【役職定年はつらいよ】これで納得!役職定年後の生き方5選

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・この記事で解決できるお悩み

 ・役職定年でつらい思いをしている人、もうすぐ役職定年でその後を心配している人

 役職定年はサラリーマンにとってはある意味「死刑宣告」です。これでサラリーマン人生は終わり!ということに他なりません。

 つまり、我々のように「役職定年」を突き付けられた者は、サラリーマン人生をどう終えるかの選択を迫られていることに他なりません。
 どのような道を選ぶかは人それぞれでしょうが、悩みどころです。
 どのような道を選ぶのか考えていきましょう。

役職定年は必ずやって来る

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役職定年は誰にでも訪れる

 役職定年は誰にでも必ず訪れます。

 それはラインをはずされて他部署にいくとか、子会社に出向とか、いろいろな形態があると思います。
 でも、課長であれ、部長であれ、役員であれ、いつかはラインを外れることになります。もちろん役職によりラインをはずれた後の待遇は変わってくるのが一般的ではありますが。

 いまは昔ほどおいしいセカンドキャリアは用意してもらえません。
 子会社に役職者で出向になっても、厳しいノルマで新しいチームを率いて成果を出さなければなりません。他部署に異動になると、第一線の慣れない仕事で成果を求められます。いっそ閑職になったほうが楽なのかもしれませんが、そこはプライドが邪魔をするというものです。

 本当にいやな世の中になったものです。

役職定年で辛いこと

 役職定年んで辛いことはいろいろありますが、たぶん以下の3つが一番つらいのではないかと思います。

・給与が減る
・居場所がない
・プライドが持たない

給与が減る(会社によっては激減)

 役職定年で給料が減るのはとても痛いことです。

 私の場合はラインをはずれたことでの減給はなかったのですが、案の定、評価を悪くされ、一時10%の減給になりました。たかが10%と思いましたが、支給額が大きく減ってビックリしました(住民税が重い)。
 これが20%とかになると、ちょっと想像を超えますね。

 でも、まだ給与が減ることは周りの人たちに見えることではないので、まだ我慢しやすいことではないでしょうか。

居場所がない

 自分の育てて来た持ち場がごっそりなくなるので、自分の居場所がなくなります。

 だいたい降格後は、組織のスタッフ的役割で仕事をするか、第一線の担当者として仕事をするかのどちらかになるでしょう。

 いずれにしても、今までの自分のテリトリー以外の場所(違う顧客)で成果を出していかないといけないので、かなりキツイものになります。

 その上、何がキツイかって、楽しく酒が飲める相手がいなくなることです。
 部長のときは部下や部長仲間同士で飲みに行くことも多かったのですが、さすがに降格後は同じ組織内で飲みに行ってもあまり楽しくはありません。同じ境遇の同期とかとは飲みに行けますが、話が湿っぽくなっていけません。

 落ち着ける居場所がないというのはとても辛いものです。 

プライドが持たない

 たぶん、役職定年になって一番辛いのが「自分のプライドが持たないこと」だと思います。

 いままで「部長」として肩で風を切っていたのに、スタッフ(担当部長)に降格。
 慕っていた部下たちも新しい上司になびき、懇意にしていた取引先からも声がかからなくなります。もちろん接待なんてゼロ。とても分かりやすいものです。

 もっとキツイのが元の部下が上司になることです。

 私の場合、部長をはずされたとき、最初は役員のスタッフ、次の年は統括部長のスタッフ、そして3年目は元部下のヒラ部長が上司になりました。ポジションをどんどん落とされた挙句、元部下の上司が「なめられてはいけない」と意識しすぎたのか“上から感”を出して私に接してくるようになりました(昔の恩義など全く感じてないんですね)。
 
 会社がここまで嫌がらせをするのかと、さすがにこれで会社を辞める決意をしました。給与は部長時からほどんと下がってなかったので、金銭面では全くの損な転職でした。

 でも、辞めてよかったと思っています。

役職定年のことは早めに準備するべきだが

 役職定年が来ることはだいたい予想がつきます。

 明確にルールとして決まっている会社もあるようですが、私のいた会社は特に決まってないですが、だいたい周りを見ていれば分かりました。
 50代半ばでヒラ部長であればそのうちラインを外されるのは想像がつきます。
 でも実際は、自分ではなかなか降格後の準備なんてできないものです。

 同じ部長仲間で要領のいい奴は、早めに役員に取り入ってちゃっかりスタッフとしての自分の居場所を確保している者もいましたが、たいていは部長をはずされてから、どうしようか?と考える人が多かったと思います。

 結局、長い間「自分の殺生与奪権」を他人に握られていたためか、自分でどうにかしようという考えが先に浮かばないのでしょう。
 もしかしたら、このまま部長でいられるかも、と甘く考えていたのかもしれません。
 でも、降格はいつか来るものです。

 私自身、もっと早めに自分のキャリアを考えていれば、今の自分とは違った道を歩いていたかも、と思うこともあります。

役職定年後からの対応でも遅くはない

 役職定年後の事は早めに考えるほうが選択肢は広がるかも知れませんが、役職定年後でも決して遅くはないと思います。

 もし55歳で役職定年したら、65歳の雇用延長まで含めれば10年間あるじゃないですか。新しいことにチャレンジするのには十分な時間だと思います。

 この与えられた10年をどう過ごすか、どう役立てるかは各個人の考え方でしょう。

 また、役職定年だって悪いことだけじゃありません。考え方によってはメリットだってあります。

・暇な時間ができる(チャンスを掴むには時間が必要)
・ストレス・レスな生活ができる(考え方による)
・自分の好きな土俵で勝負ができる?
・逃げたって良いのだ(気持ちの持ちよう)

 要は気の持ちようってこともあるのではないでしょうか。

役職定年後に陥りやすいマインド(3パターン)

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 役職定年後、ウツになったら負けです!

 真面目な人ほど、自分のあるべき姿と現実のギャップに悩み(いわゆる煩悩です)、下手をしたら心を病んでしまうことになりかねません。

 たかが役職を外れるだけで、死ぬわけではありませんので、気は楽に持ちましょう。

 ここでは、役職定年後に陥りやすいマインド(3パターン)を見ていきます。

・パターン1:やる気をなくす
・パターン2:非協力的になる
・パターン3:いつになっても役職者気分

パターン1:やる気をなくす

 たぶんほとんどの人はモチベーションが低下すると思います。

 頭では役職が外れることは理解しても、実際に外れたときの周りの対応に愕然とします
 当然のショックとして仕方がないことでしょう。

 また、ある意味、将来(の昇進・昇給)がなくなった、つまりこれ以降は消化試合なので、当然やる気なんて出てきません。

 ただ、会社の中のレースが終わったということで、自分のキャリアが終わったわけではありません。いつまでもやる気をなくしてボーとしていても仕方ありません。
 あまりやる気がないと給料がもっと下がるかも知れませんし、再雇用の条件も悪くなるかもしれません。

 ここは他人を見返すチャンスでもあるので、会社の外に目を向けて新しいことにチャレンジしてみたいものです。
 

パターン2:非協力的になる

 上司や同僚に対して非協力的、批判的になることはよくある話です。

 もう自分は将来がないということで、ある意味他人の脚を引っ張るというものです。
 会議などでも常に否定的な意見しか述べない、できない理由をまず考える、という迷惑な存在です。

 気持ち的には良く分かります。私も一時同じようになり、「否定的なことからいつも入りますね」と言われたこともあります。

 結局、みんな感情的になるので組織がうまくいかず、結局別の部署ににだされることになるか、リストラ対象になるのがオチです。
 上司だとしたら、そんな人間は早く厄介払いしたいと思います。

 別の部署に出されるということは、慣れない仕事である上に、扱いにくいとのレッテルを貼られているのでとても居心地が悪いでしょう。
 場合によっては露骨な意地悪をされかねません。そうして心を病んであえなく退職、なんてことになりかねません。

パターン3:いつまでも役職者気分

 立場をわきまえず、仕切ったり自分の意見をごり押しするのも良く見る光景です。

 まあ、場の空気が良く読めていればよいのでしょうが、好き勝手に話を進めたり、権限もないのに命令したりでは上司の立場がなくなります。

 結局、扱いにくい年配者ということで、パターン2と同じように、別の部署に出されるかリストラ対象になるか、ということになりかねません。

 いずれにしてもあまり良い結果にはなりませんね。

役職定年後はマインドチェンジが必要だ

 ちまたの週刊経済紙や人事コンサルの人達は、役職定年後はマインドチェンジをして、会社に継続して貢献できるようにすべきといいます。例えば以下のような。

・若手上司のサポートをする
・求められる職務能力を磨く
・プレーヤーとしての意識改革をする

 何をバカなことを! マインドチェンジの意味が違う!

 会社の出世レースに敗れた上に、何をもってこれ以上会社に貢献するのでしょう。30年以上も滅私奉公してこのザマです。

 今さら会社に貢献なんて不要です(今さらプレーヤーなんて無理、人事コンサルなんて無視で十分)。
 会社に見捨てられたのですから、自分の人生・キャリアの事だけ考えればよいのです。

 会社の仕事は文句を言われないように適当にして、後の残った時間は全力でこれからの自分に対しての時間にすればよいでしょう。(趣味に没頭するというのも手です)

 役職定年は、自分本来のキャリアを考える良い機会なのかもしれません。
 誰もがいつかは一人になるのですから。

役職定年後の生き方5選はこれだ(メリット、デメリット)

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 それでは、役職定年後の生き方について、それぞれメリット、デメリットを含めて考えていきたいと思います。

65歳完全定年まで会社にしがみつく

 雇用延長の65歳完全定年まで会社にしがみつく、というのも一つの現実的な選択です。

 やりがいのある仕事はできないかも知れませんが、それなりに仕事をしてそれなりの給与をもらえれば悪い選択ではありません。

 9時-5時で仕事をして、その他の時間は自分の趣味や家族のために使うという選択肢もありです。
 親の介護をしなければならない場合などは、これの一択になるかもしれません。

【メリット】
・転職などの面倒なことをしなくて済む
・安定して給与がもらえる(たぶん)
・福利厚生・休暇制度などが有利

【デメリット】
・やりがいのある仕事ができない
・雇用延長で給与は激減する
・途中でリストラ対象になる可能性がある
・65歳以降の仕事は自分で見つける

※リストラされないための方策はこちらを参考にしてください。

【50代必見!】リストラされないための方策とは?
50代の現役世代にはショッキングな記事がプレジデントに載りました。「大量リストラが前倒しされる恐れ…3社に1社が「1年以内に雇用維持できなくなる」 」大変な事態になったものです。そこで今回は、リストラされないための対策を考えてみました。

会社には残るが収入依存度を減らす(別収入を得る)

 雇用延長の65歳完全定年まで会社にいることを前提に、給与の減少分を副業などで補う、という生き方です。

 副業が軌道に乗れば、会社に全ての収入を依存する構造から脱却できるので、精神的にも安心感がでます。たとえ急にリストラ対象になっても、慌てなくて済むでしょう。

 ただ問題は、副業が軌道に乗るか、想定した収入が得られるかということです。
 最近は副業ブームなので競争も激しくなっていますし、怪しい情報商材を売る悪徳業者も横行しています。儲けるはずが大金を失った、なんてことにならないようにしたいものです。

【メリット】
・転職などの面倒なことをしなくて済む
・会社から安定して給与がもらえる(たぶん)
・副業することで、給与減少やリストラに備えることが可能
・副業が軌道に乗れば、65歳以降も収入が得られる

【デメリット】
・副業が失敗する可能性がある(お金も失う)
・副業に時間と労力を取られる
・会社が副業を認めていないと、副業のリスクがある

※副業については以下の記事も参考にしてください。

定年後、楽しんで稼げる副業 厳選10選
定年後、特に生活費には困っていないけれど、楽しく稼げておこずかいくらいになる副業はないかな?これがあるんです!、おこずかいくらいのお金は稼げちゃう「副業」が。今回は稼げることを前提にしていますので、気の持ちようで楽しく仕事ができる副業です。
定年後、やって楽しい副業 厳選10選
やって楽しくて、そのうえお金が稼げちゃう「副業」があるんです。でも、お金稼ぎを目的にしたら「つらい仕事」になってしまします。ここはあくまで、うまくしたらお金が稼げる楽しい「副業」に限定して、厳選10選をご紹介したいと思います。
【ココナラだけじゃない!】稼げるスキルマーケットおすすめ12選
自分のちょっとしたスキルが売れるということで、最近非常に注目されているスキルマーケット。テレビのCMでココナラが有名ですが、ココナラだけではなく、いろいろなおすすめサイトがあります。あなたもスキルを活かしてお小遣いを稼いでみませんか?

転職準備をする・転職する

 役職定年後、会社に在籍しながら転職活動を行うもの良い手です。

 広い世の中では自分のスキルを必要としてるところは必ずあるものです。転職エージェントに依頼するのは無料なのでノーリスクです。今の会社の取り扱いに不満があるのなら、ぜひ転職活動をすべきでしょう。

 転職活動で自分の長所が何なのかもわかって、もしかしたら逆に今の仕事に役立つことがでるかもしれません。

 実際に転職すると、転職先に合わない場合や、60歳以降は体よく解雇されることもありえます。転職先の社風に合わないのは仕方ありませんが、少なくとも60歳以降のことも取り決めるようにしましょう。

 私の場合は61歳の誕生日で体よく解雇され、路頭に迷うことになりました。

【メリット】
・やりがいのある仕事ができる可能性がある
・60歳以降も十分な収入を得られる可能性がある
・自分のプライドを保てる
・転職の準備だけならノーリスク

【デメリット】
・転職活動がうまく行かない可能性がある
・転職先が自分に合わなくて退職するリスク
・60歳以降の再雇用の形態が不明確なこともある

【必見!】 定年後の再就職・仕事の探し方はこれだ
もうすぐ60歳の定年。会社には再雇用制度はあるが収入が激減する。仕事もつまらない仕事になるらしい。できれば再就職したいがどうなんだろう。。。確かに悩ましい問題ですね。いっそのこと長年培ってきたスキルを生かせる、新しい職場で活躍しましょう!

独立準備をする・独立する

 役職定年後、会社に在籍しながら独立を準備するのも一つの手です。
 特別なスキルに秀でていれば、まずはフリーの副業という形で行いつつ、軌道に乗れば独立も視野に入るというものです。

 ただ、独立するためには確実な顧客を複数確保数することが前提になるでしょう。顧客を確保せずに会社を辞めて独立するのは自殺行為です。
 また、ちまたでよくある、退職金などの大金を突っ込んで会社を立ち上げるなどは、リスクが大きいのでお勧めしません。
 あくまで独立するのは、事業の目途が立ってからにしたいものです。

【メリット】
・やりがいのある仕事ができる可能性がある
・65歳以降も十分な収入を得られる可能性がある
・自分のプライドを保てる

【デメリット】
・独立後十分な収入が得られない可能性がある
・仕事に失敗し、独立資金を失う可能性がある
・体を壊した時の保険がない

※フリーランスの働き方についてはこちらの記事を参考にしてください。

定年後はフリーランスという働き方はいかが?
定年後も多少のお金を稼ぎたい。でも、どこかで雇われて働くのはもうこりごりだ。フリーランスという働き方があると聞いた。自由にどこででも働けるらしいが、自分でもできるのだろうか? ご安心ください。定年後にフリーランスという働き方はできます。

リタイア、セミリタイアする

 現在の私がセミリタイア状態です。

 厚生年金と企業年金により生活するための最低限の収入は確保されているため、セミリタイヤできています。副業収入があれば全て遊興費に充てることができます。
 
 今後厚生年金は65歳からになるので、厚生年金はすぐには当てにできませんが、企業年金や個人年金などがあれば60歳以降はセミリタイアも視野に入るかもしれません。

 ただ、私の場合はセミリタイアしても優雅な生活とは程遠い生活です。救いは自分の好きな事、好きな仕事だけができるということです。誰にも命令されず気の向くまま生活できるということでしょうか。

 もちろん人それぞれの生き方の問題になりますので、ご自分の好きなように生きることがベストでしょう。

 今流行りのFIRE(Finacial Independence Retire Early)にはなりませんけど。。。

【メリット】
・自由を満喫できる
・自分のプライドを保てる
・ゆるく働くことができる

【デメリット】
・年金やある程度の不労所得が必要
・あまり贅沢な暮らしはできない
・やることを決めないと時間を持て余す

※早期退職して海外でセミリタイアという生き方については以下の記事を参考にしてください。

【定年まで待てない!】早期退職して海外でセミリタイアする方法とは?
FIREを目指すのは歳を取りすぎていても、65歳定年を待たずにセミリタイアする、という手があります。シニアにとって役職定年から65歳の完全定年までは「イバラの道」です。いっそ、早期退職して海外でセミリタイアという生き方を選択してはいかがですか?

まとめ

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さて皆さん、いかがでしたか?

「【役職定年はつらいよ】これで納得!役職定年後の生き方5選」をご紹介しました。役職定年でお悩みの方の参考になったでしょうか。

 役職定年はサラリーマンにとってはある意味「死刑宣告」です。サラリーマン人生は終わり!ということに他なりません。

 つまり、我々のように「役職定年」を突き付けられた者は、サラリーマン人生をどう終えるかの選択を迫られています。

 ・最後まで会社にしがみつく
 ・会社には残るが、別の収入の道を確保する
 ・他社への転職活動をする、転職する
 ・独立準備をする・独立する
 ・リタイア、セミリタイアする

 いずれの道を選ぶかは人それぞれでしょう。
 置かれた状況や立場が違いますので、それぞれ最善の道を進めばよいかと思います。もしかしたら別の道もあるかもしれませんし。

 今までの会社人生、はある意味会社の言うことに従っていれば良かったのですが、さすがに最後は自分で決めるしかありません。ホント、最後はあっけないものですね。

 これからどう生きるか、少しばかり面白い考え方を提示してくれる本がありました。ご参考になれば幸いです。
(ヒロユキはあまり好きではないのですが。。。)

 ※YouTubeの要約動画でまずは見てみるのもありだと思います。

 では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。

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