【息子に教えたい】 超要約・「バビロンの大富豪」

お金・年金

・はじめに

 今回は、バビロンの大富豪「繁栄と富と幸福はいかにして築かれるのか」のご紹介です。

 本書は、約100年ほど前から読み継がれるお金の名著として世界的に有名です。原作は、ジョージ・S・クレイソンによって、1920年代に書かれました。

 当初は情報パンフレットとして発刊され、米国の銀行や保険会社中心に広まっていき、やがて多くの人々に読まれるようになりました。

 その理由は、本書に描かれている「繁栄と富と幸福の原則」がいつの時代も変わらぬ不変的な原理原則となっているからです。

 お金に関する書籍の原点とも言われる作品であり、ぜひ原本をご一読されることをお勧めします。

「バビロンの大富豪」とは

 この本は、プロローグも含めて10話からなる短編物語集です。

 最初は、バビロン一の大富豪、アルカドと言う人物が、どうしたらお金持ちになれるのかを講義をしていきます。ここで有名な「7つの知恵」が披露されます。
 そして、息子ノマシアの物語、ここで「5つの黄金法則」が語られます。

 その後は登場人物が入れ替わりながら、お金にまつわる重要な原則が語られていきます。

「バビロンの大富豪」の各章の解説

1.why-76

プロローグ こんなに働いているのに、どうしてお金が貯まらないのだろう

 -戦車職人バンシアの素朴な疑問

 バビロンの戦車職人バンシアはすっかり参っていた。低い壁に腰を下ろして、作りかけの戦車を悲しげに眺めていた。
 そこにリラ(古代の竪琴)の名手、コッビが金を借りに来た。バンシアは自分には貸す金など無く、こんなに働いているのに、なぜお金が貯まらないのかコッビに嘆く。
 コッビはさきほど昔の友人で今は大富豪のアルカドが黄金の馬車から挨拶してくれたことを話す。
 そこでバンシアは、今でも気さくな友人であるアルカドに、どうすれば自分たちの収入の道を作ることが出来るのか聞いてみたら良いことに気が付く。
 コッビもその名案に賛同し、同じような境遇の友人も誘って、アルカドのもとに今からでも行こうということになった。

第1話 財産を築くには「不滅」の原則があった

 -富豪の金貸しアルガミシュの忘れえぬ言葉

 バビロン一の大富豪「アルカド」が、どうすれば金持ちになれるかを、富豪の金貸し「アルガミシュ」から教えてもらい、失敗しながらもやがてその教えを体得して大富豪になるまでの経緯を友人たちに話をする。

 稼いだものは、すべてその一部を自分のものとして取っておく、ことの重要性を説く。

 

第2話 富をもたらす黄金の「七つの知恵」とは

 -大富豪アルカドの価値ある講義

 大富豪アルカドが、王の命を受けてどうしたら財産を築けるのかを市民に7日間にわたって講義をし、皆で議論する。
1日目から7日目が各知恵に相当する。

 ※下の太字が、端的な7つの教え 

1.第一の知恵:財布を太らせることから始めよう
  ・収入の十分の一を貯金せよ

2.第二の知恵:自分の欲求と必要経費とを混同するべからず
  ・欲望に優先順位をつけよ

3.第三の知恵:貯めた資金は寝かさずに増やすべし
  ・貯えた金に働かせよ
    →本当の財産とは、財布を太らせる金の流れである

4.第四の知恵:損失という災難から貴重な財産を死守すべし
  ・危険や天敵から金を堅守せよ

5.第五の知恵:自分の住まいを持つことは、有益な投資と心得よ
  ・より良きところに住め

6.第六の知恵:将来の保障を確実にすべく、今から資金準備に取りかかるべし
  ・今日から未来の生活に備えよ

7.第七の知恵:明確な目的に向かって、自己の能力と技量を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべし
  ・自分こそを最大の資本にせよ

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第3章 「幸運の女神」が微笑む人間とは

 -大富豪アルカドと受講者たちとの白熱の議論

 「学びの神殿」において、大富豪アルカドと市民との「幸運」についての議論。

 「幸運の女神」は行動する人間にしか微笑ま ない。
 幸運を呼び込むには、与えられたチャンスを活かすことが必要。
 決して「優柔不断」でグズグズしてはならない。

第4話 金貨の袋か、「知恵の言葉」が刻まれた粘土板か

 -大富豪アルカドの息子ノマシアの過酷な試練-

 大商人カブラバが、自分のキャラバンがバビロンに到着する前夜に27人の運び屋達に話した知恵の物語。これは、カブラバが若い時にノマシアから直接聞いた話である。

 大富豪アルカドは、息子のノマシアが20歳の時に、金貨の袋と「5つの黄金法則」を刻んだ粘土板をを渡して、十年後に戻ってきて経験したことを話せと言って、旅立たせた。
 10年後、ノマシアは過酷な試練を乗り越えて大成功を収め、父アルカドに謁見。いかに「5つの黄金法則」が役に立ったかを語った。
 そして、ノマシアはアルカドの後継者として正式に認められた。

第一の黄金法則:
 収入の十分の一を貯めるならば、黄金は自ら進んで、しかもだんだんとその量を増やしながらやってくるだろう。

第二の黄金法則:
 貯まった黄金がさらなる利益を生むような働き口を見つけてやり、 家畜の群れのごとく増やせる賢明な主人となるならば、黄金は勤勉に 働いてくれるだろう。

第三の黄金法則:
 黄金の扱いに長けた人々の忠告のもとに黄金を投資するような慎重 な主人であれば、黄金はその保護のもとから逃げようとはしないだろ う。

第四の黄金法則:
 自分のよく知らない商売や目的、あるいは黄金を守ることに長けた 人々が認めなないような商売や目的に使われる黄金は、その人間から 逃げてゆくことだろう。

第五の黄金法則:
 あり得ないような莫大な利益を生ませようとしたり、詐欺師の魅惑 的な誘いに従っ たり、あるいは自らの未熟で非現実的な欲望に頼ったりするような人間からは、黄金は逃げてゆくことだろう。

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第5話 自ら稼いだ資金の運用は、こうして決める

  -富豪の金貸しメイソンの忌諱なき忠告

 バビロンの槍職人ロダンが、思いがけなく王様より金貨五十枚の大金をを頂戴し、その運用をどうしたら良いか途方に暮れ、金貸しのメイソンに相談に行く物語。

 財産を守り、その恩恵をこうむるように金を稼ぐには、保守的になることだ。大きな収益が上がるからという理由で金を貸すことは、わざわざ損失を招くことになる。

 -より慎重な選択こそが、大きな後悔から身を救う。

第6話 「強固な城壁」は、人々を恐怖や不安から守ってくれる

 -老戦士パンザルの確固たる自信

 バビロンの軍隊が王に従い遠征しているときに、アッシリア人の圧倒的な軍勢から攻撃が仕掛けられた。守備隊がごくわずかしか残っておらず、必死の防戦を余儀なくされた。

 老戦士パンザルは戦況を知るのに格好の場所にいたため、不安に駆られたバビロン市民がひっきりなしにパンザルに戦況を聞きに来た。 そのたびにパンザルは、老戦士の持つ落ち着き払った平静さで、「 バビロンの城壁はみんなを守ってくれる」と答えてい た。

 延々と激戦が続く中、四週間目に入って五日経ったとき、敵軍が退却していくのが見え、守備隊から大きな叫び声が上がった。人々は家から飛び出し、街路は群衆で溢れかえった。

 バビロンの城壁はまたもや持ちこたえて、市民を守ったのである。

 私たちは、「 自らを守るという目的」を達成するための優れた方法を知っている。つまり、保険」であり、 貯蓄」であり、「信頼 できる投資」などの〝 強固な城壁〟となるものである。

 -安心なくしては我々は生きられない。

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第7話 奴隷に成り下がってっも、「人間としての誇り」を忘れなかった男

 -元奴隷、富豪の駱駝商人ダバシアの数奇な体験

 無一文で腹をすかしたタルカドが、借金をしていて一番会いたくない駱駝商人のダバシアに、ばったり会ってしまった。

 稼げない理由を「つき」がないと言い訳するタルカドを、ダバシアは食堂に連れ込み、自分はヤギの脚を一本をを食べながら、水だけのタルカドに自分がどのように駱駝商人になったかを語り始める。

 ダバシアは借金苦から悪党の仲間になったが、捕まって奴隷としてシリアに売りとばされた。しかし奴隷として仕えた女性に自由人としての誇りを思い出させてもらうとともに奴隷の境遇から逃がしてもらった。そして決死の思いで砂漠を渡り切りってバビロンに戻った。富豪の金貸しメイソンの助けもあり、誠意をもって借金を返済して今の地位を築いたのだった。

 -決意あるところに、道は開ける。

第8話 「バビロンの知恵」は現代にも通用するか

 -出土した粘土板が伝える貴重な記録

 メソポタミア、ヒラーの英国科学探検隊、フランクリン・コールドウェル教授宛ての手紙から始まる。送り主は、ノッティンガム大学の考古学者アルフレッド・H・シュルーヴェリィ。

 メソポタミアで出土した5枚の粘土板がイギリスに無事到着した旨を知らせる手紙。
 粘土板を解読した結果、そこには駱駝商人ダバシアが、富豪の金貸しメイソンの知恵に従って、収入の10分の1を自分たちのために支払い、10分の2を借金の返済に充当し、残りの10分の7で生活をしたことが記されていた。
 これは、ダバシアの収入が多い月も少ない月もその割合を変えることなく、誠実に借金を返済し、最後は融資をしてくれた全ての人達から再び信頼を勝ち得ることができた。

 そして、二通目の手紙で、アルフレッドもまた借金に苦しんでいたが、ダバシアと同じ方法で借金を返済することができた。
 ダバシアの亡霊に宜しく。

第9話 幸福- それは労働の喜びを知ること

 -元奴隷、富豪の大商人、シャルゥ・ナダの愛ある教え

 バビロン第一の大商人シャルゥ・ナダが、かつての恩人でありパートナーであった、アドラ・グラの孫、ハダン・グラをダマスカスからバビロンまで自らのキャラバンに同行させ、その長い旅の中で労働の喜びを教える物語である。

 ハダン・グラは労働に価値を見出さず、奴隷こそが労働するものであり、自由人は労働はせず遊んで楽しく暮らすものだという考えを持っていた。
 シャルゥ・ナダが意を決して、自分と恩人アドラ・グラがともに奴隷の身分におちたこと、そしの数奇な運命と大いなる労働でお互い大商人になれたことを語り、ハダン・グラに大いなる気づきを与え、労働の大切さを理解するに至ったのだった。

まとめ

5.matome-76

 さて皆さん、いかがでしたか?
「【息子に教えたい】 超要約・「バビロンの富豪」」をご紹介しました。これから日々の生活を送る上での参考になったでしょうか。

 実際の感想として、「もっと若い時に読んでおけば、人生変わったかもしれない」という思いでいっぱいです。
 そのため、「息子に教えたい」という、枕詞をつけています。

 確かに一部は実践していましたが、特に「第三の知恵:貯めた資金は寝かさずに増やすべし」などは、もっと真剣に考えておけばよかった、とちょっと残念です。

 最後に、原本のご紹介して終わりにしたいと思います。読みやすいまんが書籍も出ていますので、ぜひ手に取っていただきたいです。

 では、明るく、楽しく、前向きに、毎日をお過ごしください。

(「バビロンの大富豪」リンク)

・読みやすい漫画版!

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