のペースで物事が進みます。
そのため、自分が急いでいるのになかなか進まない、逆にゆっくり進めたいのにせかされる、ということが発生します。
最初はゆっくり自分のペースで進めたいのなら、就職情報サイトから始めるのがおすすめかもしれません。

・なんでもよいから就職(成約)させようとする。

目先の売上やノルマのために、転職者の意向をあまり考えてない提案をしてきたり、逐一連絡を取ってきたりと、やや強引に転職させようとしてくる担当者も少なからず存在するようです。
良い就職先ならよいですが、そうでなさそうならしっかり見極めたいですね。

・担当者によってサービスの質が異なる

これは仕方ないですが、担当者によってスキルが違う、相性が合わない、ということが発生します。
どうしても相性が悪い、進め方が納得できない、ということであれば、担当者を変更してもらいましょう。

就職情報サイト、利用時の注意点

・優良情報が限られる

企業戦略に関わる求人情報は非公開になります。同業他社に情報が漏れないようにするためです。
そのため、優良情報は一般の就職情報サイトで掲載されることはなく、有料サイトまたは転職エージェント側で対応することになります。

定年退職者向けの良い条件の求人が非公開求人にあるかどうか、特別なスキルがある人は気を付けたほうが良いかも知れません。

・有料メンバーへの移行を勧める

無料が原則の就職情報サイトですが、有料メンバーへのお誘いがしつこい場合があります。
有料メンバーサイトには非公開の優良求人が満載!という触れ込みですが、定年退職者向けにそれほどあるとは思えません。
ご自分のスキル・経験を考慮してご判断ください。

・ほったらかし

就職情報サイトは基本ほったらかしです。
これは良い面と悪い面ががります。つまり、自分からアクションを起こさないと何も進まない、ということです。
メールでセミナーなどのお誘いも来たりしますので、興味のあるものには積極的に参加したいですね。

まずはアクション、1社目に応募してみましょう。

まとめ

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さて皆さん、いかがでしたでしょうか?

「 定年後の再就職はエージェントや情報サイトを使い倒せ!」をご紹介しました。これから再就職を目指すにあたっての参考になりましたでしょうか?

定年前後に再就職を成功させて、楽しく稼ぐというのはなかなか難しいことだと思います。
でも最近は転職エージェントや就職情報サイトが充実してきており、使わない手はありません。

再就職がうまくいくかどうかは時の運。
再就職がうまく行かなくてもいろいろな働き方があります。
せっかくですから、一つだけに固執するのではなく、いろいろなことを試してみたいですね。楽しく働ければそれでいいのではないでしょうか。

皆さまが楽しく生きることの少しでもヒントになれば幸いです。

では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。

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