【難問?】定年後の株式投資はアリか?ナシか?

catch-22 お金・年金

・お悩み
 最近、65歳の完全定年になった。生活は国の年金と個人年金で当面は間に合いそうだ。老後資金は別にまとまったお金としてあるが、今は定期預金と普通預金に預けている。でも利子はスズメの涙、もう少しリターンが欲しい。不労所得を得てもっと旅行とか楽しみたい。だから少しくらいなら株式投資もいいのではと思っているのだが、失敗するのも怖い。

 お悩みはごもっともです。
昔はよかった。定期預金で年利5%とか6%ありましたね。今の日本の低金利では本当に辛いですよね。
 でも、多くのシニアが投資に失敗しているのも事実。どうしたら失敗のリスクを少なくして、リターンを得られるようになるのか?投資の考え方から見ていきましょう。

定年後の株式投資はアリか?ナシか?

1.ありかなしか

 いろいろな本を読むと、みんな「定年後の株式投資は止めなさい」「リスク商品を持つのはもってのほか」、などと株式投資は非常に悪者になっています。なぜなら、定年後に株式投資やFXなどで老後資金を溶かしてしまうシニアが後を絶たないからです。
 それではなぜ、老後資金を溶かしてしまうシニアが後を絶たないのか?このへんからから考えていきましょう。
 

儲けるためだけの株式投資は止めましょう

 なぜ、老後資金を溶かしてしまうシニアが後を絶たないのか?
 それは「欲に目がくらむから」です。

 そうなんです、みんな欲に目が眩んで失敗するんですね。
 株の素人が、相場に熱くなってありったけの老後資金を株式やFXに突っ込んだら、そりゃあ大半のお金を溶かしてしまうのは、火を見るより明らかです。

 パターンはみんな似ています。株の上昇相場で買い進め、利益が順調に出ます。でも欲が出て株を買い進め、もっと上がる、もっと上がると思い、中々利益確定しません。そのうち下落相場でマイナスになり、いつかは戻すと我慢はしたものの、ついに暴落して狼狽売り、大半の資金を溶かしてしまった。。。

「知的ゲーム」としての株式投資のススメ

 「儲けるため」でなければ何だ?となりますが、それは趣味としての「知的ゲーム」です。
 つまり、リスクの取れる金額(例えば余裕資金の20%など)を決め、その範囲で株式投資を”楽しむ”。場合によっては、”エア株式投資”も良いかもしれませんね。エア、つまり実際には株を買わずに、買ったつもりになって、勝ち負けを楽しむ。

 株式投資にはいろいろな知識の蓄積や最新の情報収集が必要です。
そのためには時間の余裕があるシニアにはもってこいなんです。毎日株式相場に敏感になっていれば、曜日を間違えるなんてありません。ボケ防止には最適ですね。

株式投資?それとも投資信託?

2.株式or信託

 株式投資は株式市場に上場している個別株に投資するものです。これは分かりやすいですね。最近は売買の単位も小さくなる傾向があり、取引がし易くなっています。

 株式投資と並んで、投資商品として有名なのが投資信託です。以前は銀行窓販などで進められて損をしたなんてこともよく聞きましたが、やはり投資信託も自分で選ばないといけませんね。

 投資信託とは、ファンドマネージャーと呼ばれる資金運用の専門家が株式や債券に分散投資して収益を得るものです。株式や債券の組合せによりいろいろな商品があります。

 また、投資信託の一部にETFとJ-REIT(リート)というものがあり、最近は人気になっています。投資信託を検討する場合には、併せて検討したい商品です。

 ETFとは、株式インデックス連動の商品ことをいいます。例えば、TOPIXインデックスに連動する、という分かりやすい商品で、手数料も安くなります。

 J-REIT(リート)とは、不動産への分散投資をするもので、他の投資信託商品と同じように収益配分もあり、換金性も高い商品となります。

株式投資の特徴

  ・株式の値上がりによる利益がある(キャピタルゲイン)
  ・配当金や株主優待を受けられる
  ・株主総会に出席できる(意思決定への参加)

投資信託の特徴(ETF, J-REIT含む)

  ・資金運用の専門家が株や債券に分散投資する
   (ETFは株式インデックス連動、J-REITは不動産投資)
  ・手数料を取られる
  ・分配金があるものもある

共通の特徴

  ・元本保証されない
  ・NISA、積み立てNISAが使える
  ・証券会社を通して売買できる(株式、投信とも)
 

定年後、株式投資、投資信託を始める鉄則とは?

3.鉄則

 株式投資、投資信託を始めるには気を付けたい点がいくつもあります。

 1.株式取引・投資信託の正しい知識の習得
   ・口座開設等の準備をしながら、実践で学んでいく。
    →4.株式投資・投資信託の始め方 参照

 2.限度予算額の設定(リスク許容度の設定)
   ・予算額は、金融資産の20%程度以下(多くても50%限度)
   ・予算額以上の取引はしない。

 3.目標利益、ルールの設定(年間配当、値上り益)
   ・年間目標利益(自分の成績計測のため)
   ・売却する閾値(値上がり、損切り)

 4.少額から始める
   ・いきなり全額から始めない。
   ・index投資をするなら、ドルコスト方を実践する
     ※ドルコスト法:毎月一定額を継続投資する方法(購入口数は変動)。
      相場の騰落によらず、購入金額が平準化する。

 5.分散投資に徹する(一点集中投資はしない)
   ・株式は分散投資に徹する(リスク回避)
   ・投資信託はもともと分散投資だが、各商品特性を考慮する

 6.投資スタイルに合った証券会社を選ぶ
    →通常、ネット証券がお勧め。まずは口座の作成から!
   ・メリット:手数料が安い、使いやすい
    ①SBI証券:ネット証券No.1の人気
    ②楽天証券:楽天ポイントがたまる
      →【外部リンク】証券会社(予定)
 

株式投資・投資信託の始め方

4.始め方

資金の準備(通常、普通預金口座を準備)

 普通口座からいくら証券口座に資金移動するか決めておきましょう。   

証券会社の口座を開設する

 口座開設の流れは、各証券会社のホームページの指示に従ってください。本人確認書類をその場で撮影してその写真を送れば、ネットからの処理だけで完結します。非常に分かりやすい流れとなっています。
  (必須なもの)
 ・マイナンバーカード
または、
 ・マイナンバー通知書+本人確認書類
 

証券会社の口座に入金する

 ・普通預金口座から証券口座に入金の手続きをします。
 ・通常、証券会社の口座画面から、銀行の振込手続画面が呼び出され、資金移動ができます。
 ・証券口座の残高を確認しましょう。

株式の購入(投資信託の購入)

 いよいよ株式の購入です。
 まずは、現物株式の購入をしてみましょう。
   

株式の売却(投資信託の売却)

 次は株式の売却です。
 適当な時期に練習も兼ねて売却してみましょう。

まとめ

5.まとめ

さて皆さん、いかがでしたか?
「定年後、株式投資はアリか?ナシか?」をご紹介しました。これから資金運用を考える上での参考になったでしょうか。

 まずは、株式投資(含む、投資信託)にリスクはつきものだということをもう一度リマインドしましょう。欲に目が眩んではいけません。
 でも、人間は弱い動物、目の前にニンジンがぶら下がると、思わずかぶりついちゃうかもしれません。ですから、「投資のルール」を事前に決めておく事が大切です。
 少なくとも、投資金額の上限は絶対超えないように!

あくまでも趣味の範囲にとどめましょう。決して老後資金を溶かさないようにして下さい。
 まずは、1銘柄から始めて見ましょうか?

 では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。

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